幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

【お知らせ】10/16~10/23まで更新を休ませていただきます。

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幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ

こんにちは。

こちらで執筆させていただいております柊希と申します。

いつも、大切なお時間を使ってお越しくださいまして、ありがとうございます。

皆さんの足跡全てが私のタカラモノです。

 

本日10/16~10/23まで、更新を休ませていただきます。

更新再開は10/24からでございます。

少し席を外しますが、よろしくお願い致します。

 

今日も皆さんと皆さんの大切な方々が笑顔でありますように☆彡

口角をキュッとあげてまいりましょうね。

柊希

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大人になった今だからこそ感じられる、もうひとつの世界|『ひょっこりひょうたん島』編

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造形作家の方とやり取りをしていたときのこと。

本題は少しずつ脱線していき、気が付いたときには人形劇の話をしておりました。

子どもの頃の私は、お人形遊びや、おままごと遊びの類に興味がなく、

お人形は飾って愛でるものだと思っていたのです。

多分、お人形は人並みに好きだったのでしょうけれど、

自分以外の誰かになりきって遊ぶというものが苦手だったのだろうと思います。

そのようなことが影響しているのかまでは分からないのですけれど、

私は、人形劇というものを実際に観た経験があまりないのです。

観たと言えるのは、テレビなどの企画で

昔の人形劇が復刻されて放送されたものを偶然目にしたくらいかと。

その中でもテーマ曲のインパクトが大きく、

いつの間にか、知ったような気になっている人形劇があるのです。

NHK総合テレビで放送されていた『ひょっこりひょうたん島』という作品。

キャラクターを目にしたリ、テーマ曲を耳にしたリしますと、「あぁ、あれね」と思うのですけれど、

実際には何も知らない自分に気付き、

「あれ?私、全然知らないじゃない」とハッとしたことがあったのです。

好きだと思っていた人のことを何も知らなかったことに気付いた時の気分って、

きっと、このような気分なのかもしれませんね。

それから私は、急にこの作品のことを知りたくなって、

復刻版を観たり、作品の創作秘話などを追ったのです。

 

『ひょっこりひょうたん島』のあらすじはこう。

サンデー先生と子どもたちは、遠足で「ひょうたん島」へ行きます。

すると運悪く、突然、火山が噴火してしまうのです。

そして、この噴火の影響でひょうたん島は、サンデー先生と子どもたちを乗せたまま、

島ごと海へ流されてしまいます。

彼らは漂流しながら、ひょうたん島で生活を始めます。

その中で、ひょうたん島へ流れ着く人々や、

島が流れ着いた先々で出会う人たちとの間に起こる出来事を追うような形でストーリーが展開していきます。

 

癖のあるキャラクターたちの日々と、ときにハッとさせられる内容に、

当時の子どもたちは、どこまで、この中身を理解していたのだろうかと思ったら、

いつもの癖でストーリーの奥を覗いてみたくなってしまったのです。

すると、原作者のひとり、井上ひさしさんが、

『ひょっこりひょうたん島』のもうひとつの設定をお話された記事に辿り着きました。

 

そのもうひとつの設定といいますのは、

火山が噴火したときに、既にサンデー先生と子どもたちは全員死んでおり、

このストーリーは、死後の世界を描いたものだというもの。

もちろん、創作する過程でひょうたん島での食糧問題をどうするか、など

大人目線ならではの事情も絡んではいたようなのですれど、

食糧調達などの切羽詰まった状況が表れないのは死後の世界だからというもの。

さらに、子ども向けの作品であるにも関わらず、

霊場などで流されることが多い「ご詠歌」が劇中で使われていたり、

四国遍路、四国巡礼を思わせるような表現も幾度も登場します。

このような、もうひとつの設定でストーリーを見ますと、

また違った見え方をする作品なのですが、

人が避けて通ることはできないテーマが根底にあるからこそ、

長い間、世代を超えて触れることができているのかしら、と思ってみたりしております。

もちろん、個性的でチャーミングなキャラクターたちとストーリーの魅力あってこそだと思うのですけれど。

 

『ひょっこりひょうたん島』の存在を知っている方は多いかと思います。

触れる機会がありましたら、

大人になった今だからこそ感じられる、

もうひとつの世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

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「てんてこ舞い」と「きりきり舞い」、どちらがお好き?

