皆さんは室内で殺虫剤や虫除けスプレーなどを使うことはありますか?
例えば、キッチンで殺虫剤を使う場合は食品や食器があるので躊躇しますし、小さなお子さんやペットがいらっしゃるご家庭や、お肌が敏感な方にとっても、体が受ける影響を考えると多用したくないと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は安心・安全で、虫除けをしながら、お部屋に爽やかな香りを纏うことができるハーブや精油、簡単なスプレーのレシピをシェアさせていただこうかと。
ご自宅でハーブを栽培している方は、ハーブや、ハーブの鉢を飾っておくだけで虫除け効果のあるものもありますので、ご自分のライフスタイルに合う方法で日常を楽しみながら行ってみてくださいませ。
ハーブや精油の香りには人ぞれぞれの好みがありますので、使用するハーブ、精油のご紹介は後程にし、まずは共通するレシピをご紹介します。
【虫除けアロマスプレーのレシピ】
■材料
アロマ精油:10滴程度
アルコール(無水エタノール、90度以上のお酒(焼酎やウォッカなど)):3ml
※私はお肌が弱いので3ml程ですが、もう少し多くても(4~5ml)良いかもしれません。
ミネラルウォーターまたは精製水:50ml
※一般的には精製水レシピが多いのですが、私は自宅にあるミネラルウォーターを使っています。
【注意!】無水エタノールは引火性がありますので火気の側で保管しないようにしてください。
■作り方
まずは、アルコールにアロマ精油を少量の1、2滴ずつ加えてガラス棒でよく掻き混ぜ合わせます。精油を全て混ぜわせたらミネラルウォーター(または精製水)を加えて、もう一度よく掻き混ぜます。これを、青や茶色のガラス製のスプレー容器(遮光瓶)に移して完成。遮光瓶を使うとスプレーの劣化が抑えられます。使用する際には、瓶をシャカシャカっと振ってから使います。虫が集まりやすいシンク、排水溝回り、網戸、カーテン、玄関回りなどにシュッとします。市販の殺虫剤や虫除けスプレーよりも弱いのですが、余計な成分が入っていないので安心して使える上に、お掃除後にお部屋や各所にスプレーするだけで、虫除けと芳香を同時に行うことができます。保管は常温で問題ありませんが冷蔵庫保管をすれば更に安心です。
※別容器やガラス棒が無いという方も大丈夫です。本来は別容器で作ったものを遮光瓶へ移し変えるのですが、私は面倒なので煮沸消毒をした遮光瓶の中に材料を入れ、ガラス棒は使わずに一回、一回蓋を閉めてシャカシャカ振って混ぜ合わせています。意外とこちらの方がよく混ざります。
※もし、食洗機をお使いの方は、精油ではなくフレッシュハーブを使った食洗機内の虫除け、消臭方法があります。食洗機内にあるカトラリースペースに15センチ~20センチの長さに切ったハーブを入れて、乾燥機能をオフにして洗浄運転をします。食洗機内がハーブの爽やかな香りになり、虫除け対策にもなります。お料理で使いきれなかったローズマリーなども可。
【どのようなハーブ、精油が使えるのかチェック】
■ティートゥリー(防虫)
まずは、幸せのレシピ集内でも何度かご紹介している万能精油のティートゥリーがここでも登場します。※ティートゥリーの詳細は過去記事をご覧ください。
香りが強く殺菌効果、免疫力を高める効果、リフレッシュ効果などがあり、防災アイテムにもなる優れものです。香りが強すぎると感じる方は、防虫効果のあるミントやレモンの精油を少量ブレンドすると防虫効果を落とさずに、香りも楽しむことができます。
■ローズマリー(防虫)
こちらも香りが強く、虫除け、消臭、抗菌効果があります。スプレーには精油を使います。フレッシュなハーブは乾燥させたものをサシェにして食器棚に忍ばせたり、クローゼットに忍ばせるなどして使うこともできます。フレッシュなハーブをお料理に使う際には、お肉やお魚料理にも合いますし、フライドポテトを作る際にローズマリーを油で一緒に揚げると香り豊かなポテトに仕上がります。血の巡りをよくしたり、鎮痛効果、発汗効果などもある万能ハーブです。お料理で使い切れなかったローズマリーは、食洗機の防虫ケアにいかがでしょうか?
■ペパーミント(防虫)
ミントに含まれているスーッとする成分のメントールは、虫が嫌がる匂いです。ミントにも種類がありますが、虫除けに使われるのであればメントール量が多いペパーミント(ハッカ)をどうぞ。
■ローズゼラニウム(除蚊)
ローズゼラニウムは蚊連草・蚊嫌草(かれんそう)とも言われており、蚊が嫌がるハーブです。ローズゼラニウムに含まれている「シトロネラール」という成分が、蚊の二酸化炭素を察知する能力を抑えるようです。精油を使って蚊除けスプレーを作ってもいいですし、フレッシュハーブを育てている方は、葉に香りが残っていれば防蚊効果を発揮しますので、葉を摘んで器に入れお部屋や玄関、網戸の傍などに置いておくだけで効果があります。
蚊に特化したスプレーにするもよし、どうせなら様々な事に使える精油を使って精油を丸ごと楽しむもよし、お料理でハーブが残った時に楽しんでみるもよし。
肌に触れても安全な精油やフレッシュハーブを使った虫除け、いかがでしょうか?
あなたの今日をほんの少し楽しくするキッカケになれたのなら幸いです。
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