幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

「すみません」と「すいません」、どちらを使っていますか。

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日本語は、ひとつの言葉の中に複数の意味が含まれているだけでなく、

曖昧なニュアンスも多いため、習得することが難しい言語だと言われることがあります。

だけれども、その曖昧さがあるからこそ、

多種多様な気持ちを含ませることができたり、

様々なシチュエーションに対応できたりと、便利な面もありますよね。

例えば、私たちが使う機会が多い「すみません」という言葉。

謝罪や、何かをお願いするとき、感謝を表すときなどに使われますが、

改めて見てみますと、用途の幅広さに気付かれるのではないでしょうか。

 

そして、この言葉は「すいません」という発音で使われることも多いかと思うのですが、

皆さんは「すみません」と「すいません」、どちらを使っていますか。

使い慣れている言葉にも、適した使いどころというものがあります。

この機会に、「すみません」と「すいません」の使いどころを覗いてみませんか。

 

会話の中で使うのであれば、

「すみません」を使っても「すいません」を使っても通じますし、間違いではありません。

ただ、「すいません」は、話し言葉の中でもカジュアル度の高い言葉なので、

きれいな言葉を使いたい場合や、

どのような時も、相手が誰であっても、できるだけ失礼のない言葉を使いたい場合などは、

「すみません」を使うと間違いがありません。

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そして、メールやお手紙など文章の中で使用する場合には、

「すみません」が正しい言葉の使い方ですので、

会話の癖で、うっかり「すいません」を使わないよう注意が必要な言葉でもあります。

漢字に変換してみると、すんなりと覚えられると思うのですが、

「すみません」は、もともと漢字で「済みません」と書きます。

これは、「すみません」という言葉を使うシチュエーションが、

相手に対して(相手の希望に対して)何かが完了していなかったり、

応えられていなかったり、心残りがある場合に使われているからです。

例えば、頼まれていた用事を何らかの理由で完了させられていない場合の謝罪の「すみません」や、

道を譲っていただいたけれどお礼が完了していなくて申し訳ないという気持ちからくる感謝の「すみません」と言えば、少しイメージしやすくなるでしょうか。

会話で使っている「すいません」を文字に起こしますと、

「吸いません」、「喫いません」……など本来の意味から遠ざかってしまいますので、

「すみません」という言葉が、カジュアルな話言葉として発展してきたことを感じられるのではないでしょうか。

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私は、普段の話言葉の癖がメールやお手紙などに出てしまうことは悪いことではないと思っているのですが、