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ある日、友人の子どもとお喋りをしていたときのこと。

「『てんてこ舞い』と『きりきり舞い』はどっちが好き?」

と不思議な質問を投げかけられた。

答えに困った私は、みかちゃんはどっちが好き?と少しずるい手を使った。

すると彼女は、

「わたしは、てんてこ舞いの方が好き。だって、テンテコ、テンテコってかわいいし、楽しい。」

と間髪を入れず答えながら両手の人差し指を顔の横でゆらゆらと揺らし、

リズムを取るような仕草をして見せた。

いずれも、忙しくて慌ただしい様子を表していて、言葉が持つ意味に大差はないのだけれど、

語源だけは少しだけ異なっている言葉だ。

「てんてこ舞い」の「てん」は、祭囃子などで使用される太鼓の音を表したもので、

この太鼓の音に合わせて舞いながら神輿を先導した女性たちがいた。

彼女たちの舞いを「手古舞(てこまい)」と呼んだそうなのだけれども、

リズミカルで楽し気な太鼓の音に合わせて、

あちらへ、こちらへと移動しながら舞いつつ神輿を先導するのだから、

きっと慌ただしい舞いだったのでしょう。

これらが組み合わさり、「てんてこ舞い」になったという説がある。

一方、「きりきり舞い」の「きりきり」は、コマが高速回転する様子を表したもので、

忙しくて慌ただしい様子を、これに重ね合わせて「きりきり舞い」と呼ぶようになったと言われている。

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それにしても、子どもの感性は柔らかくて鋭いことが多い。

語源を調べたようにも、教えてもらったようにも見えなかったけれど、

先人たちの感じたこと、見ていた風景を感性で感じとり、

しかもそれを、「可愛くて楽しい」とサラリと言いきってしまうのだから。

小さなオトモダチの軟らかくて自由なそれを、ほんの少し、羨ましく思ったある日のできごとだ。

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「長雨」と「秋の長雨」は似て非なるもの。

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しとしとと優しい雨が降ったり、止んだりを繰り返している。

ベランダに出ると、雨の匂いを含んだしっとりと冷たい空気が在った。

2、3度深呼吸をすると、寝不足気味の脳内がしゃっきりと目覚めたような、そんな気がした。

ようやくやってきた秋の長雨に、本格的な秋の訪れを感じた。

 

そう言えば、「長雨」という言葉がる。

時に、「秋の長雨」と混同されることがあるけれど、私も同じものだと思っていたことがある。

同じものと思っていたというよりは、

その違いに、それほど興味がなかったといった方が正確だろう。

そのような認識だったため、わざわざ「秋の~」という前置きは要らないだろうと

無意識思っていたようで、会話の中で「秋の」という部分を省略したことがあった。

すると、「柊希さん、それは違うわよ」と指摘してくださった方がいた。

今思えば、言葉の世界の楽しさを教えてくださった方の中のおひとりのように思う。

とは言うものの、正直なことを言えば、

「空気で察してくれてもいいんじゃないかしら」と思っていた当時のワタクシ。

その方は、「想像する景色や見える景色が増えて楽しいのよ」とおっしゃった。

そのような言い方をされれば見てみたいと思うのが人の性。

気付いた時には、「どう違うんですか」と口から零れていた。

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「長雨」というのは一般的に梅雨のことを指しているため、

梅雨の時期のご挨拶やお手紙などで使うと、

わざわざ「梅雨」という言葉を選ばなくても梅雨の景色を含み匂わせることができる言葉だという。

そして、「秋の長雨」は8月下旬あたりから10月頃の雨続きの日々を指しており、

この雨の日が過ぎ去れば、季節の狭間を越えて本格的な秋の到来の目印となっているのだと。

 

