皆さんは、自分の背中を意識したことはありますか?
街中のショウウィンドウに映った自分の姿を横から見て、自分の姿勢やスタイルにドキッとする事はありませんか?
鏡を見る機会はあるけれど、自分を正面から見ることの方が断然多いのではないでしょうか。
背中、特に肩甲骨付近は筋肉やリンパ節が密集しています。
ですから、この部分を動かさずにいると筋肉は硬くなり、代謝も落ちてしまいます。
自分が思っている以上にお肉が付きやすい場所になり、背中にお肉が定着してしまうと万年肩コリになり、リンパの流れが滞り二の腕が痩せにくくなり、全身がむくんで痩せにくくもなるのです。
これは、肩甲骨付近に多くある褐色脂肪細胞が関係しています。
この細胞は、体温を一定に保ちつつエネルギーを熱に変えて体の外へ放出するので、
肥満を予防する働きに優れていると言われています。
ということは、この肩甲骨付近にあるこの細胞を刺激して、しっかりと働いてくれる状態を保つことができれば、
代謝が上がり太りにくい体質に改善できるだけではなく、肩コリだって軽減させることができるということ。
そして、血流が良くなるという事は、むくみ改善、美肌などへの効果も期待できるということです。
特別な事をしなくても、毎日の生活の中に「ながらケア」をプラスするだけで、少しずつだけれど、しっかりと体質を変えていくことは可能。
さっそく「ながらケア」をしてみませんか?
その前に、まずは自分の肩甲骨が凝っていないかチェックしてみましょう。
【肩甲骨の今の状態をチェック!】
・真っ直ぐ立ちます。
体の後ろで両手を握って、
両手を握ったまま腰辺りの高さまで手を手をあげられますか?
・背中にタスキをかけるように自分の左右の手を握る事ができますか?
いかがでしょう。
簡単にできたという方は肩甲骨は凝っていませんので、自己メンテナンスとして肩甲骨付近をほぐしましょう。
窮屈さを感じられた方や出来なかった方は、肩甲骨付近が硬くなっているようです。
確認が出来たら後は「ながらケア」を取り入れて肩甲骨付近をほぐして、嬉しい効果を丸ごと自分のものにしてしまいましょうね。
【肩甲骨のほぐし方】
簡単に言うと、肩を回すだけ。
たったこれだけです。
特に朝起きた時、あとは日中気づいた時に肩をグルグル回すだけです。
ただ、この肩まわし。
きちんと肩を回せていない方が多いのです。
簡単な動作だからこそ、大事なポイントを押さえておきましょう。
全身の力を抜いて、右手の指先を右肩に、左手の指先を左肩に置きます。
この指先をつけたまま回すことで、しっかりと肩を回す事ができます。
指先は肩から離さずに、そのままの状態で肩を回します。
コツは肘で円を描くようなイメージです。
ゆっくりで構いませんので後回し、前回しを行います。
【肩甲骨をほぐす時の注意点】
急に力を入れて肩を回すと痛めてしまう方もいらっしゃるかと思いますので、
早く体質改善をしたくても焦らずに、肩まわしが予想以上に気持ちよくても焦らずに、まずは5回くらいから始めてください。
自分の体の状況に合わせて一回に回す回数を増やしたり、一日の中でから回しをする回数を増やしたり、調整してみてくださいませ。
ちなみに、肩甲骨は天使の羽と呼ばれています。
毎日を自分らしく軽やかに、しなやかに羽ばたくためにも、あなたの天使の羽をケアしてみてはいかがですか?