幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

そろそろ夏越の大祓ですね。今年は茅の輪くぐりを予定してみてはいかがでしょうか? 

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今年もいつの間にか半分近くまで過ぎている。

みんな同じ時間を過ごしているように見えて時間の感じ方は十人十色。

「あっという間」という時間の流れにも人の数だけの「あっという間」がある。

開いた手帳を覗き込み、今年も夏越しの祓(なごしのはらえ)、茅の輪くぐりの時期かと手帳の隙間に意味もなくボールペンで小さな輪を描き、グルグルとその輪をなぞりながらスケジュールを確認していた。

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皆さんは、夏越しの祓(なごしのはらえ)のこの時期の茅の輪くぐりをされたことがありますか?

毎年6月末から7月中に夏越の祓(なごしのはらえ)という行事があります。

1年を二つに分けた昔の考え方では、6月の末日は12月の末日(大みそか)に対応して前半の最終日です。

大みそかが新年を迎えるための大切な日であるのと同じように、6月の末日も神様に1年の前半の様々なことに感謝して、後半の無事を祈るための、祓いの日と考えられたのです。

これが夏越の祓。

一方、12月の祓を私たちの生活にも定着してるように「年越し」と呼びます。

この行事、神事の始まりはとても古く、奈良時代よりも前の飛鳥時代に作られた政治の基本のようなもの、「大宝律令」に既に定められています。

今はお祭りのような雰囲気を漂わせているところもありますが、もとは、天皇に仕える貴族たちが集まって、国民本人も気づかないうちに犯してしまった罪を除き去るために

大祓いの詞をよみあげる儀式だったようです。

この儀式が少しずつ庶民の間でも行われるようになり、今も受け継がれています。

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この夏越の祓が一般的に定着した背景には、6月は少しずつ気温も上がり川遊びや、川で行われるお祭りも増えてきます。

これによって水の災難などが増えていたのは、昔も今と同じだったのだとか。

ですから、水の災難が起きないよう願う機会でもあったようです。

また、この6月、7月の暑い時期は伝染病の時期でもあったので、とにかく災難なく、家族皆が元気に過ごせるようにという気持ちや願いがあったのだそう。

実際にこの夏越祓いの時に何をするのかといいますと、大きく分けて2つの方法があります。

まずひとつめは、人形代 (ひとかたしろ)と言って紙を人の形に切り抜いたものに息を吐きかけたり、人形代で体を撫でたりして穢れや災いのもとを人形代に移し、これを水に流します。

古は、陰陽師がこの人形代に祓いを行ってから御祓川(みそぎがわ)と呼ばれる水辺に流したのだそう。

二つ目は、「茅の輪くぐり」と言う方法です。

お近くの神社やニュースなどで目にしたことがある方もいらっしゃると思うのですが、

神社の境内や入口に竹で作った直径二、三メートルほどの輪に茅を巻きつけたものが置かれ、参拝者がそれをくぐることによって身の穢れを祓うというもの。

そうすることで、夏の伝染病や水の災難を防ぐことができると考えられたものです。

神社によってはくぐり方の説明書きが貼り出されているのですが、同時に芦の葉が準備してある所もあります。

その場合は、葉っぱを二、三本を手に持ち、輪の中に左足から入って右足から出ることを三度繰り返します。

このときに神拝詞(となえことば)を唱えるのですが、神拝詞は神社によって異なっており、詞が貼りだされていることもあります。

この時に手にした芦の葉っぱを持ち帰って玄関などに飾っておくと、当日、茅の輪をくぐることが出来なかった家族やお家の穢れも払えて今年の後半も家族みんなが元気に笑顔で過ごすことが出来るといわれております。

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私の場合は、古の人々のように真剣にというのとは違って、気分転換のお散歩を兼ねるものではあるのですが、近所に茅の輪を準備してくださっている神社があるので

茅の輪をくぐりに行く予定です。 

今年もいつの間にか半分辺りまでやってきましたね。

今年前半を少し振り返って感謝してみたり、大切な方々に感謝を伝えてみたり、目標を見直してみたりししてみませんか?

そして、機会があれば茅の輪をくぐったり、お近くに茅の輪をくぐることが出来る神社が無い方はくぐったつもりで、また、気持ち新たに2016年の後半の一歩を踏み出してみませんか?

私たちは、いつだって、いつからだって新しい一歩を踏み出すことができます。

今、この瞬間からでも。

今日も、ここへ足を運んでくださったあなたが笑顔でありますように☆彡

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