それからしばらくして、読んでいた本の中に「長雨」という言葉が登場した。

その時には、このやりとりのことなどすっかりと忘れていたのだけれど、

梅雨時期の雨だと思って読んでみると、ただ雨が降る日々だと思って読む以上に、

臨場感あふれる世界が広がった。

そして、作者からの隠されたメッセージを受け取ったように感じられてテンションが上がったのだ。

「想像する景色や見える景色が増えて楽しいのよ」、あの言葉がふわりと浮かび、

ストンと腑に落ちた瞬間でもあった。

もちろん、このような知識を事前に持っていたのなら、

「隠されたメッセージ」だと言えるほど大げさなことではないのかもしれないけれど、

少なくとも当時の私にとっては、作者とコミュニケーションを取れたような、

ちょっと嬉しい瞬間だったのだ。

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和歌の世界で「花」と言えば「桜」を表すことが多いけれど、

ぼんやりと花を想像した世界と、満開の桜を想像した世界では印象が異なる様に、

同じものを読んでいても、見ていても、想像する世界や見えている世界は人それぞれ。

それならば、やっぱり私は、ひとつでも多く素敵な世界を見てみたいと思うし、

何より楽しめるだけ楽しんでみたいと思う。

言葉の世界に限らず、目の前に広がる変わりない日常も同じように。

秋の長雨がやってくると、過去の記憶とともに、そのようなことを思う柊希でございます。

お喋りが過ぎてしまったけれど、「長雨」と「秋の長雨」は別物。

機会がありましたらチラリと思い出していただけましたら幸いです。

ここへ足を運んで下さる皆さんに、今日も“ちょっぴりイイこと”がありますように☆彡

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冷凍大根で体内環境をこまめに整えてみませんか。

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旬のものを中心にした食事を摂っていると、

体内バランスが自然と整ってくると言いますが、

自然のリズムと体のリズムが一番自然な状態で同調するからなのかもしれませんね。

店頭に並ぶ立派な大根たちを手に取り、そのようなことを思っておりました。

年中口にできる大根ですが、やはり旬のものは栄養も凝縮されております。

大根のチカラや食べ方のちょっとしたコツに関しては、

既にお話させていただきましたので、

今年の秋は、大根の長期保存の方法をおさらいしてみませんか。

大根を買いすぎてしまった方や、

なかなか食べきることができるに無駄にしてしまうことがある方、

たくさんいただいた大根にてんてこ舞いだという方、

今日も柊希につきあってあげる!という方、

お飲み物片手に、ちらりと覗いていただけましたら幸いです。

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大根は、ビタミンAやビタミンCも豊富ですが、外食が続いたり、お酒が続いた時など、

過剰に摂取してしまったデンプンを分解してくれる成分も含まれていますので、

楽しいイベントが増えるこれからの季節は、

体内環境をこまめに整える食材のひとつとして、とても重宝します。

ですが、このようなイベントが続くときには食材を無駄にすることも多いので、

ベストな食材をベストタイミングで食べられないこともあるものです。

このような時には、冷凍保存を利用して、

いつでも美味しくレスキューフードを召し上がってみるのはいかがでしょうか。

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【1】大根は新鮮なうちに皮を剥いて、使いやすい大きさにカットします。

【2】これをひとつずつラップで包み、できるだけ空気に触れないような状態にしたものを、

【3】丈夫なフリーザーバッグに入れ冷凍するだけです。

 

使用する際は、自然解凍して半解凍の状態のうちに調理します。

煮物などに使用する際には、軽く下茹でをしてから、

もしくは、だし汁に浸した状態で解凍してから煮込みますと、

味の染み込みが良くちょっとした時短にもなります。

大根おろしから様々なお料理に使用できる冷凍大根ですが、

私はサラダには向かないように感じます。

大根サラダは新鮮なうちにシャキシャキを楽しんでくださいませ。

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大根は常温保存、冷蔵保存もできるお野菜ですが、

日に日に鮮度が落ちていき、丁寧に保存したとしても4日~1週間ほどかと思います。

冷凍した場合は1か月ほどもつと言われておりますが、

冷凍庫環境もご自宅によって異なりますので、

3週間ほどで食べ切るくらいが味が安定しているような気がいたします。

外食や味の濃いお料理が続いた日は、

冷凍大根を使ったメニューに添えて体内環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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甘辛い誘惑は味蕾(みらい)マジック。

