ついつい人は、「何かが足りない」と思いがちです。
向上心から思う「足りない」とは少し異なる「足りない」という感覚。
より多く手にしている方が幸せ、
という風にも言い換えられるでしょうか。
あるいは、
できる事が(在る)良い事で、できない事が(無い)悪い事。
同じである事が良くて、同じでなければ悪い。
という風にも言い換えられるのかもしれませんね。
時にその感覚に縛られ過ぎて、囚われすぎて、今が見えなくなる事がある。
そんな風にも思うのです。
女性は特にそのような感情や感覚に囚われやすいといいますが、
囚われ易い環境の中に身を置かざるを得ない状況があります。
学生、社会人までは色々とあったとしても
周りを見渡せる環境に身を置いている事もあって
足並みがそろっているような感覚があります。
それが結婚をして出産をして、子育てをする。
子育てをしながら介護という問題も視野に入ってきたりもする。
自分の世界が狭くなって
周りや社会から取り残されていくような不安、焦り、孤独感が現れる。
人生の歩みを真剣に考えているからこそ生まれる感情たちです。
頭では冷静に理解してはいるものの、
周りを見渡して自分と他人を比較して状況を判断しようとする自分が居る。
この時、自分以外の誰かに在って自分には無い物、無い事に反応してしまう心があります。
その心が不安や焦り、孤独を感じてしまう。
女性ならそれぞれの年代で一度は経験のある感情ですよね。
ここで、深呼吸をして
自分自身を、周りを、もう一度見渡してみてください。
「在って幸せ、無くて幸せ」
そう思いませんか?
例えば、あなたはリンゴの木を、お友達はイチゴの苗を持っています。
あなたは「イチゴいいなぁ~、私はイチゴを持っていない、どうしよう、同じじゃない」と思って
焦って不安になっているような状況。
イチゴは無いので、
お友達の感じるイチゴの幸せを感じる事は出来ないかもしれない。
だけれども、
お友達にはないリンゴの幸せをたっぷり感じて味わう事が出来るんです。
お友達も同じ事を感じているかもしれません。
どちらが良くて、どちらが悪いではないですよね。
イチゴに気をとられながら味わうリンゴは美味しいですか?
美味しさが半減してしまうのではないでしょうか?
もしかしたら、味なんて感じることなく食べているのかもしれません。
それに、お友達のイチゴ、実は酸っぱいかもしれませんよ。
せっかくだもの、
目の前のリンゴを美味しく育てて思いっきり味わいませんか?
皆が同じじゃなくていいと思うんです。
違う所があるからこそ繋がる喜びや広がる喜び、
新しさに出会う喜びもある。
自分を生かしながら周りも生かす。
「在って幸せ、無くて幸せ」です。
ハッピーになるのに基準もルールもありません。
あなたのハッピーはあなたが自由に選んで育てる事ができます。
そして、あなたのハッピーは周りに分けたり共有したりする事で
見た事のない花を咲かせる事もできる、
そんな不思議な木、なのかもしれません。
ここに足を運んで下さった皆さんが今日も笑顔でありますように☆彡
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