「すみません」や「すいません」は、

ビジネスシーンや目上の方に対して使う言葉ではないことを踏まえた上で、

シチュエーションや相手によって適した言葉選びを楽しんでみるのも大人の醍醐味であるようにも思います。

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黒糖とコーヒーと、湯気で曇ったメガネの思い出。

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夜風が冷たさを増してきている。

大判のストールに包まって腕を擦りながら見上げた夜空の風景が

少しずつ秋の空へと変わりつつあり、

しばらく夜空を見上げていなかったことに気が付いた。

「頑張るのもいいけれど、

一杯のコーヒーを丁寧に味わう時間と心の余裕くらい作れないと、

ここぞという時に踏ん張りが効かないものよ」

と、以前、仕事をご一緒した方が、コーヒーカップを両手で包み込むように握り、

カップの中を覗き込みながら仰っていた。

覗き込んでいた顔を上げたとき、メガネが湯気で薄っすらと曇っていて、

「漫画みたいになってますよ」と笑い合ったことを思い出した。

ある時、彼女がよく足を運んでいるという

隠れ家のようなコーヒーショップに連れて行っていただいたことがあった。

大切にしている場所だということが伝わってきたこともあり、

私は、コーヒーが苦手だと言い出すタイミングを逃してしまった。

運ばれてきたコーヒーを恐る恐る覗き込みつつ、

私にとっての助け舟でもあるお砂糖やミルクを探した。

ここのコーヒーは、お砂糖もミルクも入れずに、

ソーサ―に添えてある黒糖を口の中に入れ、

それをコーヒーで溶かしながら飲むのだと聞かされた時は不安になったけれど、

黒糖の優しい甘さとコーヒーのほろ苦さが口の中で溶け合い、混ざり合って温かい味がした。

美味しかったのだ、とても。

その後、珍しく自分の為にコーヒー豆と黒糖を買い込み、

コーヒーカップに黒糖をちゃぽんと入れて飲んでみた。

でも、違った。

黒糖の塊は直接口の中に入れ、

急がずゆっくりとコーヒーで溶かしながら飲んでこその美味しさだった。

あの時も、やっぱり彼女はメガネを曇らせていた。

そのようなことを思い出したものだから、部屋に入り珍しく自分の為にコーヒーを淹れてみた。

もちろん、黒糖の塊を小皿で添えて。

あの時お店で出てきた黒糖よりも随分と大きな黒糖を選ぶのはご愛敬。

まだあるのだろうか、あのお店。

そして、彼女は今もメガネを湯気で曇らせながら、

一杯のコーヒーを丁寧に味わっているのだろうか。

変わらずにいて欲しい、いや、きっと変わらずいるのだろうな。

あの時の彼女の言葉や、湯気で曇ったメガネを思い出すと、

不思議と飲みたくなる黒糖コーヒーだ。

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あなたが思う「これが好き」は何かしら。

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オフィスで働いていたら、顔から火が吹き出しそうなレベルだと思えるほどの大きな音で、お腹の虫が鳴いた。

この空間には私ひとりしかいないというのに、

恥ずかしさを紛らわすかのように「あ、お腹が鳴ってしまった」と呟きながら、

お腹を擦ってしまうのはどうしてだろう。

時計へ視線を流すと針は14時を回っていた。

昼食でもとキッチンへ向かい、冷蔵庫の中にあったキノコと根菜を取り出し、

チーズリゾットを作りはじめた。

大好きなチーズを適量ではなく、たっぷり入れられるのは、自宅ならではの小さな幸せのひとつ。

仕上げにブラックペッパーをガリガリ、ガリガリガリッと多めに散らした。

それなりのお年頃ゆえ、カロリーや栄養バランス、体質などを気にすることもあるけれど、

そういうものを一切合切取っ払って、

自分の「これが好き」という気持ちを思いっきり楽しんでみると、

思っている以上にリラックスでき、

慌ただしい中でも自分の本当の気持ちを見誤ることが少なくなるように思う。

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ただ、先日も友人と話をしていて感じたことのなのだけれども、

自分を労わることに罪悪感を感じたり、

自分のことを後回しにすることが当たり前と化している女性は相変わらず多い。

自分を労わることができれば、

「私ばっかり……」、「私だって……」などと感じることも少しずつ減り、

不思議と、無理をせずに大切な人たちのことを笑顔で労わることができたりするように思うのだけれども。

きっと、本人も分かっているのだろうけれど、責任感の強さや我慢強さ、

様々な長所が常に最前線にいることが当たり前になっているように見える。

そうでなくても、本人の長所や魅力が減るわけでも、無くなるわけでもないはずなのに。

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不満や愚痴がこぼれそうになったなら、

可愛くない自分が顔を覗かせはじめたなら、

カッコ悪い自分にガッカリしてしまいそうになったなら、

身体が「疲れているよ」「ちょっと休んでね」「リフレッシュ求む!!」と教えてくれているようなもの。

それらを力任せに抑え込むのではなく、まずは、大きく息を吸って、ゆっくり吐いてみる。

それが済んだら次は、自分が思う「これが好き」を、

これでもかというくらい感じてみてはいかがでしょうか。

特別なことでなくても、

罪悪感を感じてしまうほどのことでなくても、

自分を労わり、喜ばせることはできる「これが好き」はあると思うのです。

『自分にとってのそれは何なのか』

もし、パッと浮かばないのであれば、自分のことを大切にできていないサインかもしれません。

この機会に、自分にとってのそれを覗いてみませんか。

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雨の日も、ちょっぴりついていない日も、小さな魔法で晴れの日に。

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雨は嫌いではないのだけれど、外出するとなると少々話が変わってくる。