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差し入れにいただいたクッキーをお皿に盛り付け、柚子の香りが爽やかな和紅茶を淹れた。

お皿とマグカップを手にPCの前に座ろうとしたのだけれど、それらを握る手に力を入れ直し、気分転換にリビングへ移動した。

厚みがあり、口の中でほろほろと崩れるクッキーには、パティシエこだわりの岩塩とキャラメルが練り込まれており、甘味と塩味のバランスがたまらない危険な味がした。

いつ頃からだろうか、スイーツ界に甘味と塩味のコラボレーションが登場しだしたのは。

甘いだけのものよりも、甘味にほんの少しの塩味が加わることで甘さが増したように感じられ、甘味に飽きそうになると、今度は塩味が顔を出し、それを口にする者を無限のループの入り口へと誘うのだ。

甘味の主であるお砂糖は、快楽中枢を刺激し、神経伝達物質のひとつであるエンドルフィンを分泌させると言われているけれど、

エンドルフィンは、気持ちをリラックスさせたり、抵抗力を高める効果があるようで、

副作用がないモルヒネと表現されることもある。

と同時に、「あと1枚だけ」「あとひと口だけ」「あと少しだけ」といった罠にはまってしまうこともあり、個人差はあるものの甘味に依存してしまう人も少なくない。

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そもそも、どうして甘味と塩味を合わせると私たちは虜になってしまうのか。

そのようなことを思いながら、私は2枚目のクッキーへと手を伸ばした。

私たちの味覚は、舌の上にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる味を感じることができる小さな器官が担当している。

甘味や塩味などを感じる神経は、個別に役割分担されており、甘い、辛い、酸っぱい、苦いといった味を認識するまでには時間差があるという。

この、味を認識するまでの時間差によって、塩味は甘味よりも早く認識できるそうで、

最初に塩味を感じるからこそ、その後にくる甘味が、本来の甘さ以上に甘く感じられ、じんわりと口の中に広がっていくのだ。

塩とキャラメルを合わせたものや、塩とチョコレートを合わせたもの、柿の種にチョコレートをかけたようなものなど、塩味と甘味を合わせたメニューは、ひと口で2度美味しい味蕾(みらい)マジックということである。

そして、このマジックにかかってしまった人々によって、甘辛い味は形をかえながら定着し、進化を続けているのではないだろうかと、その道のプロである知人に聞いたことがある。

美味しくてリラックスできる甘辛い誘惑を楽しむ日があっても良いけれど、食欲の秋です。

甘辛い誘惑から抜けられなくなるような事がないよう、ご注意あれ。

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クローゼットや引き出し内の湿気に注目してみてはいかがでしょうか。

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クローゼットの隅の様子をガサゴソとうかがいながら奥の方へと手を伸ばし、

忍ばせてあった湿気取りを引っ張り出した。

それを手のひらに乗せ、目線の高さまで持ち上げた私は、思わずニヤニヤしてしまった。

私は、数種類の湿気取り剤を併用しているのだけれど、

プラスティック容器の中に水が溜まり、集めた湿気の量を目視できるタイプが特に好きだ。

嵩張ったり、溜まった水を捨てたり、容器を処分したりと

手間がかかるタイプの湿気取り剤ではあるのだけれど、

容器内に溜まった水分を目にすると、これだけの湿気を集めてやったぜ!と、

自分がせっせと集めた訳でもないのに、何だかとても充実した気持ちになるのだ。

たったこれだけのことでニヤニヤできるなんて、なんて平和なのだろうと思うこの頃だ。

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今回はクローゼット内に忍ばせてある湿気取り剤から繋がる

クローゼットの中とカビ臭さのお話でも、と思っております。

数種類の湿気取り剤を併用しているにも関わらず、

たっぷりの水分が溜まるのがクローゼットの中。

住み替えによって環境が変わっても、

クローゼット内の湿気の多さが変わらないところを見ると、

クローゼットの中というのは、気を抜くと、すぐに湿度が上がる空間なのだと思います。

そろそろ衣替えも終盤に差し掛かる頃かと思うのですが、

きれいに洗ってしまったはずの衣類が翌シーズンになると臭い、

着用前に一度は洗わないといけないという方は要注意。

目に見えるダメージが無かったとしても、繊維の奥でカビが繁殖しており、

そのカビが臭いを発している可能性があります。

 

