幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

女性の味方ではあるけれど、たっぷりと摂れば良いわけではない、大豆イソフラボン。

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少し前に枝豆のお話をさせていただきました。

その時にも少し触れたのですが、

今回は、女性がつい「摂取しておこう」と思ってしまうことの多い大豆イソフラボンの

メリットとデメリットを簡単におさらいしてみたいと思います。

女性の味方である大豆イソフラボンだからこそ、

色々な角度から大豆イソフラボンを知っておきませんか。

お時間がありましたら、のんびりとお付き合いくださいませ。

 

大豆イソフラボンは良い働きがある反面、

過剰摂取は子宮内膜症や乳がんの発症と再発リスクを高める場合があると言われております。

もちろん、本人の体質などとの兼ね合いもあるかと思いますので、

「絶対」とまでは言い切られておりませんが、

美容や健康に気を使われている方は少し注意が必要な気が致します。

例えば、美容と健康を気遣い、

大豆製品を食材とサプリメントの両方から欠かさず摂取している方は、

知らぬ間に過剰摂取になっていることが多いものです。

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実際に大豆イソフラボンの1日の摂取目安量をご存知でしょうか。

安心して摂取できる1日の摂取目安量の上限は1日70~75mgだと言われております。

これだけでは、実際にどのくらいの量なのか分かり辛いので、

具体的な食材で簡単にみてみましょうか。

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大豆に含まれるイソフラボンの量は素材や加工状況によっても上下しますので、

目安ではありますが、

1杯のお味噌汁にお味噌を20g使っていたとした場合、大豆イソフラボンは9.9mg。

納豆を1パック食べれば36.8mg。

豆乳をグラス1杯(200ml)飲めば49.6mgですが、

豆乳にきな粉を大さじ1杯入れたとすると、きな粉は16mgですので、

豆乳ときな粉を合わせると1杯で65.6mgの摂取量となります。

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ざっくりではありますが、このように数字で把握してみると、

日頃のお食事から大豆イソフラボンを摂ることは、

そう難しいことではないような気がしませんか。

日本食は様々なところで大豆が使われていますから、

日本食を大切にしていれば、極端に不足することはない環境なのです。

 

ですが、美容ブーム、健康ブームに乗って様々な情報が私たちの目や耳に届きます。

大豆イソフラボンは骨粗鬆症予防や

乳がんなどのがん予防にも効果もあると言われておりますし、

美肌効果、抗酸化効果、更年期障害の症状の緩和に糖尿病の改善効果と、

とても魅力的な効果効能が知られています。

そして、現代人の食生活が欧米化しつつあり、

大豆製品を口にする機会が減っているため不足しがちだと言われてしまうと、

つい、手軽なサプリメントに手を伸ばしてしまいたくもなります。

 

サプリメントや大豆製品を口にすることは悪いことではありませんし、

私たちの体にとって大豆イソフラボンは必要な栄養素です、

ただ、過剰摂取にならないように、

程よく摂ることがポイントになる栄養素です。

大豆イソフラボンを意識されている方も、あまり意識したことはないという方も、

まずはご自分の、ご家族の食生活を確認してみてはいかがでしょうか。

大豆製品が不足しているようであれば、

夕飯に冷奴をプラスするだけでも違います。

美容の為にサプリメントや食材の両方から大豆イソフラボンを摂りすぎていた方は、

足りないのでは?という不安や心配を肩からおろして、

補うペースを見直してみてはいかがでしょうか。

繰り返しになりますが、サプリメントも大豆製品も悪ではありません。

自分の体に合った程よいお付き合いの仕方を見つけてみてくださいませ。

関連リンク:厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

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