バッグの中身を取り出していると、内ポケットからテーピング用のテープが出てきた。
こんなところにあったのかと思いながら、
メモ帳の裏表紙にペタッとくっついた状態のそれを丁寧に剥がし取った。
先日、シューフィッターの方から偏平足のことを教えていただいたとき、
足の疲労を和らげるテーピング術も教わっていた。
これまで、長時間歩かなくてはいけないときや、
立ちっぱなしのときなどの足への負担や疲労を和らげたいときには、
ジェルパットやインソール、部分パットなどで対処していた私は、そのテーピング技に興味を持った。
こういうものは、経験してみないことには、どのようなものなのか分からない。
そこで、教えていただいた後、自分に合いそうなテーピング用のテープを購入し帰宅した。
それからしばらくして、細めのヒールで1日中歩く日、ペタンコシューズで1日過ごす日など、
このテーピング技を試す機会があり、テーピングは興味深いと感じたため、
こちらの話題もシェアさせていただこうかと思っている。
これからの季節、様々な屋外イベントを楽しむ中で、
足の疲れを何とかしたいと感じる機会も増えるはず。
そして、長時間歩いたり立ちっぱなしの日々や、
ジョギングによる足の疲労を取り除く暇がないという方もいらっしゃるかと。
もちろん、人によって合う合わないはあるかと思いますが、
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
先日の偏平足の話題に触れた際に、足裏のアーチ状の部分(土踏まず)は、
私たちの体重を支えたり、歩いたり、立っているときなどに、
足全体が受ける衝撃を緩和させ、
足の痛みや疲労を起こりにくくする役目をはたしていることを再確認したかと思います。
足の痛みや疲労が偏平足の方に限ったことではない理由は、
このアーチは、長時間歩いたり、立ち続けてると次第に緩んでくる性質にあるのだそう。
アーチが緩み、クッションとしての役割を十分に果たすことができなくなった結果、
足への負担がダイレクトに痛みや疲れとして出てくるのだそう。
そこで、長時間歩く、立っていなくてはいけないと分かっている日、
翌日に足の痛みや疲労を持ち越したくない場合は
あらかじめ土踏まずを持ち上げるようにテーピングでサポートしておくと、
足の疲れや痛みを緩和させることができるという仕組みです。
【使うテーピングテープはどう選ぶ?】
テーピング用のテープは、ドラッグストアなどで売っている伸縮性のあるものを選びます。
その中でも、ハサミを使わずに手で切ることができるもので、
汗や水を弾く撥水性があるタイプを選んでおけば、
使い勝手が良い上に、アウトドアを楽しむときや長時間歩くときに汗をかくことがあっても、
テーピング効果を持続させることができます。
サイズ幅も豊富ですが、私は4センチ弱のものを選びました。
男性はサポート面積が広いと思いますので、もう少し幅広でも良いのかもしれません。
また、皮膚がかぶれやすい方は、敏感肌タイプのものを選ぶと安心感がアップするとか思います。
【テーピングの手順】
【1】まずは、踏み台や椅子などに左足のつま先を乗せ、足首の角度が90度になるようにします。
テープは、足裏に横長に貼るのですが、1本めは、足の中央(土踏まずの真ん中部分)よりも指2本分ほど指先側の位置にテープの横ラインがくるよう、小指側から土踏まずを通って、土踏まずをテープで引っ張り上げるようにして貼ります。テープは、足の甲の部分にテープは貼らず、テープの始まりと終わり部分は、足の側面、床から2センチほど甲側へ向かうほどの長さでカットします。
【2】2本めは、足の中央(土踏まず部分)よりも指2本分ほど踵側の位置にテープの端がくるよう、小指側から土踏まずを通って、土踏まずをテープで引っ張上げるようにして貼ります。長さは一本目と揃えます。
【3】最後のテープは、1本めと2本めの真ん中の位置に、これまでと同じ要領で貼ります。これで準備は完了です。長さにも慣れてきたら、予めカットしたテープの両端を持ち、土踏まずをテープに乗せるようにして両端を引き上げるようにして貼っても良いかと思います。
私は、しっかりとした土踏まずがあるのですが、
わりと直ぐにアーチが緩むタイプであることに加え、足に負担がかかりやすいデザインの靴を好む傾向にあり、
これまでは、ジェルパットやインソール、部分パットなどで足の痛みや疲労の対処をしておりました。
自分の足の弱点が分かっているため、不便を感じることも無かったのですが、
テーピング術の効果に少々驚いております。
靴を脱いだ際のビジュアルという点においては思うことも色々とありはするのですが、
痛みや疲労が緩和されるため足がパンパンになることが減ったように思います。
と同時に、足裏からの脚全体の血の巡りも促進されるため、
新陳代謝も上がるような手ごたえがあります。
足の痛みや疲労緩和のためのテーピング技としてシェアさせていただきましたが、
様々な視点から自由に活用していただけましたら幸いです。
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