このカビの臭いは天日干しによる殺菌効果で緩和されはするものの、

天日干しだけでカビがなくなるわけではありません。

一度洗ってから着用するよりも、

衣類用の漂白剤をぬるま湯に溶かして衣類を漬け置きし、臭いを取り除く方が効果的です。

ただ、これはカビ臭くなってしまったときの対処法のひとつですので、

事前にカビそのものを防ぐためには、

クローゼット内や衣類ケース、引き出しの中の湿気を出来るだけ抑えることがポイントです。

ご自宅のクローゼット内の湿気がどれ程溜まるものなのかを確認したい場合は、

多少嵩張りはするのですがリーズナブルな、

湿気を水分量で目視できるタイプのものを1か所に2個程入れて様子を見ると良いかと思います。

本来の適量は1個で十分な空間であるにも関わらず、

2個とも水分でちゃぷちゃぷになるようであれば、

湿気が多い空間だということが分かりますので、対処しやすくなります。

と同時に、これからの季節は虫干しや寒干しを行うのも良いのですが、

そのような時間の余裕がない場合も多々あるものです。

そのような時には、カラリと晴れた日などを選んで、

お部屋の換気と共にクローゼットや引き出しを開け放ち、

手っ取り早く風通しを良くしてみるのはいかがですか。

私が得意とする開け放っておくだけのズボラ対策ではありますが、

徐々にクローゼットの中に湿気が溜まりにくくなり、

クローゼットにとっても、お洋服にとっても好環境です。

季節の変わり目に洗い直しをしなくても済むように、

今年の秋からは、クローゼットや引き出し内の湿気に注目してみて下さいませ。

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コーディネートとスタイリングに違いはあるのかしら?

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秋の装いが街中に増えてきた頃だっただろうか、

友人が真っ赤なコーヒーカップをそっとテーブルに置きながら、

コーディネートとスタイリングって何が違うの?と言った。

そして、口をつけたばかりのティーカップから紅茶をコクッと喉の奥へと流し込む私に、

どう違う?と身を乗り出す様に続けた。

どちらもファッション用語として至る所で使われているけれど、

近年ではスタイリングという言葉の方が、

干ではあるけれど見聞きする機会が多いように感じている。

私も過去に、友人と同じ疑問を抱いたことがあったため、

頭のどこぞやかに眠っている、その違いを久しぶりに引っ張り出すことになった。

 

今回は、コーディネートとスタイリングという言葉の違いを簡単に覗いてみたいと思います。

何となく分かってはいるけれど、説明しようとすると上手く説明できないという方や、

この機会に言葉の違いを確認しておきたい方、

お時間がありましたら、柊希にお付き合い下さいませ。

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この言葉の違いを確認するポイントは、「何をするか」という点です。

例えばコーディネートとは、どういうことをすることだと思いますか。

コーディネートは、お洋服や小物を選び、合せることを表しています。

同じような形のトップスを選ぶにしても、この時季は、夏の素材でも真冬の素材でもなく、

秋に相応しい素材を使ったこのトップスを選ぼう、だとか。

このトップスに合うアウターはこれ、ボトムスはこれ、足元は?小物は?というように

アイテムを選んでいくようなイメージがコーディネートだと言えば分かりやすいでしょうか。

 

一方、スタイリングとは、選んだもの(=コーディネートしたもの)を

どのようなアレンジで完成させるのか、という点に注目したものです。

例えば選んだもの(=コーディネートしたもの)を2人の方が着てみたとしましょうか。

それぞれに似合うように着る為には、トップスの袖はそのまま?それとも少し捲る?とか、

裾はボトムスにインする?しない?とか、

ボタンはどこまで開ける?全部閉じてしまう?とか、

バッグは肩にかける?斜め掛けする?など、少しずつ着方を変えることで、

着ている人、それぞれに合ったスタイルに仕上がり、

同じものを着ていても雰囲気が変わることがありますよね。

選んだものを、どのように着る人に合わせるか。という視点がスタイリングです。

 

