幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

充分と十分、困った時はどちらを使ったらいいのかしら?

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「充分」と「十分」。

どちらも「じゅうぶん」と読み、意味も同じとなると、

ふとした時に、どちらを使えばいいのだろうと思ったことはないでしょうか。

先日、この言葉はどう使い分けるのが正しいの?と尋ねられたので、

今回は「じゅうぶん」という言葉を見てみたいと思います。

 

「じゅうぶん」という言葉を改めて意識してみますと、

日常生活の中でも割と登場回数の多い言葉のひとつかもしれないですね。

そして、直筆する機会はそう多くはないのかもしれませんが、

メールや文書作成をするときなど無意識に使い分けしている言葉でもあります。

どちらを使っても間違いではないけれど正確にはこのように使い分ける、

というようなお話を目にすることもありますが

私自身は、どちらを使っても間違いではないし、

その時々の使い手の感性に委ねても良いのではないか、と思っております。

今回はどちらが正しい、間違っているというお話ではなく、

自分の感性を反映させて自分らしく言葉を使うコツ、

という視点でお話させていただければと思います。

お時間ありましたら、覗いていってくださいませ。

 

まず、一般的なルールは押さえておきましょうか。

文部科学省の用字用語例では「十分」を使用しているため公的な文書では「十分」が使われます。

ですから、どちらを使うべきか迷った時には、

公的、私的シチュエーションを問わず「十分」を使うと良いでしょう。

ただ、どうしてこのように「十分」と「充分」が存在し迷うような状況になっているのかと言いますと、

日本国憲法内で「充分」が使用されているのです。

この辺りが迷わせる要因のひとつではないかと思います。

 

そして、一般的に言われることが多い使い分けは、

数値や量で計ることができる内容の時には数字が入っている方の「十分」を使用し、

充実感や充足感といった精神的に感じることができる、

満足を表す内容の時には「充分」を使用するというものです。

 

例えば、クッキーが20枚あり、その場に5人が居るシチュエーションを想像してください。

クッキーを1人に1枚ずつ配り、足りているか尋ねます。

この時、5人全員がクッキーを手にしていますので「十分(足りている)です」と答えます。

そして、更にその中の1人に残っている15枚をあげようとしたとしましょう。

1人で16枚もは食べられないので「充分(満たされている)ですよ」と答えるようなものです。

 

ですから、使い分けをしたい場合には

数値や量に視点を置くか、精神面に視点を置くかによって使いわけると良いかと思います。

ただ、私個人としては、全てをこのように使い分けると決めつける必要性は感じておりません。

 

と言いますのは、全てをこのルールに当てはめて使い分けると決めつけた場合、

このような事も起こります。

例えば小説で「待ち合わせの時間まで十分。ということは時間は十分あるということだ。」

という文章があったとしましょう。

時間の表現なので数値や量に仕分けられ「十分」を使うシチュエーションです。

だけれども、10分なのか、空き時間に余裕がある様子なのか、混乱しませんか?

もちろん、執筆業を生業としている方であればこのような表現や表記は使わないのですが、

決めつけて使い分けてしまうと、

このような状況に遭遇することもあることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

公的な文書では十分を使い、

その他のシチュエーションでは表現したい内容によって、

もしくは伝えたい相手に伝わりやすいかを考慮して使い分けたり、

他の表現を用いたりなどもして、自由に使うと良いのではないかと思っております。

全ての言葉に正しい使い方、間違った使い方があるわけではなく

このように使い方を使い手に委ねている言葉も多々あります。

何気ないひと言ですが言葉は生きていますので、

あなたらしく、のびのびと使ってみて下さいませ。

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