幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

エモーショナル・イーティングってなあに?

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お腹が空いているわけでもないのに、

ふと、無性に何かを食べたくなるようなこと、ありませんか?

以前、そのような時に食べたくなったものを観察することで、

自分の体が本当に欲している栄養が何なのか見分けることができる。

という内容のお話をさせていただきました。

※気になられた方は下記リンクから過去記事をご覧ください。

今回は、お腹が空いているわけではないのに、

何かを口にしたくなってしまうような状態になった時、

自分の精神状態にどのような変化が起きているのかという視点から状態を覗いてみませんか?

もう少しイメージしやすい表現をするならば、

以前のお話は自分の体が本当に欲している栄養(体に不足している栄養)を見分けるコツでした。

今回は心が何を欲しているのかを見分けて気持ちを満たすコツです。

 

お腹が空いていないにも関わらず何かを口にしたくなる食欲を

「エモーショナル・イーティング」と呼びます。

これは、ここ数年で海外を中心にして広がりつつある言葉です。

日本では「偽物の食欲」と表現されることもありますのでダイエットに関する情報などで

目に、耳にされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

食欲と私たちの精神状態は繋がっています。

エモーショナル・イーティングの状況の場合、

私たちの体が本来満たそうとしているのは心、精神状態の方なのですが、

偽物の食欲でお腹を満たすことで手っ取り早く心を満たしたような気にさせようとしています。

特に味の濃いものや脂っこいもの、刺激物や甘いものや塩気の強いものなど、

高カロリー食品に手が伸びる傾向があるようです。

これは、食べた直後は満たされますが、

本来の心を満たしてほしいという体からのサインを無視している状態に加え、

体に必要な栄養素ではなく不要なカロリーを摂取することが多いため、

しばらくして食べた事を後悔することがあるのもエモーショナル・イーティングの特徴です。

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どのような時にエモーショナル・イーティングが起こるのか?

エモーショナルイーティングは、

日常の中で感じる様々なストレスや心配事、寂しさなどから引き起こされます。

大なり小なり誰もが感じた経験があるでしょうし、

日々、無意識に感じていることでもありますので、

誰もがエモーショナル・イーティングを経験しています。

例えば、車での遠出中に渋滞に巻き込まれて食事の時間ではないけれど、

ガムやキャンディーを口に入れてみる。

これも渋滞によるちょっとしたストレスを私たちの体が紛らわそうとしている状態です。

 

エモーショナル・イーティングの状態は、悪いことでも恥ずかしいことでもないのですが、

毎回、偽物の食欲によって紛らわせていたのでは、

心身ともに新たな不調を抱え込むことになります。

 

そこで、まずは妙な時間に何かを食べたくなったら自分を観察してみてはいかがでしょう?

ストレスや心配事、寂しさなど、自分の気持ちをざわつかせているものの正体を知ってみる。

自分の感情を見ないふりして過ごしたり、無かったことにしていることは、

よくあることだと思うのです。

自分で自分の本当の気持ちを知るだけでも、少しざわつきが和らぐこともあるものです。

食べることは応急処置なので、

自分が喜ぶこと、楽しいこと、癒されることなど、

自分だけのための時間を10分でもいいので作ってみるのも意外と効果的です。

 

もし、気持ちをざわつかせているものに心当たりがないのであれば、

以前のお話を参考に無性に食べたいものから体が本当に欲している栄養素をチェックしましょう。

きっと、食生活を振り返ると思い当たること、出てくると思います。

 

調子が良い時も悪い時もありますので、

偽物の食欲に身を委ねる日があっても大丈夫。

だけれども、偽物に委ねるばかりにならずに、

自分の体からの声にも一番近くに居るあなたが耳を傾けてあげてみてくださいませ。

同じ状況を異なる視点で観察してみると、

自分の体や大切な方の体を深く労わることができるような気がいたします。

 

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