もっと簡単に言うならば、コーディネートは、お洋服は動かないけれど、

スタイリングは、誰かが着用し、お洋服が動く。というようなイメージでしょうか。

 

これからの季節は、おしゃれの幅も、アレンジの幅も広がる季節です。

そしてファッションには、お洋服のコーディネートやスタイリングだけではなく、

笑顔や姿勢なども含まれていて、

その人らしさを自由に楽しく表すものでもあると思うのです。

ファッションを纏うこと、色を纏うこと、自分らしさを纏うことを楽しみながら、

言葉の違いもチラリと感じていただけましたら幸いです。

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お布団のお手入れ、どうしていますか?

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夏の終わりごろ、大切に使っている羽毛布団のお手入れを

馴染みの布団やさんにお願いした。

本格的なお手入れは久しぶりだったこともあり、

外カバーの新調も含めた、お手入れの依頼となった。

お布団の中に詰め込まれた羽毛は、職人によってカバーから取り出され、

羽毛の質を落とさないように細心の注意を払われながら、しっかりと水洗いされる。

その後も適切なケアが施され、息を吹き返した羽毛は、

新しく作っていただいたカバーの中に詰められる。

寒くなる前だったこともあり1週間程度でお布団が戻ってきた。

リビングで袋を開けると、送り出した時とは別人のような、

ふっかふかのお布団がふんわりと床に広がった。

誰も見ていないからいいじゃないかと、私の中の私が呟いた。

真っ昼間から、真っ新に変身したお布団に身を委ねゴロゴロと転がった。

この日一番の至福のひとときだった。

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これからの季節、お世話になる方も多いであろう羽毛布団。

皆さんは、どのようなお手入れをしていますか。

今回は、そのようなお話を少しと思っております。

 

お布団のプロフェッショナルに伺ったお話なのだけれど、

お布団の中に入っている羽毛や真綿のお手入れ、

お布団丸ごとのお洗濯の依頼を受けたとき。

そのお布団を男性が使っていたのか、女性が使っていたのか、

あるいは、一枚のお布団のどちら側を男性が使っていたのか、はっきりと分かるのだそう。

 

一見、女性の方が化粧水や乳液、クリームに美容オイル、

ボディークリームやボディーオイルなど

様々なものを体に付けた状態でお布団に潜り込んでいるように見えるけれど、

男性の皮脂は、それらとは比べ物にならないくらい癖があり、すぐに分かるものなのだそう。

ですから、時々、お布団のクリーニングを行いますと、

天日干しとは異なる心地良さ、快適さを感じることができると言います。

ただ、羽毛布団に関しては、頻繁なクリーニングを行いますと、

羽毛が劣化し、保温性も弱くなるため5年に1度ほどで十分のようです。

ただ、アトピー性皮膚炎やアレルギーを持っている方は、

半年~1年に1度ほどクリーニングしますと

症状が緩和することもあると言われることもあります。

体質や、抱えている症状によって、お布団ケアの頻度を見直したり、

買い替えるタイミングを見直すことも、

快適さが増すきっかけになるのではないでしょうか。

 

お布団の汚れは皮脂などの油汚れと、

汗や垢、ダニやほこりなど水溶性の汚れがありますが、

水溶性の汚れの方が多いと言います。

お布団のお洗濯と言えばドライクリーニングだと思いがちですが、

水洗いケアを行いますと、いつものお布団が、スッキリとしますので、

落としたい汚れによってクリーニングコースの使い分けをするのもおすすめです。

お布団は、頻繁にクリーニングするものではないけれど毎日使うもの。

お手入れをする際には、ポイントを押さえて、心地良い眠りを手にしてくださいませ。

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お作法|「内熨斗(のし)」と「外熨斗(のし)」の使い分けを確認しておきませんか?

