幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

今更聞けないオトナのために|ジェネリック医薬品のデメリットまで把握できていますか?

f:id:hiiragi1111:20170627144659j:plain

先日、友人が、お婆様の代わりにお薬の受け取りに行ったのだそう。

その時に、ジェネリックのお薬にされますか?先発にされますか?と尋ねられ

返答に困ったというのです。

その場は、いつもと同じお薬を出していただくことにしたそうなのですが、

ジェネリック医薬品は、少し安く購入できるお薬で利き目も変わらないと聞くけれど、

何かデメリットってある?と聞いてきたのです。

私も過去に友人と似たようなシチュエーションで“ジェネリック医薬品”という言葉に触れ、

ひと通り、お話を伺った経験がありますので、

今回は、ジェネリック医薬品というものについてお話しさせていただこうかと思います。

普段、お薬のお世話になっていない方も、

どのようなものなのかをこの機会に覗いてみませんか?

f:id:hiiragi1111:20170627144732j:plain

私たちが使うお薬は、薬局で購入できる「一般用医薬品」と、

お医者様の診察を受けて処方していただくことで購入できる「医療用医薬品」があります。

この、お医者様から処方していただくお薬の中には、

「先発医薬品」と呼ばれるものと「後発医薬品」と呼ばれるものがあり、

「後発医薬品」のことをジェネリック医薬品と呼んでいます。

ですから、後発にされますか?という表現はジェネリック医薬品にされますか?と同じ意味です。

f:id:hiiragi1111:20170627144851j:plain

では、「先発医薬品」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」の違いは何なのか?

「先発医薬品」は「新薬」と呼ばれるものです。

これは、医療品メーカーが多額の開発費用をかけて、

他のどの医療品メーカーよりも先に開発したお薬です。

一番最初に開発した訳ですから多額の開発費用も回収しなくてはいけませんので、

数十年ほどの間は、そのお薬を独占販売することができる権利が与えられるのだそう。

ただ、この独占販売の期間が終了しますと、

他のメーカーも同じ有効成分を使用したお薬を作って販売することができるようになります。

これが、「先発医薬品(新薬)」の後にできたお薬ということで、

「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」と呼ばれます。

f:id:hiiragi1111:20170627145103j:plain

では、「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」のメリットでもある

「先発医薬品(新薬)」よりも安い理由もまとめておきましょうか。

既にお察しの通り、有効成分を見つけたり、それをお薬にしたり、と

何もない所から作られた「先発医薬品(新薬)」には多額の費用と膨大な時間がかかります。

しかし、「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」は費用や時間を抑えることができるため、

安くで提供してもらえる仕組みです。

同じ効果が得られるのであれば、

安いほうがお財布に優しいので助かりますよね。

しかし、どのようなことにもメリットとデメリットが存在しますので、

「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」も、この機会に覗いておきましょう。

f:id:hiiragi1111:20170627145136j:plain

お薬に限らず、世の中で販売されているものには、

類似品というものが存在しますよね。

例えば、お洋服。

流行を取り入れた似たようなデザインが多々ありますが、

ブランドによって、生地やデザイン、色の出し方など、少しずつ異なった部分があります。

スナック菓子にしても「ジャガイモを使ったチップス」という点では同じだけれども、

味や食感などがメーカーによって異なります。

このようなことがお薬にも起こっているのです。

 

「先発医薬品(新薬)」の独占販売の期間が終了し、

他のメーカーでも同じ効果、効能のお薬を販売することができるようになります。

しかし、これは、「先発医薬品(新薬)」に使用されている有効成分を

他のメーカーでも使えるようになる、ということで、

「先発医薬品(新薬)」と全く同じレシピのお薬を販売することはできないのです。

ですから、有効成分に合わせる他の成分の量を変えたり、

組み合わせを変えたりといった違いを出して商品化します。

もちろん、「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」も厳しい審査をクリアしており、

国の認可がおりていますので、安全なものです。

ただ、稀に服用する方の体質や症状によっては副作用が大きくでてしまったり、

思わぬアレルギーが出てしまう可能性もあります。

これは、「先発医薬品(新薬)」に比べますと

「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」は様々なデーターが少ないことも理由のようです。

f:id:hiiragi1111:20170627145342j:plain

「先発医薬品(新薬)」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」は、

個人の都合で変更できる場合と、できない場合があります。

これは、お医者様の判断が処方箋に記されているためです。

もし、病院などでお薬を処方していただくことになった際、

お薬の希望があるのであれば、

「先発医薬品(新薬)」と「後発医薬品(ジェネリック医薬品)」のどちらかを選ぶことができるのかどうか、お医者様にご相談されると良いかと思います。

 