その日は、雨を押してでも外出しなければいけない時用にと準備してある、

お気に入りのレインブーツに足を入れ、玄関ドアを押し開けた。

雨の日にだけ使うことができるアイテムに気分が上がった私の足取りは心なしか軽やかで、

冷たい風に全身の毛穴が一瞬にしてキュッと引き締まる感覚は、

昨年の今頃のたゆたう記憶を少しずつ鮮明にしていくようでもあった。

最初の横断歩道で傘越しに雨粒を眺めていると、横に並んだ女の子たちの会話が耳に届いた。

日頃の行いに問題があるから雨が降ったんじゃないの、

そのような事を言いながら楽しそうに笑っていた。

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そうそう、日本には古から日頃の行いの良し悪しと、

お天気をはじめとする様々なモノゴトを結びつける風習があり、

背筋をスッと伸ばし、襟を正すような慣用句や、ことわざも多い。

聞き慣れているからこそ、彼女たちの様に笑い飛ばせたりもするのだけれど、

これを初めて聞く外国の方々の反応の中には、「日本人って本当に真面目なのね」、

「ユーモアが足りていないわ」というようなものもあった。

どちらが良い悪いではなく、そのような歴史を歩んできた国で、

その国に生まれ育っただけなのだけれども、と思いつつも、

そうスラスラと返すことができるだけの語学力を持ち合わせていなかった私は、

上手く切り返すことができず、歯痒い思いも随分と経験したように思う。

歯痒い思いをしたから記憶に残っているのだろうけれど、

知人たちと一緒にいた時に、突然雨が降り出したことがあった。

すると、彼らが口々に「どこかで音痴が歌ってるわね」、「歌ってるね」などと言ったのだ。

フランスでは「音痴が歌うと雨が降る」、「音痴だと、雨が降る」という迷信があるのだそう。

だから、雨が降り出せば「どこかで音痴が歌ってる」と言ったり、

歌が上手ではない人と約束を交わすときなどには

茶目っ気を含ませて「雨を運んでこないでね」などと言うのだそう。

私には、日本で言う「雨男」、「雨女」のような意味合いに近いような使われ方をされているように感じたフランスの雨にまつわる迷信のひとつだ。

久しぶりに思い出したけれど、どこかで音痴なフランス人が歌っているのだろうか。

そのようなことを思い出しながら横断歩道を渡った。

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もし、あなたの大切な日に雨が降ったなら、

私の日頃の行いが悪かったのかしら……と思わずに、

どこかで音痴なフランス人が陽気に歌でも歌っているのね、

そう思って笑顔で過ごすのはいかがでしょう。

雨の日も、ちょっぴりついていない日も、

自分にかける小さな魔法でココロの中は晴れの日に変えられる気がいたします。

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/

食欲の秋に忍び寄るカロリーオーバーは酢キャベツにお任せを!

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先日、友人と話をしていたのですけれど、

年末年始のカロリーオーバーの土台は秋に作られているのでは、という話になったのです。

秋の味覚を味わっているうちに、

普段よりも気持ち多めの量を食べられる体が着々と作られていき、

美味しいものを受け入れられる体が仕上がった頃に、

避けては通れぬ年末年始のイベントがやってくる。

そして、新年早々、「ダイエットに励まなくては」と思う方々がどれ程の数いるのだろうか、と。

そのような話を、その道のプロにポロッとこぼしたところ、

ちょっとしたブームになった『酢キャベツ(キャベツのピクルス)』の習慣を今のうちにつけておいたら?と提案されたのです。

幸せのレシピ集では、様々な視点から見たレスキューメニューのひとつとして

『玉ねぎのピクルス』をご紹介させていただいたことがあるのですが、

玉ねぎが苦手な方でも酢キャベツなら食べやすいかと思いますので、

カロリーオーバーの土台を体に定着させない為に、『酢キャベツ』のことを覗いてみませんか。

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【酢キャベツは、こう作る】

まずは、簡単に作れるのかしら?と思われている方のために、先にレシピから。

【1】用意するものは添加物の入っていないお酢、キャベツ、容器の3点です。タッパーや空き瓶を使う際には、煮沸消毒やアルコール消毒など、容器に適した消毒を行ってから使うようにしてくださいませ。私は、この消毒の手間を省きたい時にはジップロックなどを利用しています。

