日頃から口にする機会の多いお茶。
お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて贈る物としても選ばれるお茶。
日頃から口にする機会の多いお茶だからこそ、
拘って美味しいお茶を飲んだり、贈りたいと思うのだけれども、
産地の異なる茶葉を色々と味わってみると、産地ごとに、その製法ごとに、味が異なっていることがわかる。
そして、好まれる味も少しずつ違うのかな?と感じるのだ。
日本茶嫌いという人は珍しいように思うけれど、だからと言って日本茶を贈れば、はずれない。というのも少々違う。
身近な日本茶だけれども色々な面白さのあるものなのだと感じるのだ。
そこで今回は、私自身がよく利用している茶葉の中から、幅広い方に楽しんでいただけると感じている「一保堂茶舗」のこの時季のお茶と、
いつもと少し違う茶葉の楽しみ方をご紹介いたします。
一保堂茶舗のこの時季のお楽しみといったら、1/15までの「大福茶-おおぶくちゃ-」です。
いつもより上等な茶葉をつかった玄米茶。
旧年中の邪気を払って新年を祝福するお茶で縁起物です。
季節の贈り物やお正月用のお茶としてもぴったりです。
お煎茶や玉露も良いのだけれど、封を開けた時に香るあの香ばしさと
お湯を注いでしばらくすると立ち上る甘香ばしい香りがたまらない玄米茶。
寒いこの時期は手に取る機会が増えます。
先にこの時季におすすめの茶葉をご紹介しましたが、
一保堂は京都ある日本茶専門店です。
一保堂のお茶は上品で優しい甘みが感じられる京都のお茶です。
茶筒としても使える缶は上品でレトロな雰囲気なので
贈り物としてもいいですね。
普段の私はハッキリとした味わいの緑茶を、
更に濃いめに淹れて飲むのが好きです。
そのお茶と一保堂のお茶を比べると、
一保堂のお茶はとても繊細でまろやかな印象があります。
そして、丁寧に淹れれば淹れる程、味が丸くなるのです。
慌てて飲むよりも、じっくり時間をかけて一息つく時に合うような、イメージです。
ですから、一保堂のお茶を淹れる時は
淹れる時から自然と気持ちがゆったりとして心地いいなと感じます。
私は時々、茶葉を使いきれずに古くしてしまう事があります。
そんな時には、2通りの方法で古い茶葉を楽しんでいます。
一つ目は、茶香炉で茶葉を熱して香りを楽しみます。
お茶の香ばしい香りが気持ちをリラックスさせてくれます。
二つ目は、自家製ほうじ茶に変身させてしまうのです。
私は温めたフライパンに古い茶葉を広げて炒りごまを作る時のように弱火で炒ります。
色が変わり香ばしい香りがしてきたら取り出して冷ましたら
ほうじ茶として味わいます。
分量にもよりますが数分でできますし自分好みの味に仕上げられます。
また、ほうじ茶にすることでカフェインの成分を蒸発させますので
お子さんやカフェインを気にされている方も楽しむ事ができるようになります。
お茶の種類によって味も甘味も渋みも異なる日本茶は
ビタミンCが豊富だったり、殺菌作用があったり、アルコールを中和させたりと、
嬉しい効果がたくさんあります。
年末年始、温かいお茶を美味しくいただいて“ほっと一息”つきませんか?
関連リンク:http://www.ippodo-tea.co.jp/
画像出典:https://jp.pinterest.com/ http://ganref.jp/ http://www.e-goods.co.jp/