女性の皆さん、少しずつ肌寒くなってきておりますが、「冷え対策」の準備は出来ていますか?
幸せのレシピ集内では、自分に合う冷え対策を見つけて欲しいという気持ちもありまして、
体の内側から、外側から、細胞レベルから、と様々な視点から冷え対策のお話もさせていただいております。
冷え性=女性という構図が一般的のように感じられるのですが、
細胞レベルで見てみると男性の方にとっても冷えすぎは良くありません。
と言いますのは、例えばがん細胞。
この細胞は低体温を好みます。
冷えた環境だとのびのび自由に活動出来てしまうわけです。
ですから、冷えない体を保つということは、私たちの美容と健康の土台です。
いい意味で体に誤魔化しが効かなくなるオトナ世代。
簡単に崩れたりしないホンモノの美しさや健康を一緒に作っていきませんか?
もちろん、子どもの頃から美と健康を積み重ねられれば遠くて近い未来、
小さいけれど大きなギフトとなって返ってきます。
年齢や性別を問わず、冬だって体ぽっかぽかでまいりましょう。
ただ、体に良いと分かっていても、自分の体や好みやライフスタイルに合う、合わないは当然あります。
ですから、まずは楽しくトライしてみて合えばラッキー!
合わなければ自分の経験値、知識が上がったわ!
次は自分に合う何かに出会えたらいいな!
そのような気持ちで日常を楽しんでいくことができるといいですよね。
さて、今回のお話コードは冷え繋がりで雑穀の「ひえ」です。
皆さんも一度は耳にされたことがあるだろうマクロビオティックという言葉。
これを簡単に説明すると、雑穀や玄米などを含んだ健康的な食材で行う食事法を意味しています。
雑穀は私たちの普段の食生活では少量しか取ることができない栄養素をたっぷりと含んでいます。
ですから、雑穀を上手に食事に取り入れられると栄養のバランスが上がり、
細胞レベルから体を健やかにしていくことができます。
嬉しいのは栄養バランスが上がるだけではありません。
雑穀は、体内に蓄積されている有害物質を吸着して排出することも得意としています。
ですから今後の美容と健康を作りながら、これまでの私たちに失態による有害物質へも同時にアプローチできます。
今から健康に気を使っても遅いかな……ということがないのです。
先日、「宇宙飛行士も食べている桁外れにオールマイティーなアマランサスってなあに?」
というタイトルの元、アマランサスという雑穀をご紹介させていただきました。
アマランサスを雑穀界の戦隊ヒーローで例えるならばリーダー的存在です。
一方「ひえ」はリーダータイプではないのだけれど、体の冷えを取り除くことを特技とした隊員です。
これからの季節に特に力を借りたい存在です。
冷えを取り除き体を温める他にも皮膚や粘膜を整えてくれますし、
善玉コレステロールを高めてくれたり、
脂質代謝を手助けしてくれたり、腸内環境も整えてくれます。
栄養を白米と比べてみると、マグネシウムは5倍、カリウムは3倍、鉄分は2倍、
食物繊維は8倍などと言われております。
アマランサスよりは低いのですが、それぞれの特徴がありますので、複数の雑穀を少しずつ混ぜて
「我が家のレスキューフード」を作ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
雑穀は単体で食べたり、大量に食べるには、良薬は口に苦しですので、少量ずつ白米に混ぜて炊きましょう。
それでも苦手な場合は、炊き込みご飯や雑炊、カレーなどの日は雑穀を混ぜたご飯にしてみるのも手です。
カレーやシチュー、ハンバーグやコロッケ、つくねなどに混ぜたり、
少し煎ってサラダのドレッシングやスープのトッピングに、
あまり難しく考えずに気楽に楽しく混ぜ込んでみてくださいませ。
雑穀ご飯は長寿国日本の食のルーツとも言われております。
「イネ」という古の言葉は穀物全てを表すのと同時に「命のもと」をも意味していたと言います。
雑穀ご飯には、私たちの体が本当に必要としている「命を育むもと」が詰まっているようです。
今回は雑穀戦隊の中から「ひえ」隊員をご紹介いたしました。
ご興味ありましたら、食卓のお仲間にさりげなく加えて食してみてくださいませ。
画像をお借りしています。:https://jp.pinterest.com/