 

【2】キャベツをしっかりと水洗いし、千切りにします。早く食べたい、お酢をしっかりと染み込ませたい場合は細めに。

 

【3】お使いになる容器にキャベツを入れ、お酢をひたひたになるまで入れ、(ジップロック使用の場合は空気を抜いて)封をします。千切りの太さにもよりますが、1週間前後ほど冷蔵庫で寝かせたら出来上がり。寝かせることでお酢がまろやかになります。取り出す際に、毎回清潔なお箸を使うことで1週間~10日ほどの保存も可能です。

【アレンジ】私は、少し甘めのものを欲したときには、オリゴ糖とローリエの葉、ブラックペッパーと冷蔵庫にあるお野菜をプラスすることもあります。

 

【嬉しい効果とは?】

酢キャベツなので、お酢とキャベツのダブル効果が期待できるのですが、

まず、キャベツに含まれている食物繊維が、体内の余分なものを排出してくれます。

そして、キャベツに含まれているその他の成分は、

肝臓の働きを強くしてくれたり、解毒効果を促してくれたり、

がん細胞の増殖を抑えてくれたりと肝臓をしっかりとサポートしてくれます。

もちろん、ビタミンCとお酢との相乗効果で、シミ、シワ、ハリといった美肌サポートも。

お酢は、血糖値が急激に上がるのを抑えてくれる上に、脂肪も燃焼してくれますし、

疲労回復や免疫力を高めるとも言われております。

ダイエットと美肌ケアを行いながら、肝臓を労わり、

免疫力を上げて、疲れも取り除いてくれるなんて、大人が喜ぶレスキューメニューです。

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酢キャベツは、そのまま召し上がっても良いですし、

お料理の付け合わせにしても良いですし、

他の食材と合えて小鉢メニューにしても良いので、

今年の秋冬は、いつもの食卓に酢キャベツをプラスして、

カロリーオーバーの土台を体に定着させない体づくりをしてみませんか。

我が家の冷蔵庫には、食べ頃まであと少しの酢キャベツが眠っております。

できる事を、できる時に、できる分だけで大丈夫。

お酢とキャベツがお嫌いでなければ、

日常が慌ただしくなる前に、柊希と一緒に酢キャベツライフ、始めませんか。

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チラシとフライヤーは同じもの?別もの?違いは?

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ワタクシ、気付けば随分と長く大人をやっておりますが、

何となく知った気になっているモノゴトが、たくさんあるのです。

「何となく知っている」という状態でも、そう困ることもないのですけれど、

改めて知ってみると、小さな扉がそっと開いて、

ちょっぴり豊かな世界へ足を踏み入れることができたりもするものですから、

全てのモノゴトは一期一会、そのように思います。

 

壮大な話でも始まるかのような前置きをしてしまったのですが、

連日、ポストを覗けば入っているチラシの類。

その中に紛れるようにして入っている大切な封書を処分してしまわないように、

引き抜き抜く作業にも飽きてきた柊希でございます。

チラシやフライヤーは、皆さんも、ご自宅のポストを覗いて、新聞の折り込みで、外出先でと

目にする機会や手に取る機会が多いものの一つではないでしょうか。

そこで、今回のお話コードは「チラシとフライヤー」でございます。

チラシとフライヤーは同じもの?別もの?違いは?簡単ではありますが、

この機会に一度、さらりと確認してみませんか。

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まず、チラシ。

こちらは、情報を「巻き散らかす」「散らす」という言葉が語源と言われております。

一般的には、新聞の折り込み広告やポスティングされる広告や街中で配布される広告などが、「チラシ」と呼ばれるものです。

ポスティングされたものを手にした時に、

自分には関係がない広告が入っていることも多いかと思うのですが、

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる戦法で大量にばら撒かれる広告ですので、

低価格で作製されていることが多いのが特徴です。

紙は薄めのものが使われており、目を惹きやすい派手なデザインや色使いに。

内容はシンプルで分かりやすくまとめられる傾向にあります。

 

