貧血でもなく、思い当たる節も根拠すらもないのだけれど
時々、血が足りてなーい、という気分になることがある。
このような時は、気のせいだと思わずに体からのメッセージだと思って、普段よりも少しだけ、鉄分を意識したメニューを口にしている。
そもそも、鉄分不足を気にしたり、悩んでいたりするのは女性です。
私は男性が、「俺、最近鉄分不足で」などと言っているのを聞いたことがありません。
本来、男性も女性も個人差はあるにしても、ほぼ同じ量の鉄分が常に体の中にあります。
だけれども、女性は日々体から排出される鉄分に加えて、毎月の生理で更に鉄分が失われてしまいます。
男性は日々の食生活の中で、その日に補うべき鉄分のある程度を摂取することができるのですが、
女性は意識して摂取しなくては補えないようなのです。
男性が1日に補うべき鉄分を仮に1とすると、女性はその1.2倍の摂取が必要なのだとか。
私は体に良いことも、美味しく食べて栄養を摂取することも好きですが、
毎日鉄分の事ばかり考える余裕は正直、ありません。
そこで、いつもの私の癖なのですが、効率よくサクッと補えるものや、方法はないのかしら?という視点が登場します。
鉄分は体に吸収されにくい栄養素なので、
鉄分の中でも特に吸収率の高いヘム鉄にも意識を向けるようにしました。
もちろん、サプリメントにも2種類あるのですが、
まずは出来るだけ食事から摂りたいので今回は普段のお食事目線でのお話しです。
鉄分には、通常の「鉄分」と体内に吸収されやすい「ヘム鉄」の2種類あります。
食材の分類は、
「ヘム鉄」は、お肉やお魚などに含まれている動物性のもの。
「鉄」は、お野菜や海草類などの植物性のものです。
動物性のヘム鉄の方が吸収されやすいので、
赤身肉やレバーなどを摂取すると効率よく鉄分補給ができるのですが、
妊婦さんや出産経験者の方はご存知の通り、
動物性のレバーなどで鉄分補給を毎日行っていると
ビタミンAを同時に過剰摂取してしまうことになり、ビタミンA症候群の心配がでてきます。
食材や量によってはカロリーも気になりますよね。
動物性の鉄分と植物性の鉄分をバランスよく摂る必要がありますが、
吸収されにくい植物性の鉄分は、中でも鉄分の吸収率が高いと言われている
納豆、小松菜、ほうれん草、切り干し大根、ひじきなどを意識してみるといいでしょう。
妊婦さんに限らず、赤身やレバーが苦手な方も、このような食材を意識してみてはいかがでしょう。
私は、血が足りないと感じるときは、何となく疲れていることも多いので、
豚肉と小松菜をメニューに加えることが多いのです。
もちろんレバーが手っ取り早いので手に入ればレバーを食べるのですが、
豚肉の鉄分だけではなく疲労回復の力や、
お肌の揺らぎを和らげるビタミンBなどの美肌力なども借りたいのです。
こういうところは、どんどん欲張りたいのです。
鉄分が多い食材を摂ってもその全ての鉄分が吸収されるとは限らないので
コツコツと鉄分を補給しておきましょう。
最近疲れが取れないの、連休中の疲れが出てきそうだわ、と感じていらっしゃるなら
鉄分メニューで、あなたとご家族の元気の底上げをしてみてくださいませ。
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【みんなが笑顔で過ごせるように、自分にできることを考えてみませんか。】