寒い日が続くと温かい飲み物に手が伸びる機会が増える。
私の場合はハチミツレモンを作る回数がグンと増えるのだ。
マグカップにその日の気分に合うハチミツを入れて、
ビタミンCの補給も兼ねてレモン果汁をちょっぴり多めに注ぎ入れる。
絞るのではなく注ぐ……、
そう、相変わらずお手軽なレモン果汁のボトル入りを愛用中だ。
お助けアイテムも選んで上手に生活に取り入れなくては、
体にいいこともなかなか続かない。
その日もお目当てのハチミツを収納棚から取り出したのだけれども
見事なまでに固まっていた。
蓋をあけて覗き込みスプーンでつついてみると、
コツコツと音が耳に届く。
昨日まではトロ~リ黄金色をしていたというのに白濁してザラっとしている。
ビジュアル的にちょっとだけ、「あぁ~あ」である。
味も栄養素も変わってはいないのだし、
ハチミツがこのように固まるのは天然のハチミツである証拠なのです。
本来ならば本物のハチミツである事が証明されたようなものなのだけれども、
私は毎年、固まったハチミツを見て少しだけ残念な気分になるのでした。
ここで、ハチミツに本物と偽物があるの?と
思われた方がいらっしゃるかもしれませんね。
ハチミツには純粋なハチミツ100%のものと、
お砂糖などを混ぜて作られたハチミツがあります。
例えば、健康の為にお砂糖を使うのを止めてハチミツを使おうと思われた時は、
天然ハチミツ、純粋ハチミツと書かれているハチミツを選ぶようにしてください。
お砂糖を止めるつもりが、
お砂糖がたっぷり入ったハチミツを選んでしまっていては残念ですものね。
ハチミツの効果、効能を丸ごといただくには、
やはり天然のハチミツが一番です。
加工技術が今ほど進んでいなかった頃は、
「天然、純粋」の文字が無いものでも、
常温で固まるハチミツは天然、
常温で固まらないハチミツは混ぜ物あり、という分かりやすい目安がありました。
今は技術の進歩によって天然ハチミツ、純粋ハチミツでも固まらないものもありますので、
ハチミツを購入される時には、
天然ハチミツ、純粋ハチミツの文字の確認と、
成分表を見てハチミツ100%なのか、混ぜ物があるのかを確認して
ご自分の用途に合うハチミツを選んでくださいね。
そして、固まってしまったハチミツを元に戻したいと思われた時は、
ぬるめのお風呂くらいの温度で湯煎して、ゆっくりと結晶を溶かしていきましょう。
時々電子レンジで温めるという話を聞きますが、
ハチミツは高温で温めると栄養素が壊れてしまいますので
温めすぎには注意しましょう。
次回、ハチミツを購入される機会がありましたら参考にしていただけると幸いです。
【注意】
妊婦さんや子どもも飲んだり、食べたりできる「はちみつ」ですが、はちみつを使用していますので、1才未満の乳児には与えないようにしてくださいませ。
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