これで、「先発、後発、ジェネリック」という言葉を見聞きしても、

どのようなお薬のことなのか把握できるかと思います。

もしかしたら、今すぐに必要な知識ではないかもしれませんし、

医療の世界も日々進化しておりますので、これは現時点でのお話しですが、

お薬を選ばなくてはいけないシチュエーションが訪れた時には、

あなたの知識ボックスから取り出して、

自分やご家族にとって最適な選択を行うきっかけにしていただけましたら幸いです。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

各国のお城の在り方、使い方にもお国柄?

f:id:hiiragi1111:20170702115431j:plain

外出したまでは良かったのだけども、

少し早く家を出てしまったものだから中途半端に時間ができてしまった。

ティータイムでもと足を踏み入れたお店で、たまたま目に入った外国の記事を読んでいた。

どのような記事だったのだかと言うと、

ヨーロッパで古城を利用した宿泊型のセミナーハウスが人気だというお話。

企業の研修と言えば、学校授業の延長線上のような雰囲気、空間の中で行われるものという、

少々窮屈な印象が今も割と多いように思う。

「遊びではなく仕事なのだから」という風潮がそのまま引き継がれてきているのだろうけれど、

これは日本に限った事ではなく外国でも同じようなのだ。

そこに目を付けたあるご夫婦がヨーロッパにいらっしゃった。

これまでの企業研修のイメージを覆すような、楽しい雰囲気の中で研修を開いてもらおうと

自宅の古城を使って宿泊型のセミナーハウスを21年程前に開業されたとうのだ。

場所を提供するだけではなく、セミナーや研修の企画や準備も手伝うそうなのだけれども、

セミナーや研修を受ける為に訪れるセミナー客やけ研修客には、

何方かのお宅に招かれたような気分で過ごしてもらう為に、

心のこもった接客をするのだそう。

密室に閉じ込められるセミナーや研修ではなく、

古城の敷地内にある緑豊かなお庭で自然を感じながら受けるオトナのセミナーや研修は、

さぞ捗るのではないだろうか、と思う。

今では、この古城を利用したセミナーハウスも各地に増え、

フランス、スペイン、イタリア、ドイツの古城をセミナーハウスとして運営しており、

セミナーハウスと言えばシャトーフォームと言われるほど人気だと言う。

ヨーロッパと日本では、お城の数や在り方、扱い方の違いも多々あるため、

博物館の役割を兼ねた観光地として公開されていることが多い日本のお城を、

シャトーフォームのようにセミナーハウスとして使用することは、そう簡単ではないだろう。

ただ、仮に、日本のお城をセミナーハウスとして使うことができるとしたら……。

お城でセミナー。

お城で研修。

会議室や講堂で受けるそれとは異なる、妙な緊張があるように思うのは私だけだろうか。

きっと日本では、ヨーロッパの古城風の空間や演出を盛り込んで作ったセミナーハウスの方が

昨今の日本で重要視されがちな“おしゃれ感”もあり受けるのかも。

そのようなことを思いながら、

久しぶりに口にしたレモンスカッシュをストローで吸い上げた。

レモン色のそれの中で気泡をまとった真っ赤なチェリーが上下して

グラスの中は、しっかりと夏色だった。

関連リンク:

画像出典:https://jp.pinterest.com/

トランプでモデルを務めている彼らとは?

f:id:hiiragi1111:20170628114351j:plain

先日、第45代アメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプ氏の名を出したからだろうか。

最近の私は「トランプ」という言葉が鍵となり、

カードゲームで使用するトランプ絡みの様々な記憶が引き出されている。

トランプゲームは老若男女を問わず、

国内外の人たちと簡単に遊ぶことができるゲームのひとつ。

今思えば、外国暮らしをしている間、コミュニケーションツールのひとつとして

そこそこお世話になったような気がしている。

当時の私は、話のネタにと数種類の和柄のトランプを日本から持参していた。

私が思う以上に、その柄からは異国情緒が感じられたのだろう。

帰国する時には全て貰い手が決まり、

中にはトランプを素敵に額装し、インテリアに変えてしまった友人もいた。

 

私たちは、当たり前のようにこれを「トランプ」と呼んでいるけれど、

本来「トランプ」という言葉は「切り札」という意味であるため、

外国で「トランプで遊ぼうよ」と言っても全く通じないのだ。

私は当たり前のように「トランプでもする?」と誘っては、

訝し気な眼差しを向けられたことは一度や二度ではなかった。

どうして私たち日本人がトランプと呼んでいるのか。

それは、先人たちがトランプに興じる外国人を見ていたときに、

彼らが発していた切り札(トランプ)という言葉を、

カードそのものを指しているのだと誤って受け取ったことが、きっかけなのだそう。

 

トランプはトランプでしょう、そのような気持ちでいた当時の私に、

これは「トランプ」ではなく「カード」と呼ばれるアイテムだと、

ご指導タイムが設けられたことがあったのだけれども、

その時にとても興味深い話をたくさん耳にしたのだ。

その話は、カードに記されているスペードは貴族を、ダイヤは商人を、

ハートは聖職者を、クラブは農民を、という具合に

マークは階級を表しているというお約束の話に始まり、

トランプカードに登場する人物たちには全てモデルが居て、

トランプカードに治められている姿、アイテム、顔の向きなどには、

意味やエピソード、歴史などが含まれていたのだ。

f:id:hiiragi1111:20170628114418j:plain

個別にお話したのではいつまでも終わりが見えないため、

いくつかの、さわりの部分だけをご紹介させていただくと

スペードのキングのモデルとなっているのは、

旧約聖書に登場する古代イスラエルのダビデ王。

ダビデ王と言うだけでは、イメージも湧きにくいと思うのだけれども、

ダビデ王は、ミケランジェロの「ダビデ像」のモデルにもなっている、この彼のこと。

f:id:hiiragi1111:20170628113643j:plain

お世辞にもスペードのキングと似ているとは言えないけれど、

スペードのキングを目にした際には、ダビデ像を思い出してみてくださいませ。

 

そして、幸せのレシピ集内で時々登場するジュリアス・シーザーも、

ダイヤのキングで、カードのモデルを務めております。

そして、このダイヤのキングの姿は、

横にいるクレオパトラを見つめているという説もありまして、

様々な想像が膨らむストーリーが忍ばせてあるカードです。

 

最後にもう一枚。

ハートのキングにもモデルはいるのですが、

私の記憶に深く残っているのは、モデルとなった人物の話ではなく

ハートのキングにだけお髭が無い理由です。

実は、ハートのキングのモデルにもお髭があったようなのですが、

絵柄を板に彫っていた彫職人が手を滑らせて、お髭の部分を削り落としてしまったのだとか。

しかも、彫り直しをすることなく、お髭が無いままのデザインを世に出しまして、

私たちが知るハートのキングにはお髭が無いのです。

この時代のお髭は、威厳やファッションも兼ねていたと思うのだけれども

わたくし、ハートのキングを目にするたびに、

お名前は存じ上げませんが、お気の毒に……、と思って見てしまうのです。

 

いつの日か、機会がありましたら、

カードの奥に忍ばせてあるエピソードにも触れられればと思っておりますが、

本日は、この辺でお開きとさせていただきたいと思います。

本日も、良き日となりますように☆彡

画像出典:https://jp.pinterest.com/

今月の和風月名「文月」を七夕と共に味わってみませんか。

f:id:hiiragi1111:20170624161600j:plain

私の恒例行事のひとつなのですが、

七夕が近づくと近所のフラワーショップへ行き、笹の注文を入れておくのです。

以前は、七夕前であればいつでも手に入ると思っていたのですが、

直前ではフラワーショップをはしごしなくてはいけないことが何度か続き、

それ以来、このようなスタイルで笹を入手しております。

そして毎年、カラフルな短冊、一枚、一枚に願いごとをしたためるのです。

 

一歩外に出れば、ショッピングセンターなどに設置してある笹を目にしますが、

時々、短冊に書かれている文字があまりにも力強くて

書かれている願いごとが目に飛び込んでくることがあります。

そのような時、子どもたちの願いはとてもシンプルで澄んでいるのだと感じます。

そして、きっと、星に願わずとも自らの湧き出る力で

ひとつひとつ叶えていくのだろうと思うと、とても頼もしい気持ちになるのです。

一方、私の願いごとと言えば、

大人ならではの子どもとは異なるシンプルさはあるものの、

ちょっぴりお力添えを期待する感じが見え隠れしているようにも見えて

自分で笑ってしまうことがあります。

 

