お気に入りのアクセサリーを身に着けると
体の内側からフワッと立ち上ってくる静かな高揚感がある。
ちょっとそこまで、のお出かけやお散歩へと踏み出す一歩が
いつもよりもほんの少し、力強く軽やかに感じられる。
アクセサリーは縁の下のハッピーアイテムだ。
今回お話させていただくのはジュエリーではなく、
劣化していくことが避けられないアクセサリーのお話です。
アクセサリーは本来劣化していくものです。
皆さんはこのような経験はありませんか?
一度身に着けて、数週間後にもう一度身につけようとしたら金属が変色してたとか、
使っているうちに変色したり、くすんだりして残念な思いをされたこと。
ピカピカに磨かれたアクセサリーは変色しやすいものなのですが、
その構造、特徴、特質、注意点を知ってお手入れをしていれば
購入した時のピカピカの状態のまま長く楽しむことができます。
【どうしてアクセサリーは変色するの?】
変色は、金属に汗や皮脂、ファンデーションやハンドクリーム、
日焼け止めなどが付いてしまった状態で空気に触れることでおこります。
そしてメッキのはがれ。
メッキと聞くと毛嫌いされる方もいらっしゃると思うのですが
メッキはアクセサリーだけではなく
高価なプラチナジュエリーのようなものにもメッキがかけられています。
金属というものは、そのままではツヤのある質感にならないものなので、
私たちは、メッキのおかげでアクセサリーのツヤ感を楽しむことができているのです。
そのメッキが剥がれて変色したと思われている場合も実はそうではありません。
薄くコーティングされたメッキの層には、
目には見えない毛穴のような小さな穴があいています。
そこに、皮脂や汗、ファンデーションや日焼け止め、ハンドクリームなどが入り
メッキ下の金属が酸化したり、硫化して金属を変色させているのです。
アクセサリーに起きる変色の原因と構造などチェックできましたでしょうか?
アクセサリーが変色して残念な思いをされた方、
その時のアクセサリーの使用状況など思い出してみてくださいね。
心当たりがでてくるかもしれません。
【どのようなお手入れをすればいいの?】
とても簡単な方法です。
外出から戻ったら手を洗いますよね?
そのタイミングでアクセサリーもすぐに外して
手と一緒にハンドソープや石鹸で洗ってしっかりと水気をふき取ります。
金属は、酸化や硫化が原因で変色します。
さらにそれらは、上記でもお話したように
アクサせりーに付いてしまった色々なものが原因です。
それならば、その原因を取り除いてしまえばいいだけなのです。
【アクセサリーを洗う時の注意点】
◇天然石がついているアクセサリーの場合は、その天然石が水や石鹸で洗うことが出来るのか事前に確認をしましょう。天然石によっては、水に弱いものもあります。そのような天然石がついている場合は、天然石が濡れないように気を付けながら金属部分のみを洗うようにしましょう。
◇洗う時は絶対にブラシなどは使わないこと。石鹸の泡で優しく指で撫でるように洗いましょう。十分に汚れは落ちます。ブラシで洗ってしまうとメッキコーティングの小さな穴が損傷して、コーティングが剥がれ、無残な姿になってしまいます。
◇洗い終わったら乾いたタオルで優しく水気をふき取ります。チェーンの内側や細かいところに水分が残ってしまいそうなデザインの場合、私はドライヤーを使って乾かします。意外とすぐに乾きますよ。
◇すぐにしまっても錆びたりはしないとは思いますが、私は他のアクセサリーへの悪影響対策として一晩はアクセサリートレイの上に放置しておきます。
※高価なジュエリーには、ジュエリーにあったお手入れ方法というものがあります。アクサセリーと同じ感覚でお手入れをしないように注意してくださいね。
これから少しずつ薄着の季節に近づきます。
そうすると、アクセサリーでオシャレを楽しむ機会もグンと増えますよね。
と同時に汗や皮脂、日焼け止めなど、アクセサリーにとっての苦手要素も増えます。
お気に入りのアクセサリーを長く楽しむために
購入した時のピカピカの状態を保つケアを取り入れてみてくださいませ。
画像出典:https://jp.pinterest.com/
Link: