幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

オノマトペって何だったかしら?どこのお国の言葉だったかしら?

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グローバル化が進むにつれ様々な国の言葉が

どこの国の言葉なのか認識されないまま

私たちの生活の中に存在するようになることもある。

そのこと自体の良い、悪い、ではなく、

どこの国の言葉なのかは知らないけれど定着するものもあれば、

旬を過ぎれば自然と姿を潜める言葉もあり、

そのような世の中の流れを単純に面白いなと感じる。

物事も状況も常に移ろい変化し続けるものということなのだろう。

 

どうしてこのような事を感じたのかと申しますと、

ふと、最近「オノマトペ」という言葉を聞かなくなったような気がしたのです。

一時期、あれほどメディアで使われていた言葉だというのに。

オノマトペとは、日本語で言う擬声語のようなものです。

擬声語は、物や人、動物が発した音や声(ワンワン、ドンッなど)を真似て表した擬音語や

音を発しない心の状態や状況などを音にして言葉で表す(シクシク、ズキズキなど)擬態語の総称です。

そして、この「オノマトペ」という言葉、実はフランス語です。

いつの時代か、言葉の壁が無くなる日がくるのかしら?

と思ったりもしたのだけれど、それは少々想像が飛躍し過ぎでしょうか。

 

オノマトペという言葉が日本で集中的に取り上げられた背景には、

日本語にはオノマトペが多く、

使用頻度や言葉を使う上での重要性が高かったからではないかと思うのです。

雨ひとつをとっても見ても、

シトシトと降る雨、ザーザーと降る雨、ポタポタと落ちてくる雨など

オノマトペを使うだけでその場にどのような雨が降っているのか表現することが出来ます。

情緒豊かな日本人の特徴でもあるのかもしれません。

他にもオノマトペが元になっている言葉もあります。

例えば、わがままで扱いにくい人のこと「じゃじゃ馬」と言いますよね。

この「じゃじゃ」って何だと思いますか?

 

「じゃじゃ」は、騒々しい声、うるさい声を表すオノマトペの

「じやじや」が変化した言葉なのです。

初めは騒がしい声でわがままな事を言う様子を「じゃじゃを言う」と表現していたようです。

更に言葉が変化し人に懐かない暴れ馬のことを「じゃじゃ馬」と呼ぶようになりました。

これが比喩的に人、

特に女性を表現するようになり「じゃじゃ馬娘」という言葉が生まれたのだとか。

他にも語源として有名なのは、

気の強い女性が「イヤじゃ、イヤじゃ」とだだをこねた様子から生まれたとも言われています。

 

オノマトペを好まない作家も居らっしゃいますが、

ワタクシ個人としましては、

オノマトペに限らず、言葉も物も使い方ひとつ、そのように思います。

 

画像出典:https://jp.pinterest.com/