今月の和風月名は「文月」。

万葉集などにも登場するため、

なんとなく雅な空気をまとった月名のように感じるのは気のせいでしょうか。

この文月の由来は諸説あるのですが、七夕との関係を有力とするものが多いのです。

七夕の時季になると、五色の短冊に和歌や願い事をしたためて笹に飾りつけますが、

先人たちはこの様子を 「文被月(ふみひらきづき/ふみひろげづき)」と言っていたのだそう。

これが時代を経るにつれ変化し「文月(ふみづき)」となったと言われております。

他にも、中国では七夕の時季になると書物を虫干ししていたそうで、

この様子から旧暦の7月を「書物(文)を開く月」とし、

文月(ふみづき)となったという説もあります。

しかし、以前、幸せのレシピ集でもお話しさせていただいたことがあるように、

七夕は中国から奈良時代に日本に伝わってきった風習です。

もしも、先人たちが、

七夕の風習が始まる前から旧暦の7月を文月(ふみづき)と呼んでいたのであれば、

日本国内の出来事や風景などが文月(ふみづき)のもとになっていると推測することができます。

そのように考えられた時に登場する説がこちらです。

旧暦の7月頃は、立派に育った稲穂を見ることができることから、

穂見月(ほみづき)と呼ばれており、

これが少しずつ変化し文月(ふみづき)になったというもの。

まだまだ他にも文月(ふみづき)の説はあるようなのですが、

一番最初にお話した七夕絡みの説が、ドラマティックだからでしょうか、

文月(ふみづき)の由来としては、有力とされております。

 

今日は七夕ですね。

七夕の準備はお済みでしょうか。

文月の由来に思いを馳せるも良し、

織姫様と彦星様に思いを馳せるも良し、

星に願いごとを解き放つもよし、

思い思いの素敵な七夕タイムをお過ごしくださいませ。

本日もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。

関連記事:

画像出典:https://jp.pinterest.com/

女性の味方ではあるけれど、たっぷりと摂れば良いわけではない、大豆イソフラボン。

f:id:hiiragi1111:20170626110610j:plain

少し前に枝豆のお話をさせていただきました。

その時にも少し触れたのですが、

今回は、女性がつい「摂取しておこう」と思ってしまうことの多い大豆イソフラボンの

メリットとデメリットを簡単におさらいしてみたいと思います。

女性の味方である大豆イソフラボンだからこそ、

色々な角度から大豆イソフラボンを知っておきませんか。

お時間がありましたら、のんびりとお付き合いくださいませ。

 

大豆イソフラボンは良い働きがある反面、

過剰摂取は子宮内膜症や乳がんの発症と再発リスクを高める場合があると言われております。

もちろん、本人の体質などとの兼ね合いもあるかと思いますので、

「絶対」とまでは言い切られておりませんが、

美容や健康に気を使われている方は少し注意が必要な気が致します。

例えば、美容と健康を気遣い、

大豆製品を食材とサプリメントの両方から欠かさず摂取している方は、

知らぬ間に過剰摂取になっていることが多いものです。

f:id:hiiragi1111:20170626110650j:plain

実際に大豆イソフラボンの1日の摂取目安量をご存知でしょうか。

安心して摂取できる1日の摂取目安量の上限は1日70~75mgだと言われております。

これだけでは、実際にどのくらいの量なのか分かり辛いので、

具体的な食材で簡単にみてみましょうか。

f:id:hiiragi1111:20170626110825j:plain

大豆に含まれるイソフラボンの量は素材や加工状況によっても上下しますので、

目安ではありますが、

1杯のお味噌汁にお味噌を20g使っていたとした場合、大豆イソフラボンは9.9mg。

納豆を1パック食べれば36.8mg。

豆乳をグラス1杯(200ml)飲めば49.6mgですが、

豆乳にきな粉を大さじ1杯入れたとすると、きな粉は16mgですので、

豆乳ときな粉を合わせると1杯で65.6mgの摂取量となります。

f:id:hiiragi1111:20170626110855j:plain

ざっくりではありますが、このように数字で把握してみると、

日頃のお食事から大豆イソフラボンを摂ることは、

そう難しいことではないような気がしませんか。

日本食は様々なところで大豆が使われていますから、

日本食を大切にしていれば、極端に不足することはない環境なのです。

 

ですが、美容ブーム、健康ブームに乗って様々な情報が私たちの目や耳に届きます。

大豆イソフラボンは骨粗鬆症予防や

乳がんなどのがん予防にも効果もあると言われておりますし、

美肌効果、抗酸化効果、更年期障害の症状の緩和に糖尿病の改善効果と、

とても魅力的な効果効能が知られています。

そして、現代人の食生活が欧米化しつつあり、

大豆製品を口にする機会が減っているため不足しがちだと言われてしまうと、

つい、手軽なサプリメントに手を伸ばしてしまいたくもなります。

 

サプリメントや大豆製品を口にすることは悪いことではありませんし、

私たちの体にとって大豆イソフラボンは必要な栄養素です、

ただ、過剰摂取にならないように、

程よく摂ることがポイントになる栄養素です。

大豆イソフラボンを意識されている方も、あまり意識したことはないという方も、

まずはご自分の、ご家族の食生活を確認してみてはいかがでしょうか。

大豆製品が不足しているようであれば、

夕飯に冷奴をプラスするだけでも違います。

美容の為にサプリメントや食材の両方から大豆イソフラボンを摂りすぎていた方は、

足りないのでは?という不安や心配を肩からおろして、

補うペースを見直してみてはいかがでしょうか。

繰り返しになりますが、サプリメントも大豆製品も悪ではありません。

自分の体に合った程よいお付き合いの仕方を見つけてみてくださいませ。

関連リンク:厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

画像出典:https://jp.pinterest.com/

あなたの汗が知らせてくれている体内環境の様子とは?

