暦の上では立秋も過ぎて秋が始まっているのですが、
暦の流れに反するように暑さは日々厳しくなっているように感じます。
だけれども、暑さとじりっとした日差しに目を細めつつ見上げた空には、
入道雲ではなく、うろこ雲が浮いていました。
また、先日足を踏み入れたお店には栗やかぼちゃといった素材のお菓子が並んでいて、
私の気づかぬところで少しずつ秋は近づいてきているのだなと感じたところです。
秋は秋の味覚がたくさん出てきますが、
夏にだって夏の美味しい味覚があります。
美味しいやら、楽しいやらで、つい食べ過ぎてしまうことってよくありますよね。
だけれども、「太ったらどうしよう。」という事にとらわれ過ぎて
楽しい時間を思いっきり楽しめないなんて、勿体ないと思いませんか?
ですから今回は、秋が深まるその前に、
食べ過ぎた体を上手にリセットする方法のポイントを簡単に抑えておきたいと思います。
皆さんも「食べ過ぎをリセットするには食べてから12時間が勝負!」と、
聞いたことがあるのではないでしょうか?
その仕組みと、リセットするために摂った方が良い食材、してはダメなこと、などを
あなたの知識ボックスのメンテナンスも兼ねて
私と一緒にサクッとおさらいしておきませんか?
初めて聞くと言う方にも全容を掴んでいただきやすいようにご紹介しますね。
【食べたものが脂肪に変わる順番と時間の目安】
食べたものが体の脂肪に変わる時間は食べてから約48時間だと言われています。
あれ?さっきは12時間って言っていなかったかしら?と思われた方。
そうなんです、脂肪に変わりやすい順番というものがあるようで、
脂質に関しては12時間以内に脂肪として蓄えられ、
炭水化物、タンパク質、糖質は、メニューの栄養状態によって異なりはするものの、
早い場合は、1~2日(48時間)かけて少しずつ脂肪酸に変わり蓄えられていくようです。
脂肪に変わる順番と時間の目安を知って
目安時間内に出来るだけ体内をリセットするようにすることで、
体に付く脂肪を少なくすることができます。
【じゃぁ、食べ過ぎた翌日は断食すればいいのでは?これは、大きな間違いです!】
食べ過ぎても、翌日にポイントを押さえた食生活をすれば十分リセットが可能です。
このような事を聞いてしまうと、翌日に断食に近いことをしてしまいがちですが、
食べ過ぎたからといって断食はしてはいけません。
これをしてしまいますと体の生存本能が働き、
体内活動を抑えてエネルギーを温存し、脂肪を蓄えようと体が働きます。
良かれと思って間違った方法で摂取エネルギーを減らすと、
食べた分がしっかりと脂肪として蓄えられますので要注意です。
食べ過ぎた翌日程、規則正しく1日3食きちんと食べましょう。
その時に、主食、お野菜をしっかり食べて、水分を多めに取りましょう。
【何でも食べてもいいの?食べ過ぎた翌日は食べ方、メニューに少しだけ工夫を!】
食べ過ぎや飲み過ぎのリセットのお助け栄養素は、食物繊維です。
ごぼうやブロッコリーなどの食物繊維を含んだ食材を食べて
体内に溜まってしまいそうな不要物を体の外へ出してもらいます。
※食物繊維にも2種類ありますので、もっと詳しく知っておきたい方は過去記事を参考にどうぞ。下記にリンクあり。
自分の身体の無理がない範囲を考慮しつつ、翌日は「野菜中心の和食」と、考えてください。
食物繊維による影響で代謝も良くなり脂肪になるのを防ぎます。
体内にある不要なものを「出す」ためには、それらを流すための水分も大切です。
食べ過ぎる時というのは塩分を摂りすぎていることが多いため、
体が浮腫むという方も多いのではないでしょうか?
余分な塩分と水分を排出する時に役立ってくれるの栄養素はカリウムです。
※カリウムについて、もっと詳しく知っておきたい方は過去記事を参考にどうぞ。下記にリンクあり。
カリウムは、フルーツやお野菜にたっぷり含まれています。
特に、この時期ですとスイカ、冬瓜、カボチャ、トマト、バナナなどに多いので
お嫌いでなければお助け食材として覚えておくと良いのではないでしょうか。
体が浮腫むと老廃物が溜まり、セルライトができやすくなってしまいますので、
食べ過ぎ、飲み過ぎの翌日は溜まる前に流してしまいましょう。
【最後に、もう一度まとめておきましょうか。】
食べ過ぎや食べ過ぎの翌日は、
女性がしてしまいがちな一食抜いてみたり、
炭水化物だけを抜いたりしては逆効果です。
規則正しく1日3食きちんと食べて水分も多めにとりましょう。
食べるメニューは主食とお野菜をたっぷり食べられる和食メニューをチョイス。
余裕があれば、メニューの食材に拘ってみましょう。
チェックポイントは食物繊維とカリウムを意識すること。
もう少し余裕が出てきたら、一駅分歩く、階段を使う、運動をする、
ストレッチをするといった運動を組み合わせれば完璧です。
私は食べ過ぎた翌日は和食なのですが、
そこに、いつもより多めにレモン水を飲むよういしています。
過去記事でもお話しさせていただいていますが、
浮腫みを取り除いたり、防止したり、体に嬉しい効果がたっぷりです。
皆さんも仕組みを知った後は自分の体に合う組み合わせ、
欲しい効果の組み合わせでリセットしてみてくださいませ。
今日を丸ごと楽しみながら、心も体も健やかにまいりましょうね。
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