もし、時間を共にする相手との会話を弾ませられる飲み物があったなら、
飲んでみたいと思いますか?
「時間を共にする相手との会話を弾ませられる飲み物」という言い方をしてしまうと、
魔法のように聞こえてしまうけれど、
過去に、そのような効果が期待できる飲み物は何か?という検証が
精神神経科の教授とコミュニケーションの専門家によって行われたことがあるのです。
紅茶を飲みながら、そのような検証が行われていたことをふと思い出したため、
今回は、忘れかけている記憶を手繰り寄せつつ、私の脳内整理も兼ねて、そのようなお話をと思っております。
検証を行ったのはリプトンでお馴染みのユニリーバ・ジャパンで、
その対象者は、初対面、恋人、夫婦といったペアの方々でした。
検証方法は、各ペアには、紅茶、緑茶、コーヒーの3種類の飲み物を飲みながら30分間、自由に会話をしてもらい、
この時の脳波などの体の内側に表れる変化を計測するのと同時に、
仕草や表情などの体の外側に現れる変化も専門家が確認するというものでした。
結果からお伝えしますと、脳の働きが最も活発で安定しており、
時間を共にする相手との会話を弾ませられる飲み物に適しているのは紅茶でした。
体の内側に表れた変化は、
「話の流れを順序良く組み立てる論理的思考力」を司る前頭葉の左側部分と、
「相手の興味を引き寄せる表現力や想像力」を司る中央部分の血流が、
双方同時に活性化しているというもので、
この状態は、コミュニケーション能力が上がっている証拠なのだそう。
そして、紅茶を飲みながら会話を交わした場合に体の外側に表れた変化は、
話を聞くときの様子やアイコンタクト、ジェスチャーなどが互いにシンクロしたり、
自分に関する話題を話すといった自己開示が増えたり、
相手との歩調を合わせるような会話をすすめ方をするような傾向があったと言います。
紅茶に含まれているアミノ酸にはリラックス効果や集中力を高める効果がありますし、
ときめきを感じたときに脳波を出す側頭葉にも影響があると言われています。
紅茶を飲みながら会話をすることで、
よりリラックスした精神状態の中で素直な自分を出すことができ、
相手に対しても余裕をもって接することができるキッカケになるようです。
もちろん、癒される香りや味の好みは人それぞれではあるのですが、
紅茶にはコミュニケーション能力をUPさせる力が秘められている、
ということが分かった検証になったのだとか。
疲れがたまっていて、
大切な方と思うようなコミュニケーションが取れていないように感じられるときには、
普段コーヒー派の方も、少し気分を変えて紅茶でひと息ついてみるのも良いのかもしれません。
大切なパートナー、家族、恋人、仲間たちと一緒に、
紅茶のチカラでココロをほぐして
ハッピートークから広がる楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
今回も柊希の脳内整理にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
ここへ足を運んでくださる皆さんに“ありがとう”の気持ちが届きますように☆彡