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皆さんは贈り物をする際、どのように「熨斗(のし)」を選び分けしていますか。

ここで言う「熨斗(のし)」選びとうのは、「内熨斗」にするか「外熨斗」にするかです。

少し前のことなのですが、店頭で「内のし」にするか「外のし」にするか選ぶ機会がありまして、      

ふと、そのようなことを思いましたので、

今回のお話コードは「のし(熨斗)」でまいりたいと思います。

ご自分の認識をセルフチェックする機会にしていただければ、と思います。

 

本題に入る前に「熨斗(のし)」の正体を確認しておきましょうか。

これは「のしアワビ」の略で、

昔は、スライスしたアワビを平らに伸ばしたものを贈り物に添えておりまして、

この風習が熨斗紙のスタイルで受け継がれております。

熨斗紙の右上には長六角形の柄が添えてありますが、

この長六角形の中央に黄色い長方形のものが包まれているのを確認できるかと思います。

誰もが馴染みある柄だと思うのですが、

この長六角形の中に包まれている長方形のものがアワビです。

機会がありましたら、アワビの存在を確認してみてくださいませ。

 

そして、内熨斗と外熨斗の使い分けですが、

本来、内熨斗と外熨斗に、正確な決まりごとはありません。

ただ、地域によって受け継がれている決まりごとがあったり、

ネットショッピングや配送を利用する方も多いため、

そのようなシチュエーションに応じた暗黙のルールのようなものも存在しております。

贈り先の地域で受け継がれている決まりごとを確認した上で

熨斗を選ぶのが一番なのですが、

一般的に使われている判断基準というものを知っておいて損はないと思います。

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内熨斗は、贈り物に直接熨斗紙をかけ、その上から包装紙で包むという方法ですが、

これは、外を包装紙で包んでいるため、熨斗紙が見えず、贈り物の目的が分かりません。

このことから、「内熨斗」は、内祝い等の控えめなものに向いているとされています。

内祝いには現在では「返礼品」と捉えられていますが、

もともとは「自分に祝い事があったのでお福分けします」という意味があり、

相手の慶事をお祝いする贈答品ではありません。

このことから、控えめな表現に感じる内熨斗が内祝いにはおすすめです。

また、贈り物を、訪問して直接手渡しするのではなく、

宅配便などをする際は、熨斗紙を傷つけずに届けるために、内熨斗を選ばれることもあります。

ただ、宅配便を利用するからと言う理由だけで判断して、

お祝いする側が内熨斗を使って贈り物をしてしますと、

「お祝いの気持ちを控えめにして贈っている」ようにも見て取れる内熨斗ですので、

外熨斗を使った場合、どのような梱包状態で相手方に届くのかを

お店の方に伺うと安心できるかと思いますし、

シーンに合った対応をお願いできるかと思います。

 

一方、外熨斗は、贈り物をまず包装紙で包み、その上から、熨斗紙を付けるという方法。

一番上に熨斗紙をかけるので、「表書き」をすぐに確認することができます。

はっきりとお祝いの気持ちを届けることができますので、

結婚のお祝いや、出産のお祝い、年齢による節目のお祝い事など、

盛大にお祝いの気持ちを伝えるシーンに適しています。

また、贈り物を直接手渡しする際も、「外熨斗」を選ぶと良いかと思います。

 

この場合、どちらの熨斗スタイルを使おうかしら?と迷われた際には、

自分の立場が、幸せをお福分けする側なのか、お祝いする側なのか。

そのお祝いごとが、どのようなお祝いごとなのか。

宅配便を利用してお届けするのか、直接手渡しするのか。

お渡しする状況によって、より適切な熨斗の選択がありますので、

この辺りをチェックポイントにして、気に掛けたり、使い分けてみたらいかがでしょう。

知っているはずのことも、時々、セルフチェックをしておくと、

アレンジや省略をしても良い部分や、それが許されるシーンの判断も出来ますので、

ここぞ!という場面で慌てずに済むのではないかと思います。

今回も柊希のセルフチェックにお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

今日も良き秋の日となりますように☆彡

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