f:id:hiiragi1111:20170628144320j:plain

一般的に良い汗と悪い汗があると言われています。

既に常識のひとつになっているサラサラとしていてニオイのない良い汗と、ベタつきがあり乾きにくく、気になるニオイを発する悪い汗。

皆さんは、ご自分の汗はどちらのタイプだと思いますか。

適度な運動をして汗腺の機能を正常に戻すことが大切だと分かってはいるものの、日々の諸々に追われていたら適度な運動まで手が回らない、と言う方も多いのではないでしょうか。

汗をかかないようにしたり、汗そのものやニオイを押さるようなアイテムを使用する方法もありますが、汗の状態は今のあなたの体内環境の状況を知らせてくれています。

必要に応じて、汗やニオイを抑えるようなアイテムも使いつつ、自分の汗を良い汗に変えていくことも始めてみませんか。

この時季は、たくさんの汗をかき、少々厄介に感じることもあるけれど、秋冬と違って体を温めやすく、代謝も上げ易いため、体質改善に適したタイミングでもあります。

今回は、汗の状態という視点から、ご自分の体内環境を見直すきっかけにしていただければ、と思います。

f:id:hiiragi1111:20190711110256j:plain

|ベタ付く汗の仕組みとベタ付きが知らせている体内環境とは?

汗と言いますと、ニオイや汗染みといったことに意識が向きますが、汗をかくことは私たちの生命を維持するために必要な機能のひとつです。

その大切な役割を果たしている汗がベタつくということは、体に必要なミネラルが不足しているサインでもあります。

汗がベタ付く原因は、体内の塩分とミネラルが汗と一緒に体の外へ出てしまい、これらの成分が蒸発できないまま皮膚の表面に付着しているため、皮膚がベタ付きます。

また、このベタ付きが雑菌を繁殖させニオイの原因を生んでいます。

そして、塩分とミネラルが体内から必要以上に出てしまいますと、熱中症になったり、体内の水分バランスが崩れて体が浮腫んだり、夏だけれども冷えを感じたり、お肌が荒れたりと言った症状を引き起こします。

ですから、自分の汗がベタついていると感じている方、感じたときには、こまめに水分補給をするだけではなく、スポーツドリンクや麦茶、お食事などから塩分とミネラルを補うこともお忘れなく。

f:id:hiiragi1111:20190711110430j:plain

|ベタつく汗をサラサラにするには体内環境を整えて。

一番のポイントは運動不足を解消し、汗腺機能を正常に戻すこと。

そうすることで良い汗をかけるようになることは、皆さんもご存知のとおり。

この季節だからこそ、ストレッチをしたり、ラジオ体操をしてみたり、普段よりも30秒でも1分でも良いのでできる範囲内で湯船にしっかりと浸かったり、生姜湯などを飲んで体を芯から温めるなどして、汗腺機能を刺激することも大切なことです。

サラサラの良い汗には塩分やミネラルがあまり含まれていないのですが、含まれていないということは、体内で必要となる塩分やミネラルが適材適所で使われているということ。

そのような状態であれば、体が正常に機能しますので、自然とその他の不調が緩和されます。

f:id:hiiragi1111:20190711110608j:plain

ただ、現代人は食生活が欧米化しており、年齢に関係なく良い汗をかけなくなっていると言います。

注意深く自分の汗を観察してみると分かるかと思うのですが、お酒を飲んだ翌日や、

油を使ったお料理、乳製品、お肉料理などを食べた翌日は、汗が普段よりもベタ付いているように感じられることがあるかと思います。

そして、このような食生活の積み重ねが体内環境のバランスを崩し、慢性的に汗をベタ付かせていることが考えられます。

お肉の栄養も私たちの体にとっては必要ですので、お肉を召し上がる際には、海藻やきのこ、生野菜や食物繊維を豊富に含む根菜類や蒟蒻などを一緒に召し上がってみてくださいませ。

