幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

今日は、あなたが喜ぶことを、あなた自身にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

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日本人には、「自分のことを後回しにする美学」みたいなものが、

少なからずあるように感じるのです。

もちろんこれは、譲り合いや思いやりといったことの表れとなることもあるため、

ひと言で良い悪いなどと言い切ることは出来ないのだけれども。

ただ、自分のことを後回しにしたり、疎かにしてしまったり、適当に扱ってしまったり、

というようなことを自分自身に対して繰り返し過ぎてしまうと、

人の心は自分で思っているよりも簡単にバランスを崩すように思います。

 

例えば、誰もが感じたことがあるであろう、

「どうして、してくれないのかしら」と感じる感情。

これは、「そうするものでしょ」、「してあげるべきものでしょ」という自分の物差しを

自分のタイミングだけで使おうとしているときにも表れます。

「どうして、してくれないのかしら」という感情を紐解いて、

もっとシンプルに表すと、「だって、私が、そうして欲しいんだもの」という

少し子どものダダのような心の奥の声が顔を出すのです。

こう感じることも、思うことも、特段おかしなことでも悪いことでもなく、

誰もが日常感じることなのだけれども、

自分の心身のバランスが崩れて余裕が無くなっていると、

この感じたことを、少々、自分勝手に発信してしまうことがあるのです。

 

発信した相手にも相手の物差しやタイミングがあることや、

相手にも考えていることや思っていることがあったかもしれないということは、

自分だってわかっているのに、つい、うっかり。

そして、寝る前にその時の自分を思い出し、

やらかしてしまった自分にガッカリしたりなんかもして。

双方同じものを見ていても、同じことを考えていても、人それぞれが当たり前。

それでも人が上手くやっていくことができているのは、

相手が見ている景色を想像することができたり、

想像しようとしたりすることが出来るからなのかもしれないと思うのです。

 

だけれども、相手が見ている景色を想像して、そこからどうするか。

それを考えたり、行動したりするためには、

自分自身の体と心に十分なエネルギーがあってこそ。

余裕をなくしてしまった自分では、「つい、うっかり」だって出てしまいます。

そのように見てみると、

自分のことを後回しにしたり、疎かにしてしまったり、適当に扱ってしまったり、

というようなことを自分自身に対して繰り返し過ぎるのも、いかがなものかしら?

と私は思うのですが、いかがでしょうか。

 

と、お話させていただいているうちに外はすっかり夕焼け空になっておりました。

もう太陽は見えなくなってしまっているけれど、

空に広がり浮かぶ雲を太陽の残り陽が照らして、

辺り一面が濃い山吹色に染まっています。

地球の境目という表現が正しいのかは分からないけれど、

この太陽の残り陽の半分は、境目の地では朝陽として迎えられているのでしょうね。

同じものを見ていても見え方が変わることはあるもの。

 

最近のワタクシは、少々睡眠が足りていないようなので、

今夜は体と心に睡眠と言う名のプレゼントを贈って、

自分自身のことを労わりたいと思っております。

そうすれば、明日は大切な人が見ている景色を普段よりももう少しだけ、

余裕をもって見たり、共有したり、気付いてあげられるような気が致します。

忙しい日々をお過ごしのあなた、

頑張り屋さんのあなた、

今日は、あなたが喜ぶことを、あなた自身にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

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