人それぞれではあるものの、大差はないように見える座り方。
しかし、その癖は十人十色のようで、
座り方の癖によっては私たちが想像する以上に腰に負担をかけていると言われています。
わたくし、1日のほとんどをPCの前で過ごしておりますので、
姿勢に関しては意識して気を付けてはいるのですが、
それでも、想像以上の負担が体にかかっている自覚があり、
体メンテナンスの際には、専門家に姿勢チェックをしていただくのです。
しかし、まだ一度も合格の声をいただいたことがありません。
ただ、全く意識せずに過ごしていた頃に比べますと負担軽減も感じられているため、
この機会に皆さんも腰に負担をかけずに座ることができているかどうか、
セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。
ライフスタイルの変化に伴い、腰痛を感じる方の年齢層も幅広くなっております。
病院へ行くほどではないけれど腰に違和感を抱いているや
加齢を意識する年齢ではないけれど、腰に違和感を持っている方もいらっしゃるかと思います。
小さな不調は小さなうちに改善しておきませんか。
既に腰痛が気になっている方もできることから始めてみませんか。
今回はこのようなお話を、と思っております。
お時間がありましたら、のんびりとお付き合いくださいませ。
|どれくらい腰に負担をかけているのかしら?
立っているときよりも座っているときの方が、腰への負担は少ないように感じてしまいがちですが、
実際は、座っているときの方が腰に負担をかけることが多いようです。
例えば立っている時に腰にかかる負担を1とした場合、
椅子に座ったときには1.5、それが猫背であれば1.9と、負担は大きくなるのだそう。
何気ない日々の生活習慣で負担をかけ続けてしまえば、
年齢を問わず腰の違和感や腰痛を患うことがお分かりいただけるかと思います。
ここに加齢ならではの筋力の低下などが含まれますと、状態が悪化するという仕組みです。
|どのような座り方をすると腰に負担がかかるのかしら?
ご自分が無意識の状態で座っている姿勢を思い浮かべてみてくださいませ。
下記の中に当てはまるものがあれば、腰へ負担をかけ続けている状態です。
◆片方の肘をついて頬杖をついている状態。
◆椅子に斜めに腰かけており、腰が机と並行でない状態。
◆足を前に投げ出すような状態で座り、お尻が椅子の前方にあり、背中の一部のみが椅子の背もたれに付いている状態。
◆PCやスマートフォンを覗き込んでおり首が前に傾いていたり、頭が肩より前に出てしまっている状態。
◆胡坐をかいて背中が丸まっている状態。
◆背中から腰にかけて異常に反り返った状態。
◆猫背で座っている。
◆脚を組んで座っている。
◆背中が丸まっており下腹部がポコッと前に出ているような状態。
今回は、腰痛という視点でのお話しではありますが、
座り方の癖が体に与える悪影響は腰痛だけではなく、
お顔、特に顎のたるみにも原因にもなりますので、
当てはまったものがある方は、今日から姿勢を意識してみませんか?
地味ではありますが、腰痛、お顔のたるみケアと同時に体幹を鍛えることにも繋がり、
実は嬉しい効果を芋づる式に得るきっかけになります。
|どのように座ればいいのかしら?
◆STEP1
皆さんも一度は正しい座り方を見聞きしたことがあるかと思いますが、
抑えるポイントが多すぎると感じられることはありませんか。
最初はシンプルな方が体も記憶しやすいかと思いますので、
『椅子に座るときには深く腰かけて、
椅子とテーブルの間は拳一個分の空間にし、
足の裏は、しっかりと床につけて座る。』
これから初めてみませんか?
ちょっとしたことではありますが、
普段よりも背筋が伸びている感覚をつかむことができるかと思います。
◆STEP2
余裕ができてきたら、
肩のラインの真上に頭がくるように意識して脇をしててみてください。
少しぎこちなくはなりますが上半身が猫背ではなくなり、
お腹の底にも軽く力が入るのではないでしょうか。
◆ステップ3
もう少し余裕があるという方は、
ステップ1、2に加えて
太ももをきれいに揃えて両膝をくっつけるように意識していてください。
その後、両膝の角度を90度にして、顎を少し引きましょう。
正しい姿勢をキープするだけでも、
体内がじんわりと温かくなってくる変化を感じられるのではないでしょうか。
正しく座るだけでも体は変化しますので、
椅子に腰かける際には体に表れる小さな変化を楽しみながら
腰痛対策や改善ケアをしながら美容と健康の底上げをしてみませんか。
今日もあなたの体が健やかでありますように☆彡