これらは、ニオイの元が発生することを抑えてくれる働きがあるのと同時に、腸内環境も整えてくれますし、ダイエットにも繋がります。

f:id:hiiragi1111:20190711110704j:plain

簡単ではありますが、汗と体内環境をリンクさせられましたでしょうか。

汗のベタ付きは、今のあなたの体内環境を知らせてくれています。

何ごとも健やかな身体があってこそ。

体からのメッセージを受け取った際には、何かひとつ、あなたの体に良いことを日常にトッピングしてみてはいかがでしょうか。

画像をおかりしています:https://jp.pinterest.com/

オトナタチが知らないことや忘れてしまったことはコドモタチが知っているのかもしれません。

f:id:hiiragi1111:20170626152658j:plain

自宅から駅までは歩いてすぐの距離なのだけれども、

その日は真夏を思わせるような日差しを避けたくてバスに乗った。

後ろから何番目かの空いた席に腰かけた。

背後には5、6人の小学生たちが座っていたのだけれど、

彼らのトークに度々登場する「ひゃくようそう」という言葉の正体が

気になって気になって仕方がなかった。

手元のスマートフォンで調べてしまえば早いのだけれども、

何となく聞き覚えのある言葉だったため、

自分のシナプスを励ましつつ「ひゃくようそう」の記憶の尻尾を掴もうと

彼らの会話の中にヒントを探していた。

 

皆さんは「ひゃくようそう」と聞いて、その正体を思い出すことができますでしょうか。

今回は、そのようなお話を少し、と思っております。

「ひゃくようそう」って何だったかしら?

「ひゃくようそう」って何かしら?

と思われた方は、柊希の脳内整理にお付き合いいただけましたら幸いです。

 

結局わたくし、彼らがバスを降りた後も記憶の尻尾を捕まえることができず、

その夜、小さな敗北感を胸にスマートフォンに「ひゃくようそう」と呟きました。

出てきた文字は「百葉箱」。

「ひゃくようばこ」と読んでも間違いではないようだけれども、

広辞苑には「ひゃくようそう」と記されていることから正式名称は「ひゃくようそう」とのこと。

 

今では設置している小学校も減ってきているようだけれども、

百葉箱(ひゃくようばこ/ひゃくようそう)というものは、

小学校の校庭に設置してある小さくて白い、箱のような、鶏の巣箱のようなもののことでした。

この白い箱の中の中身はと言いますと、

温度計と、温度と湿度を同時に測定することができる乾湿計と呼ばれるもの、

この2つが入れられており、

この2つの数値から正確な気温を導き出すことができるのだそう。

このことから、小学校の理科の授業で使用されることがあるようなのですが、

皆さんは使ったことがありますでしょうか。

私は、そのように言われれば、そのようなものがあったような気もするのですが、

遠い記憶の中に、はっきりとした

百葉箱(ひゃくようばこ/ひゃくようそう)の尻尾を見つけることはできませんでした。

f:id:hiiragi1111:20170626152944j:plain

それにしても、どうして百葉箱(ひゃくようばこ/ひゃくようそう)という名前なのか。

何となく気になりまして名前の由来を追ってみたところ、

この「百葉」という言葉は、もとは中国の言葉で牛や羊の「胃袋」を意味するのだとか。

突拍子もない言葉を名前にしたものだと思ってしまったのですが、

百葉箱(ひゃくようばこ/ひゃくようそう)の姿に理由がありました。

f:id:hiiragi1111:20170626153018j:plain

百葉箱(ひゃくようばこ/ひゃくようそう)は、このようなものなのですが、

扉や壁の面に段がつけられています。

中国では、この構造に似た牛や羊の胃袋を百葉と表すのだとか。

このようなことが由来となり、

この構造を使った箱のことを百葉箱(ひゃくようばこ/ひゃくようそう)と

呼ぶようになったといいます。

 

何でも知った気になっていると、

知らないことや忘れていることが、どこからともなく舞い込んでくることがあります。

オトナタチが知らないことや忘れてしまったことはコドモタチが、

コドモタチが知らないことはオトナタチが、知っているのかもしれませんね。

持ちつ持たれつ、ここに在り。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

常用する必要があるほど、それは、あなたにとって必要ですか?

f:id:hiiragi1111:20170627171040j:plain

目新しい情報が次々に飛び込んでくるのだけれど、

時々、それはある視点からのみ見えた世界ではないのかしら?と感じることがある。

アメリカに引越した友人がいるのだけれど、

最近、お砂糖不使用のものに凝っていると話していた。

少し前にも同じようなことを言っていた気がして尋ねてみたところ、

以前はお砂糖の代わりに日本でもお馴染みの「ステビア」を選んでいたけれど、

今はモンクフルーツという甘味料を選んでいるのだという。

初めて耳にしたモンクフルーツとは一体どのようなフルーツなのかと尋ねると

日本で言う「羅漢果(らかんか)」のことだという。

f:id:hiiragi1111:20170627171140j:plain

日本では乾燥してくるとのど飴のバリエーションが増えてくるけれど、

羅漢果(らかんか)エキス入りの、のど飴を召し上がったことがある方も多いのではないだろうか。

この羅漢果(らかんか)は、お砂糖の数百倍と言われるくらいの甘さがあるのだけれど

低カロリーでビタミンやミネラルが豊富な上に、

カロリーを体内に溜め込むことがないため、

お砂糖の代替品として使用したり、羅漢果茶などを飲むことで

ダイエットの効果が期待できると言われることがある。

 

