今年の春は、ゴボウ茶でデトックスをすることにした。
このように文字にして言うと、“わざわざそうしている”ように聞こえてしまうけれど、
きっかけは、ふらりと立ち寄った物産展で、土臭さがない風味豊かなゴボウ茶に出会ったからという単純なものだ。
ゴボウ茶は機会があれば口にしているお茶なのだけれど、私の周りのリアクションを見ていると意外と好き嫌いがはっきりと分かれるお茶のように感じることがある。
その好き嫌いの理由を聞きながら、双方の言い分に思い当たる節がある私は、ゴボウ茶は、使われているゴボウや製造方法などによって味が大きく変わるような気がしている。
今回は、手渡されたゴボウ茶を断り切れずに口にしたのだけれど、私がこれまで出会ったものの中で一番美味しい感じたため、もう少し飲んでみたくなり、一番小さなものを一袋購入した。
すぐに無くなってしまうだろうと思っていたのに全く減る予感がしないゴボウチップスは、スープや炊き込みご飯の具材としても我が家で活躍中である。
そして、その日はベーシックに立ち返ってお気に入りのマグカップゴボウチップスを入れ、お湯を注いで外へ出た。
地面にはガーデンテーブルやイスの透かし模様が映し出されていたのだけれど、そこに、何処からか飛んできた何かしらの花びらが落ちていて、春だなと思った。
春と言えば、新しい出会いが増える時季である。
街中にも、何となくそのような空気が漂っているように感じられ、これもまた春ならではの感覚のように思う。
先日、駅構内で賑やかなグループとすれ違った。
一見、その場の全員が笑っているように見えたのだけれど、数人の笑顔が少々ぎこちないようにも見えた。
すれ違うまでの僅かな時間のことであり、私の目にはそう見えたというだけのことで、本当のことは何も分からないのだけれど、ふとフェイクスマイルという言葉を思い出した。
言葉のまま偽物の笑顔という意味なのだけれど、このフェイクスマイルはストレスを減らす力があるという研究結果があるそうなのだ。
例えば、気分が沈んでいるとき嫌なことがあったとき、何となく元気が出ないときなどに、ウソでもいいから笑顔を作ると、
私たちの脳は、今幸せなんだな、楽しいんだなと受け取り、小さなストレスくらいであれば取り除いてくれるのだそうだ。
私は、辛いのに辛くないふりをしたり、悲しいのに悲しくないふりをしたりする必要はないと思っていて、
笑顔を作るのは、辛い、悲しい、失敗したと感じた後でも遅くないと思っているのだけれど、
日常の中の漠然とした不安や、何となく元気がでないような時には、
“笑う門には福来る”という言葉もあるように、このフェイクスマイルは有効なのかもしれないと感じている。
「はじめまして」の機会が増えると、自分でも気が付かないところで何となく緊張していたり、気疲れしたりするもの。
そして、自分が想像する以上に表情がなく、怖い顔をしてしまっていることも。
このような時には、フェイクスマイルのチカラをかりて乗り切るのも、悪くないと思うのですが、いかがでしょう。
フェイクスマイルという表現は少々味気ない気もするので、“笑う門には福来る”で、今回のお話をしめたいと思います。
今日も皆さんにとって、良き日となりますように☆彡
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