一方、チラシと同じような意味で使われているフライヤーという言葉。

チラシよりも少しオシャレな印象を抱かせますが、

これは、「チラシ」や「ビラ」の類を英語で表したものです。

飛行機やヘリコプターなどから広告を撒くことが許可されていた時代があり、

広告が空を飛んで人々の手元にやってくる様子から、

この手の広告はフライヤーと呼ばれておりました。

今は、ヘリコプターから広告をばら撒くことはできないため、

その広告の在り方にも少し変化が起きております。

 

様々なお店や美術館、劇場、ライブハウスといった場所に据え置かれている

ポストカードや名刺サイズの広告を目にしたことはありませんか。

チラシとは異なり小さめのサイズではあるものの、

厚みのある紙が使われており、デザイン性が高く、

イベントの告知や広告であると同時に、

ひとつの作品でもあるような印象を抱かれることがあるかと思います。

こちらは、興味を抱いた方に直接手に取っていただけるように作られていたり、

何かしらの共通点を持った人の手に渡る様に、作られております。

 

「広告」、「告知」という意味では「チラシ」も「フライヤー」も同じではありますが、

その目的や使い方には違いがあることが分かっていただけるのではないでしょうか。

今日のあなたが手にしたソレは、目にしたソレは、「チラシ」でしょうか。

それとも「フライヤー」でしょうか。

広告を手にされた際には、今回のお話をチラリ、思い出していただけましたら幸いです。

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ジャパニーズGは最強説。

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半年に一度くらいだろうか、私は、家中を見回りゴッキー対策をする。

だって、自宅で彼らに遭遇してしまったら、

即、戦闘モードに切り替えなければならないけれど、私には彼らに勝利できる自信がない。

ゴッキーとは、正式名称は控えさせていただくけれど、あの黒光りした手強い虫のこと。

一方的な思いを言えば、引越をする度に次の引越まで出てこないで欲しいと強く思う。

運悪く、その前に遭遇してしまったら、そろそろ引越か!?

私にとっては、そのようなことまで思ってしまう相手だ。

だからだろうか、学校を卒業し、1人暮らしを始めてからというもの、

無駄な戦闘を避ける為にゴッキー対策は抜かりなく行っている。

 

日本のご家庭では割と当たり前のように行われているゴッキー対策だけれども、

海外の人たちの反応は少々異なるもので驚いたことがある。

私が英国暮らしをしていた頃、

スーパーやドラッグストアなどでゴッキー対策アイテムを購入しようとしたのだけれど、

それらをなかなか見つけることができずにいた。

見つけたとしても、この程度のものでは気休めにしかならないじゃない、

と思えるようなものばかりだったものだから、私の探し方が悪いのかしら、そう思った。

そして、友人や知人たちに、どこで、どのようなものを購入しているのか尋ねたのだ。

しかし、返ってきた答えは、そのようなアイテムは使っていない、必要ない、というものばかり。

中には、「息子がカッコイイ昆虫だって言って虫かごで飼っているの」という強者までいて、

私は、引いてしまったことがある。

 

詳しく話を聞いてみると海外のゴッキーは、

飛び掛かってくるようなこともなければ、素早く動くこともなく、すぐに死んでしまうのだそう。

だから、強力な殺虫剤や特殊なアイテムは必要ないというのだ。

「なんですと!?????いやいやいやいや……ゴッキーだよ、ゴッキー。」

私は念の為、名称を確認し、この虫よ?と確認を促したこともある。

しかし、「あんなに弱い虫に躍起になるなんて」と肩をすくめられ、

私は、分の悪さに何度も口を噤んだ。

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それから少しして分かったことなのだけれども、

確かに、外国のゴッキーは日本のそれほど手強くはないのだ。

じゃぁ、どうして日本の彼らは、あれほどまでに逞しいのか。

日本のゴッキーは、稀に見るゴッキー好きや研究者を除き、

ヒトに遭遇すれば、すぐに叩かれるか殺虫剤を噴射されるか、毒を盛られるか、

イイことなんて何一つない危険だらけの環境で過ごしている。

きっと、種族の生き残りをかけて、

ヒトという種族からの攻撃に耐えられるよう様々な機能が進化しているのかもしれない。

 

