友人を自宅へ招いた日のこと。
「柊希の家は、いつも蚊が居ないけれど何かしてる?」と尋ねられた。
私は蚊に刺されやすいのだけれども殺虫剤の類をあまり好まないため、ハンドメイドのアロマスプレーを使ってルームフレグランス、消臭、防虫をまとめて行っている。
文章にすると、「わたくし、しっかりと対策しています風」に見えてしまうけれど、ズボラ柊希がすることだ。
一石二鳥以上を狙えることを確認した上で、ハンドメイドと言っても適当に混ぜ合わせるだけ。
することと言ったら、お掃除の最後や気が向いた時に、爽やかな香りをお部屋に広げたくてシュッとしているだけである。
それでも、蚊に刺されやすい私が自宅で蚊に刺されることはほぼ無いため、指摘されて気が付いたのだけれども我が家に虫刺され薬は置いていない。
自分で感じている以上に効果を得ていたことに少し驚きつつ友人に話すと、たったそれだけで?と半信半疑のようだった。
しばらくして、友人は、風に当たりたいと言って飲み物を手にベランダのガーデンテーブルへ移動した。
「柊希もおいでよ」
「私は、今はいいや」
ベランダと室内で、そのようなやりとりを交わす。
夜風を堪能した友人が窓を閉めながら室内へと戻ってきたのだけれど、「あ、網戸、逆!」そう言った私に、友人がポカンとした顔でこちらを振り返り、「細かいな~、網戸の位置、決めてるの?」と笑った。
「いやいやいや、細かいんじゃなくて、網戸を左側に寄せてしまうと隙間が出来て、そこから、蚊とか虫とか入ってくるでしょ。網戸は右側。」
「・・・・・・そ、そうなの?」
そう言いながら友人は、網戸の位置を右に、左に寄せては確認し、「あぁ、隙間ある」と蚊が泣くような声で言った。
友人宅に蚊が多いのは、網戸の位置も間違いなく関係している。
そう確信し合った瞬間だ。
皆さんのご自宅は蚊や虫の侵入をしっかりと防ぐことが出来ていますか。
家具の配置によって、いつの間にか網戸の定位置が窓に向かって左側になっている、なんてことはありませんか。
網戸の定位置は窓に向かって右側です。
とは言え、どうしても左側を網戸にしたいシーンもありますよね。
そのような時には、左側の窓を全て右側へ開けきってください。
中途半端に開けてしまいますと隙間が出来ますので、全部開けるか、キッチリ閉めるかの二者択一です。
これから増える蚊をシャットアウトするべく、夏がくる前に家中の網戸の位置を確認してみてはいかがでしょうか。
関連記事:
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/