つい最近、新しいもの好きな友人から
「着る化粧品」というものがあるのだと聞いた。
これまでも似たような「着るサプリメント」といった類のインナー商品は目にしていたため、
似たり寄ったりなのでは?と思って話を聞いていると
彼女の言う「着る化粧品」と言われているインナーには、
化粧品成分とされているリンゴ酸を配合しているため、
化粧品ならではの表現、
例えば「お肌に潤いを与える」や「ツヤを与える」といった表現を広告で使うことができるのだとか。
「着る化粧品」は、帝人フロンティアが新開発した繊維を使ったインナーで
肌に触れる繊維の表面を人肌に近い弱酸性にしているので
着るだけで肌荒れを防ぎ、肌に潤いを与えるというもの。
一方、「着る温泉」の呼び名で話題になっているのは
トリンプが発売したインナーで
新潟の温泉で採れた粘土鉱物を生地に配合しているので
保湿効果に優れているのだという。
一般的にお肌に優しいと言われているものが、
お肌の弱い全ての人にとって優しいものだとは限らない。
デリケートなお肌の赤ちゃんの為に改良を重ねられて作られた紙おむつも
赤ちゃんによっては合うもの、合わないものがあるのと同じように、
肌が弱いとひと口に言っても、その弱さも現れる症状も様々だ。
中には肌に合うインナーが少なく辛い思いをされている方々も多い現状がある。
そのような中、最新技術を使って
天然素材の良いところだけを寄せ集めたようなインナーが増えれば
敏感肌に悩まされている方の日々の何気ないストレスを軽減することができる。
お肌のトラブルがない方にとっても
着るだけで美容成分がお肌に浸透するのであれば、
ボディークリームをぬったりといったケアを省けるので
何かと忙しいお年頃の女性みんなにとっての救世主ではないか!
と様々な期待を抱いたけれど、
そういえば、「美は一日にしてならず」と誰かが言っていたわね、と思い直し、
そのような商品が時代が定着するのはもう少し先のことだろう、
そのような思いに落ち着いた。
機能性インナーが世の中に定着して定番化された昨今、
次のインナーが目指すところはスキンケアに注目した「着る化粧品」のようです。
いち早く手にした友人に着てみた感想を聞いてみたのだけれど
肌トラブルを抱えていないからなのか、
返ってきた答えは「何となく、良いような気がする」というものだった。
スキンケアの効果までは実感していないようだったけれど、
着心地は上々の出来のようだ。
今はまだ発展途上の繊維だけれども、
近い将来、本当に化粧品は着るものという思考が定着するのかもしれない。
高機能インナーが年々進化し、定着したように。
楽してスキンケア。
楽してアンチエイジング。
そのような夢のアイテムを手にできる日が早く来ないかしら。
ズボラな私は各社の新商品の構造よりも未来のアイテムへ思いを馳せるのだった。
画像出典:https://jp.pinterest.com/
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