テラフォーミング計画で放たれたゴッキーが異常な進化を遂げた日本の漫画があるけれど、

※テラフォーミング計画は惑星改造計画、地球化計画と言う言葉に換えられることもあります。

あの世界観に対して恐怖を感じるのは、

彼らの進化する力は侮れないと知っている日本人だからなのだろうと思った記憶がある。

そのようなことをドラッグストアの一角で思いながら、

これからの先、半年間、彼らとの無駄な遭遇を避けるためG対策のアイテムをじっくりと吟味した。

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お洋服からバスルームまでお任せあれ。

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郵便ポストからポスティングされたチラシを取り出し、パラパラと目を通しながら玄関へ向かった。

その中には複数のホームクリーニング業者のチラシがあったのだけれども、

全てのそれに『年末の大掃除』の文字が躍っていた。

何かと忙しい年末に休みを返上して行う家中の大掃除から解放されたのはいつからだろう。

何となく子どもの頃からの習慣で「大掃除は年末のにするもの」という意識でいた。

ふと、ただでさえ忙しい時を選んで大掃除もしなくてもいいのではないかしら、と思い、

いつの間にか体に染みついていた習慣を一旦横に置いた。

そして、12月を丸ごと使って、少しずつお掃除を済ませることにしてからは、

随分と気持ちがラクになった。

とは言え、初めは張り切りすぎてしまい、大掃除を早く完了させすぎてしまい、

大掃除を2回したこともあったけれど、

今では自分のライフスタイルに合わせた自分なりのペースが出来上がりつつあるようだ。

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そのようなことを思いながら、その日の午後はバスグッズのお掃除をすることにしたのです。

私は、様々な洗剤類を片っ端から試してみるのですが、

できることなら1つで様々な用途に使いたいと思っております。

ここに度々足を運んで下さっている方は既に、

ワタクシのそのような癖をご存知かと思うのですが、

今回は、衣類漂白剤を使ったお風呂掃除のお話でも……と思っております。

ご興味ありましたら、ホットドリンク片手に覗いていってくださいませ。

 

過去記事でも何度か登場している衣類用漂白剤・ワイドハイターの粉末を使用します。

※現在は商品名にEXパワーと追記されたものが店頭に出ています。

ワイドハイターは液体タイプと粉末タイプの両方を常備しているのですが、

粉末タイプはお洋服の漂白以外でも出番が多いため、気持ち多めにストックしています。

使い方は簡単で、浴槽にお湯を張り、ワイドハイターの粉末を一袋豪快に溶かします。

その中にイスや、浴槽のふた、桶、ソープディッシュなどを付けて軽く追い炊きし、

6時間~7時間ほど浸け置きします。

後はお湯で流すだけでバスグッズがキレイさっぱり、ピカピカになります。

他にも浴室の排水口を軽く濡らし、気持ち多いかなという量の粉末を振りかけ、

少量のお湯をかけて粉末を溶かした状態で4~5時間放置し、あとはお湯で流します。

浴室内の床全面に使用する場合は、排水口からお湯が流れないように蓋をするか、

せき止めるなどしてお湯を張り、粉末を溶かして浸け置きし、お湯で洗い流します。

今回はお風呂のお掃除に使用していますが、

キッチンの排水口のお掃除も同じ要領で使用することができます。

食べこぼしのシミ取りから食器汚れまで幅広く使える食器用洗剤と

ワイドハイターの粉末タイプの組み合わせもキッチンのお掃除に重宝するのですが、

そのお話はまた機会がありましたら。

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ワイドハイター粉末タイプの主成分は過炭酸ナトリウムで

分解した時に発生するガスは酸素ですので気分が悪くなることもありませんし、

使用中にうっかり衣類に飛んでしまっても色落ちしたりしませんので、

浴室内やキッチンでも安心して使用することができます。

1、2回で使用量のコツもつかめてくると思いますので、

まだ試したことがないという方は部分使いからお試ししてみてはいかがでしょうか。

空いた時間は是非、ご自分へのご褒美タイムに。

それにしても、『年末の大掃除』の文字、まだ目にしたくなかった柊希でございます。

お天気は不安定ですが、私たちは晴れやかにまいりましょうね。

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【お知らせ】10/16~10/23まで更新を休ませていただきます。