羅漢果(らかんか)は、このような魅力的な性質を持っているため、

本場中国では、長い間、生薬として使われている。

このような現状もあってのことだとは思うのだけれども、

友人の話では、ダイエット商品を次々に生み出すアメリカでは、

この羅漢果(らかんか)がスーパーフードとして人気が出始めているのだそう。

既に日本では使われている食材だけれども、

そのうち、モンクフルーツという耳慣れない名と、

おしゃれな装いで再度お目見えするのかもしれない。

f:id:hiiragi1111:20170627171235j:plain

ただ、わたくし柊希の勝手気ままな疑問なのだけれど、

常用、多用して大丈夫なのかしら?と思うのだ。

お砂糖を悪だと言って天然の甘味料である羅漢果(らかんか)を良しとする。

お砂糖の原料を知って言っている?と少し突っ込んでみたくなる。

そして、中国では羅漢果(らかんか)を生薬として使っているということは、

何かの症状に対して微量を服用するだけで薬効を発揮するというもの。

それを、「ゼロカロリーで甘さはお砂糖の数百倍」という視点だけで過剰摂取することは、

本当に安全なのだろうか、と思ったりもするのだ。

何となく気になり、自分なりに羅漢果(らかんか)のデメリットを調べてみると、

割と簡単に、いくつかの副作用があるという報告を目にした。

※副作用の詳細に関しては、私自身が記事としてお話しできるレベルまで把握しきれていないと感じていることと、十分な確認を重ねられていないため、現時点では控えさせていただきます。

 

もちろん、この成分を多用すれば、大量摂取すれば、というお話だと思うのだ。

それに、この羅漢果(らかんか)の効能を必要としている症状をお持ちの方もいらっしゃるので、

一概に問題あり、と言うつもりもない。

だけれども、このように特定の食材が注目されるときというのは、

その成分だけを抽出したようなサプリメントが登場したり、

様々な食品に使われることで自然と口にする機会が増えるもの。

そして、ダイエットという言葉に誘われるなどして、

本来必要ではない状態であっても、

つい、気軽に常用し続けてしまう状況に陥りやすいこともある。

何ごともバランスが大切。

 

新しい情報を取り入れる際には、

様々な角度から観察してみたほうが良いのではないかしら、

と、わたくし個人は思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。

そのようなことを感じた羅漢果(らかんか)、

いや、モンクフルーツと言った方がおしゃれなのかしら?

今回は、そのような柊希のひとりごとでございました。

最後までお付き合いいただきました皆さん、いつもありがとうございます。

※わたくし自身は、喉の違和感を緩和させるために羅漢果エキスに頼ることもあるため、羅漢果そのものを否定してはおりません。商品化されたものを摂取する際には、摂取する側の責任や判断は必要なのかもしれない、と感じています。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

