皆さんはガムを召し上がる機会はありますか?
私は嫌いではないけれど自分で買う機会はあまりなく、お福分けしていただいたときに口にする程度のお付き合いです。
先日、その稀な機会が訪れたのです。
「はい、あげる」
笑顔と一緒に小さくて可愛らしい手から差し出されたガム。
小さなオトモダチの行為を無下にすることはできないので、既にお腹いっぱいだったけれど、少しばかりテンションを上げて「ありがとう」と受け取りました。
私の手に乗せられたガムはビー玉のように丸くて、オレンジ色をしていました。
可愛いガムだなと思いながら親指と人差し指の間で転がしていると、そんな私を見た小さなオトモダチは若干のシワを眉間に寄せ、「早く!早く食べて!」と急かすのです。
見ようによっては、どこかの映画のワンシーンに出てきそうな「俺の注いだ酒は飲めないのか?」といった風にも見え、私は小さく苦笑しつつオレンジ色のそれを口の中に入れました。
甘いお砂糖でコーティングされたガムはほんの少しオレンジの香りがしました。
「かんだ?ちゃんと、かんだ?」
前のめりで詰め寄るオトモダチが手にしているのはチョコレート。
「(何だか、嫌な予感がする)」私の本能がそう告げた瞬間、「はい、これ一緒に食べて」先が読めた私は、それを口にするしかなかったのございます。
皆さんはガムとチョコレートを一緒に食べた事はありますか?
この「一緒に」とは、口の中で両方が混在する状態です。
大人レディにするお話ではありませんが、たまには、こんなお話しでの息抜きはいかがでしょか?
この2つを口の中で一緒に食べると、ガムが溶けてなくなってしまうのです。
もしかしたら、子どもの頃の記憶を思い出された方もいらっしゃるでしょうか。
ガムの主成分はポリ酢酸ビニルというものなのですが、この成分はチョコレートに含まれる油分(カカオバター)によって分解して(溶けて)しまいます。
クッキーなど油分(バター)を含んだお菓子も、チョコレートと同じようにガムを溶かすことができます。
これは皆さんのご想像どおり、ガムもチョコレートもクッキーも美味しくなるわけではなく、ガムが消えてなくなるという、ただそれだけのことです。
しかし、「ただそれだけ」のことが、発展途上中の小さなオトモダチにとっては不思議で楽しいことで、その体験を私にシェアしてくれた出来事でした。
大人レディーの皆さんは、種明かしだけでは少々物足りないと思いますので、知識ボックスに忍ばせられる小ワザも添えておきますね。
もし、髪の毛にガムが付いてしまったときは、この種明かしを応用してください。
まずは、絶対に水で洗わないこと。
そして、ヘアワックス、ヘアクリーム、ヘアオイル、椿オイル、オリーブオイル、ごま油などの油分をたっぷりとなじませて5分程置きます。
その後、タオルなどを使いながらガムを剥がします。
ガムが取れたらシャンプーで取り残したガムと油分を洗い流します。
ガムが付いてしまってピンチ!!
そんなピンチの時には、あなたの知識ボックスの中からこの小ワザを引っ張り出してピンチを切り抜けてくださいませ。
ここだけのお話しですが、私はやはりガムはガムだけで、チョコレートはチョコレートだけで堪能したいと強く思った出来事でございました。
本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
ここへ足を運んで下さった皆さんの1日が充実した日となりますように☆彡
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