もう何年も自分好みのクリスマスツリーを探し続けているのですけれど、
なかなか良い出会いがありません。
ですから、この時期になると我が家の観葉植物たちの中から、
背丈もボリュームもそこそこある2つの鉢植えが
強制的にクリスマスツリーへと変身させられます。
クリスマスオーナメントは毎年素敵なものがたくさん登場するので、
その中から特に心惹かれたクリスマスオーナメントとを、
1つか2つずつ増やすことをこの時期の密かな楽しみにしています。
クリスマスツリーと言えば、てっぺんにひと際目立つ星を飾ることが多いかと思いますが、
あのてっぺんの星に名前があることをご存知でしょうか?
少し耳慣れない響きなのですが「ベツレヘムの星」という名前がついています。
英語ではトップスターと呼ばれておりまして、
てっぺんに飾る星と他の星型オーナメントは区別されています。
これは、このベツレヘムの星(トップスター)があるエピソードを持っているからなのです。
本日は、クリスマスツリーのてっぺんに飾られる星が
持つエピソードをご紹介したいと思います。
寒くなってまいりましたので、温かいお飲み物を召し上がりながら、
のんびりとお付き合いくださいませ。
神の子と言われているイエスキリストがマリア様から誕生した日の夜、
夜空には、他の星々とは比べ物にならない程の強い光を放っている星があったのだそう。
この星の存在をキリスト教の伝承では、
イエスキリストがこの世に誕生したことを知らせる星だったとしているようです。
そして、この強い光を放ちながら輝く星にベツレヘムの星と名付けました。
ベツヘレムというのは、イエスキリストが誕生した地名です。
イエスキリストは、この強い光を放つ星が輝く夜にベツレヘムで生まれた訳ですが、
このベツレヘムという土地から遠い東に居た三博士と呼ばれる3人の者は、
この異常な星の輝きを目にし、救世主が表れたのでは?と感じたのだそう。
星に導かれるがまま進むとベツレヘムの地に辿り着き、
イエスキリストの誕生を祝ったと言われています。
この東の地からやってきた三博士と呼ばれている3人は、
聖書の中では占星術師として登場するようです。
イエスキリストが誕生したときに強い光を放っていた星については、
2000年以上も昔のお話なので架空のお話なのか、
実際に惑星が爆発するなどして起こった現象なのか、
この点は未だ定かではなく、様々な説が存在しています。
どのような経緯で聖書に記されたのかは分かりませんが、
このようなエピソードを持った星が、クリスマスツリーのてっぺんに飾られるあの星です。
クリスマスツリーに飾る他のオーナメントにも様々な意味が込められているのですが、
そのお話はまた改めて。
このベツレヘムの星は英語では「トップスター」と呼ばれております。
街中の至る所で素敵なクリスマススリーを目にしますね。
冬の空気に映える華やかな雰囲気を楽しみながら、
ツリーのてっぺんにある星に、ベツレヘムの星、トップスターという名前があることも
ほんの少し思い出していただけましたら幸いです。
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