少しずつ装いに秋アイテムを投入し出す頃ではないでしょうか。
秋のアイテムと一口に申しましても様々ですが、
昼間は暑いけれど夜は少しひんやりとする、この時季。
カシミヤのストールなどが活躍し始めますね。
カシミヤストールと聞けば冬のものという印象がありますが、
色や厚みを調節すれば秋から冬、そして春先までと幅広いシーズンに対応できます。
また、その保温性もさることながら、肌触りの良さと上品な光沢は、
使用するシチュエーションを選ぶことがなく、
普段からソーシャルオケージョンまで対応可能な点も魅力のひとつです。
カシミヤアイテムは、丁寧にお手入れを施せば
風合いを損なうことなく長くその魅力を楽しむことができます。
本格使いが始まる前に、
カシミヤアイテムの日常的なお手入れを確認しておきませんか。
着用したカシミアストールの繊維には、
汗や目には見えないホコリなどが絡まっています。
お手入れをしないまま着用を重ねていきますと、
繊維の中に絡んでいるホコリに次の着用時のホコリが絡まり、
次第に小さな塊のもとのようなものが出来ます。
この小さな塊は雪だるまのもとにも似ており、少しずつ塊を大きくしていきます。
そして、出来上がるものが「毛玉」です。
お手入れをせずに着用し続けますと毛玉だけでなく、
静電気を引き起こしやくすなったり、カシミヤの上品な艶や手触り、肌触りも薄れていきます。
更には、ホコリや汗によって付着した皮脂が虫食いの原因になることもあります。
【1】まずは、連日使用を避けて陰干し、室内干しをして湿気を飛ばします。
【2】湿気を飛ばしたら、お洋服専用のブラシで生地を逆立てるようにして、絡んでしまった繊維をほぐします。この時のブラッシングは、生地を傷めないように擦らずに優しく行います。
【3】繊維の絡みをほぐしたら、生地の表面にホコリなどが出てきている状態ですので、ホコリを掻き出して払うようなイメージでブラッシングします。
【4】一通りブラッシングし終えたら、逆立てた毛並みを整えるように、毛並みに沿ってブラッシングします。
使用後の簡単なブラッシングですので、慣れれば30秒ほどで完了するお手入れです。
このお手入れをプラスするだけでカシミアの魅力を長くたのしめるようになります。
これからの季節は空気も乾燥してきますので、
ほこりを取り除きつつ、静電気防止対策にブラッシングをしてみるのはいかがでしょう。
髪の毛も優しく丁寧にブラッシングしますと艶が増しますが、カシミヤも同じです。
優しいブラシで丁寧に優しくお手入れをして
お手持ちのカシミヤの魅力を楽しんでみてくださいませ。
愛用品を大切にお手入れする時間は、
自分が大人になったことを感じさせてくれる時間でもあります。
カシミアに限らず、愛用品のお手入れの時間をも楽しめるような、
しなやかさを持った女性でありたいものですね。
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