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幸せのレシピ集へ足を運んで下さっている皆様へ

こんにちは。

こちらで執筆させていただいております柊希と申します。

いつも、大切なお時間を使ってお越しくださいまして、ありがとうございます。

皆さんの足跡全てが私のタカラモノです。

 

本日10/16~10/23まで、更新を休ませていただきます。

更新再開は10/24からでございます。

少し席を外しますが、よろしくお願い致します。

 

今日も皆さんと皆さんの大切な方々が笑顔でありますように☆彡

口角をキュッとあげてまいりましょうね。

柊希

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大人になった今だからこそ感じられる、もうひとつの世界|『ひょっこりひょうたん島』編

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造形作家の方とやり取りをしていたときのこと。

本題は少しずつ脱線していき、気が付いたときには人形劇の話をしておりました。

子どもの頃の私は、お人形遊びや、おままごと遊びの類に興味がなく、

お人形は飾って愛でるものだと思っていたのです。

多分、お人形は人並みに好きだったのでしょうけれど、

自分以外の誰かになりきって遊ぶというものが苦手だったのだろうと思います。

そのようなことが影響しているのかまでは分からないのですけれど、

私は、人形劇というものを実際に観た経験があまりないのです。

観たと言えるのは、テレビなどの企画で

昔の人形劇が復刻されて放送されたものを偶然目にしたくらいかと。

その中でもテーマ曲のインパクトが大きく、

いつの間にか、知ったような気になっている人形劇があるのです。

NHK総合テレビで放送されていた『ひょっこりひょうたん島』という作品。

キャラクターを目にしたリ、テーマ曲を耳にしたリしますと、「あぁ、あれね」と思うのですけれど、

実際には何も知らない自分に気付き、

「あれ?私、全然知らないじゃない」とハッとしたことがあったのです。

好きだと思っていた人のことを何も知らなかったことに気付いた時の気分って、

きっと、このような気分なのかもしれませんね。

それから私は、急にこの作品のことを知りたくなって、

復刻版を観たり、作品の創作秘話などを追ったのです。

 

『ひょっこりひょうたん島』のあらすじはこう。

サンデー先生と子どもたちは、遠足で「ひょうたん島」へ行きます。

すると運悪く、突然、火山が噴火してしまうのです。

そして、この噴火の影響でひょうたん島は、サンデー先生と子どもたちを乗せたまま、

島ごと海へ流されてしまいます。

彼らは漂流しながら、ひょうたん島で生活を始めます。

その中で、ひょうたん島へ流れ着く人々や、

島が流れ着いた先々で出会う人たちとの間に起こる出来事を追うような形でストーリーが展開していきます。

 

癖のあるキャラクターたちの日々と、ときにハッとさせられる内容に、

当時の子どもたちは、どこまで、この中身を理解していたのだろうかと思ったら、

いつもの癖でストーリーの奥を覗いてみたくなってしまったのです。

すると、原作者のひとり、井上ひさしさんが、

『ひょっこりひょうたん島』のもうひとつの設定をお話された記事に辿り着きました。

 

そのもうひとつの設定といいますのは、

火山が噴火したときに、既にサンデー先生と子どもたちは全員死んでおり、

このストーリーは、死後の世界を描いたものだというもの。

もちろん、創作する過程でひょうたん島での食糧問題をどうするか、など

大人目線ならではの事情も絡んではいたようなのですれど、

食糧調達などの切羽詰まった状況が表れないのは死後の世界だからというもの。

さらに、子ども向けの作品であるにも関わらず、

霊場などで流されることが多い「ご詠歌」が劇中で使われていたり、

四国遍路、四国巡礼を思わせるような表現も幾度も登場します。

このような、もうひとつの設定でストーリーを見ますと、

また違った見え方をする作品なのですが、

人が避けて通ることはできないテーマが根底にあるからこそ、

長い間、世代を超えて触れることができているのかしら、と思ってみたりしております。

もちろん、個性的でチャーミングなキャラクターたちとストーリーの魅力あってこそだと思うのですけれど。

 

『ひょっこりひょうたん島』の存在を知っている方は多いかと思います。

触れる機会がありましたら、

大人になった今だからこそ感じられる、

もうひとつの世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

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