私たちが普段、何気なく飲んでいるお味噌汁。
昔から「お味噌汁は朝の毒消し」と言われていたことをご存知でしょうか。
お味噌汁にはたくさんの身体によい効能があるのですが、
最近では食事のメニューもグローバル化してきたことから、
食べ合わせやメニュー構成にも変化があり、
毎日お味噌汁を飲むというご家庭は減少してきているのだとか。
だけれども、お味噌は健康と美容に良い万能な発酵食品です。
今回は私たちに馴染みのある日本食の代表の一つともいえる「お味噌汁」を
改めて見直してみませんか?というお話です。
お味噌は、栄養たっぷりの大豆を麹を使って発酵させることで、
もとの大豆以上の豊富な栄養を含んだ万能食品になります。
もとが大豆であるお味噌は、たんぱく質が豊富。
発酵の過程では、このたんぱく質が分解されてアミノ酸をつくります。
「アミノ酸ってよく聞くけれど結局何ぞや???」と思われる方のために、
簡単にサッっとお伝えすると
アミノ酸は、私たちの体の中では作ることが出来ないけれど、
生きていくために体に必要なので摂取しなくてはいけない成分。
そして、このアミノ酸の得意分野は、
免疫力を上げて、疲労を回復させて、脂肪を燃焼させて、
美肌ときれいな髪の毛を作って、リラックス効果を届けること。
お味噌はこのアミノ酸以外にも、
書き上げたらキリがない程、とても多くの栄養素を含んでいます。
そして、お味噌汁はお味噌の栄養だけではなく、
お出汁や一緒に煮る食材の栄養も加わるので、
お手軽だけれども、とても栄養価の高いひと品です。
何となく体に良いことは確認できたところで、
具体的には、どのような事に効果があるのかと言いますと、
がんを予防にしたり、コレステロールを抑えたり、胃の粘膜を守ってくれたりします。
コレステロールが抑えられれば、高血圧だけではなく動脈硬化予防にもなります。
また、お味噌には、放射性物質を体の中から除いてくれる働きがあるため、
原爆が投下された当時の日本では、濃いお味噌汁と塩分多めのおむすびを摂るように言われていました。
これを実践した方の多くが原爆症の症状が出なかったことから、
チェルノブイリ原子力発電所、福島第一原子力発電所の事故の時にも、
お味噌汁を積極的に摂るように言われていました。
ただ、このような事故がなかったとしても、
私たちは、空気中や食べ物など、自然界の様々なものから目には見えない放射線を日々受けています。
敏感な方は病院でレントゲン検査を受けた後に
少し身体がだるいように感じられることがあるかと思うのですが、
これは普段よりも多くの放射線を一度に浴びたことによる症状のひとつです。
これらは一度、体の中に入りますが時間の経過とともに減り、
体の外へ出されるようになっていますので過剰反応する必要はないと思いますが、
日ごろの食事の一品、お味噌汁が、美容と健康を保つために効果的なのだとしたら
これからも積極的に摂っていきたいメニューのひとつですよね。
具材を変えてみたり、お出汁の配合やお味噌を変えてみたり、
その他のアレンジを加えて和風、洋風、中華風のお味噌汁にしてみたり、
楽しみ方も自由自在のお味噌汁。
そう言えば、お味噌汁を飲む機会が減ってきているな、という方。
ちょっぴり意識してみてはいかがでしょうか。
お味噌汁のお話をしていましたら、何だかワタクシ、豚汁気分でございます。
皆さんも今夜のお夕飯に、豚汁などいかがでしょうか?
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