新しい年の始まりは、何もかもが心新たにスタートを切った空気感に溢れていて清々しい気持ちになる。
外へ出て空気を吸い込んだだけで自分の体の中までもがリフレッシュされるようだ。
この年明け感をじっくりと味わっていたいと思うのだけれども、きっと今年も季節の移り代わりと共に、あっという間に過ぎていくのかもしれない。
子供の頃は、寝ても寝てもお正月が来なくて、2日飛ばしで毎日が過ぎても構わない、なんて思った事もあった。
今思えば、なんて贅沢な事を考えていたのだろうと思う。
大人になるにしたがって、あっという間に月日が流れてゆくのだ。
『光陰矢の如し』という言葉があることから、遥か昔の人々も同じような事を感じていたのだと思うと、生まれ過ごす時代背景に関係なく、人はそのようなことを感じてゆく生きものだ、ということなのだろう。
子供の頃は、大人になったらしてみたい事が山の様にあった。
子供では出来ない色々な事に思いを馳せて、早く大人になりたいと思った。
いざ大人になり、ひとつずつ「大人になったらしてみたい事」を経験した。
とても感動するような経験もあったし、想像していた程ではなかった経験もあった。
その全てが自分の人生を豊かにしたり、自分自身を成長させたりするために、その時々の私にとって必要な経験だったのだと今は思う。
そうやって自分を振り返りながら、今年をどんな一年にしようかとぼんやりと考えてみる。
小さな目標はそれなりにあるのだけれど、なんだかしっくりとこない。
日々の目標に自分の本当の目的が埋もれているような感覚だ。
子供の頃は「大人になったら」という猶予にも似た前提があったけれど、今の私にはもう、そのような前提はない。
ある意味、それは自由だということであり、ある意味、それは猶予が無いという不自由さでもある。
時は有限。
人生は長いようでいて、あっという間だ。
どんどん欲張って楽しんでいかなくては勿体ない、そう思う。
自分の人生を赤ちゃんからやり直す事は出来ないけれど、いつだって、何度だって、新しいスタートはきれるものだ。
今年も、どんなに小さな事も、些細なことも、飛び跳ねたり踏ん張ったりしながら、丸ごと楽しんで前向きに進んでいこうと思う。
皆さんの今年の目標は見つかりましたか?
自分らしい一年を少しずつ作っていきましょうね。
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/