知らない方が幸せなことって、思いのほか身近なところにあるようだ。

f:id:hiiragi1111:20170628094240j:plain

彼の顔をテレビで見ない日はないように思う。

その「彼」と言うのは、第45代アメリカ合衆国大統領であるドナルド・トランプ氏。

彼の言動に様々なことを感じながら

彼が向かう先、目指す場所を見守っているわけなのだけれども、

ふとニュースの内容そっちのけで、

あぁ、なんてイラストにしやすいお顔立ちなのだろうか、と思うことがある。

先日も、駅のホームでそのようなことを頭の片隅で思いつつ、

彼の動向をネットニュースで追っていた。

私のスマートフォン上の記事に載せられていたドナルド・トランプ氏の写真が目に入ったのだろう。

私の横に並んだロマンスグレーの男性の目に、

「トランプなのにハートがないね」と声をかけられた。

普段なら人のスマートフォンを勝手に覗きこまないでくださいよ、

と思ってしまいそうなシチュエーションだったのだけれども、

つい、「わっ、上手い!」と声を上げてしまった。

ロマンスグレーの男性は私のリアクションに微笑み返した後は、

手にしていた文庫本へ視線を落としていた。

トランプなのにハートがない、か……。

私ひとりで楽しむのは勿体ないような気がして、

電車に乗り込んだ私は、直ぐに、その出来事を友人に伝えた。

すると、「笑点だね」と意外な答えが返ってきたのだ。

友人の話によると笑点で木久扇さんが、

「アメリカ大統領に喝」、「トランプなのにハートがない」と仰って、

ネット上でも上手い!と話題になったのだそう。

何だろう、車内の少し離れた所に居る、

先程のロマンスグレーの男性の姿がチラリと視界に入る度に感じる、

知ってはいけないことを知ってしまったような罪悪感は。

ワクワクしながら手品を楽しんでいるときに、

横から小声で手品の種を明かされたときのような気持ちにも似ているのかもしれない。

知らない方が幸せなことというものは、思いのほか、身近なところにあるようだ。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

国によって異なるお薬事情。

f:id:hiiragi1111:20170627130344j:plain

その日は、遠方から近くまで出てきているという友人が自宅に寄ってくれるというので、

アフタヌーンティーの準備をしておりました。

ケーキスタンドを出しながら、英国暮らしをしていた頃のことを思い出したのです。

当時、あるご年配の日本人ご夫婦にとてもよくしていただいておりました。

そのご夫婦から、様々な国から来ている方々が集まるから遊びにおいで、と

アフタヌーンティーのお誘いをいただいだのです。

ご自宅へ伺い、奥様ご自慢のお庭へ出ると、

私の親世代、祖父母世代に見える方々が、既にお喋りに花を咲かせているところでした。

その中にドイツの方がいらっしゃって、挨拶もそこそこに私に質問を投げかけてきたのです。

ドイツでは病院へ行っても簡単には抗生物質を処方してもらえないのだけれども、

日本では抗生物質を簡単に出してくれるというのは本当かい?と。

ティータイムの美味しいスイーツに心躍らせながらその場に足を踏み入れた私にとって、

しょっぱなに受ける質問にしては、なかなか難易度が高いものでした。

 

「簡単に」という表現が的確なのかは分からないけれど、

風邪で病院へ行けば抗生物質を3日分くらいは出してもらえると答えましたところ、

信じられないと連呼しながら両手を左右の肩付近まで広げ、

手のひらを空へ向けながら首を横に振ったのです

なんて大げさなリアクションなのだろう……と内心思ったのですけれど、

話を聴き進めていくうちにドイツの医療事情、お薬事情を知り、

その方のリアクションが腑に落ちたのです。

 

ドイツではメディカルハーブという考え方が暮らしに浸透しているといいます。

健康を保つために日頃からハーブティーを飲んだり、

体に何らから不調を感じたら、お茶や食事に適したハーブや香草などを使って

未病のうちに体の調子を整えていくというものです。

そして、実際に病院へ行くことになったとしても、そう簡単に抗生物質を処方されることは無く、

余程の緊急性が無い限りハーブ療法が行われるのだそうです。

これは、ドイツという国が日々進化し続けている現代の医療だけでなく、

ハーブを使った治療を合わせた医療スタイルを奨励しているからということでした。

このため、医師は全員ハーブの知識を持っているのだそう。

 

ハーブが取り入れられている理由のひとつには、

抗生物質には副作用があるけれど、

ハーブには副作用がほとんどないため、

安心して使うことができるということが挙げられているようです。

もちろん、体質やその時々の症状によっては、この通りではないケースもあるものの、

安全に使用できるケースの方が多いということ。

日本で言うならば、漢方薬がメディカルハーブに値するかと思うのですが、

利き目が緩やかであることから、

やはり抗生物質を処方される機会が多いように感じます。

 

私に日本のお薬事情を尋ねてきた方は、

日本人=長寿=健康な暮らしをしている。という想像があったようで、

日本では、どのようなメディカルハーブが処方されるのか、

どのようなメディカルハーブを日常に取り入れているのか、という点に興味を持たれたようでした。

わたくし、お話しをしていて気づくことができたのですけれど、

私たちにメディカルハーブという意識がないだけで、

日本食の中には生姜や紫蘇、ネギなどの和風ハーブがよく使われています。

日本の代表的な飲み物、緑茶もハーブの一種です。

わざわざ意識しなくても既に自然の力を借りて、

日々の健康を保つ暮らしが根付いているのかもしれませんね。

食事が欧米化するにつれて日本人の体内環境も変わりつつあります。

あれやこれやと新しい情報を追い求め、

より良いものを体に取り入れることも良いことだと思います。

ただ、私たちが知っている日本の暮らしを大切にするだけでも、

私たちが思う以上に、自然からの様々な恩恵を受けられるのでしょうね。

“普段の暮らしを丁寧に”これが、何よりのお薬なのかもしれません。

画像出典:https://jp.pinterest.com/