唐揚げにレモン、これは思うよりもデリケートな好みであるように思う。
唐揚げにはレモンがなきゃ嫌だという人、唐揚げにレモンはあり得ないという人、あっても無くてもどちらでも良いけれどという前置きがあった上でのあり派、なし派。
その日の気分でレモンを使う人、使わない人と、ざっと挙げただけでもこれだけのパターンが存在する。
そう思うと、自分の気分だけでレモンをかけたり除けたりする行為は、配慮が足りないと言われても仕方がないように思う。
たかがレモン、されどレモン、である。
私は、あっても無くてもどちらでも良いけれどという前置きをした上での、レモンあり派。
さっぱりと食べられるからという理由もあるのだけれど、一番の理由は唐揚げにレモンを絞りかけると、レモンに含まれている酵素が毒素をテキパキと分解してくれるからだ。
お肉やお魚、乳製品や卵も私たちの体にとって、とても大切な栄養をたっぷりと含んでいる食材だけれども、
このような動物性たんぱく質は、体内で分解される際に毒素を発生すると言われている。
私たちの体には、毒素が発生したとしても不要なものと一緒に体の外へと排出されるシステムが備わってはいるのだけれど、
動物性たんぱく質の消化を得意としない日本人の体には、負担が大きいとも言われています。
しかし、いくらお肉やお魚、乳製品、卵などを食べなくても大丈夫で、その方が健康的だと言われても、必要に迫られている方を除いては、そのような食生活を続けるのは現実的ではないようにも思います。
だからといって、好き勝手に口にしていては、体は確実に消耗していきますので、ちょっとした健やか貯金として出来ることを覚えておくのはいかがでしょう。
今回は、そのようなお話です。
体にいいことを続けることも大切ですが、しなくてはいけないことが増えていくのは時に窮屈です。
ですから、いくつかの対策を覚えておいて、その時々で気分や好みで何かしらを取り入れるのも、健やか貯金のコツではないでしょうか。
唐揚げにレモンをかける以外にも、焼き魚やハンバーグ、卵焼きなどには大根おろしを添えるのも手。
これも、大根に含まれている酵素がお魚やお肉、卵といった動物性たんぱく質によって出る毒素をテキパキと分解してくれるため、体に必要な栄養だけを摂取することができます。
もし、お肉もお魚も、卵焼きだって自由に食べたいという気分の日には、それ以上の量のお野菜や発酵食品を食べることを意識すると良いかと。
あれこれ考えるのが面倒な時には、お野菜も発酵食品のお味噌も一緒に摂取できる具だくさんのお味噌汁がおすすめです。
自炊であれば、冷蔵庫内の中途半端に残っているお野菜を使い切ることもできますので、地味に一石二鳥以上です。
健やか貯金をしたいけれど、タイミングやお付き合いなどで思うような食事を摂ることができない日もあります。
そのような時には、口にするものを普段以上に、しっかり、しっかり咀嚼してみてはいかがでしょう。
唾液には解毒のチカラがあると言われていますから、しっかりと咀嚼することで解毒と消化にかかる体への負担減らし、ダイエットの手助けと、こちらも幾つかの嬉しい効果へ繋がります。
他にも時々、お食事メニューを敢えて一品減らして食事を軽くしたり、お肉を使ってカレーやシチューを作っている方は敢えてお肉を抜いた野菜カレー、野菜シチューにしてみても良いのではないかと。
こうして丁寧に仕組みを確認してみると、自分の食生活を見直して何かしら気が付くこともあるのではないでしょうか。
体内で発生してしまう毒素は、できるだけ早く体の外へ出すための、仕掛けを。
時には、消化器官にも休息を。
そのような時のヒントにしていただけましたら幸いです。
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