家に缶詰めになってしまう事が多いライフスタイルゆえ、
ネットショップなるものに非常にお世話になっている。
「時間短縮」を略して「時短」。
時短と付く造語も日に日に増えているように思うけれど、
私にとってありがたい時短のひとつが、お買い物時に費やす移動時間の短縮だ。
ネットショッピングに必要なちょっとしたスキルさえ習得してしまえば、
実際に手に取ることができないという理由からくる失敗を回避することもでき、
なんて便利な世の中なんだろうと感動すらしてしまう。
その日も、ネット越しに細々とした日用品の手配をしていたのだけれど、
ふと、「フラワーゼリーケーキ道具セット」という商品名が目に留まった。
その耳慣れないセット名の横に並ぶ道具一覧の先頭に記されていたのは「注射器」の文字。
フラワーゼリーケーキとは何ぞや?
注射器が必要な理由は何ぞや?と、私の好奇心が反応してしまった。
今回は、ジワリ人気が出始めているらしいフラワーゼリーケーキのお話を少し、と思っております。
私と同じく、何ぞや?と好奇心が反応してしまった方は、
ちらり、覗いていってくださいませ。
フラワーゼリーケーキとは、その名が表す通り、
透明ゼリーの中に着色したゼリーを注射器で流し込み、
水中花のようなイメージでゼリーの中にゼリーの花を咲かせたもののこと。
食用花や飾り切りでお花に見立てたフルーツを閉じ込めたゼリースイーツは
そう珍しいものでないけれど、
材料を揃える手間を考えると趣味として始めるには、少しハードルが高いのかもしれない。
その点、フラワーゼリーケーキは材料や道具も少なく、
誰でも簡単にトライできるとあって、幅広い年齢層の方に人気が出ているのだそう。
更に、興味があってトライした人の中には手に職を持ちたいという気持ちも重なり、
フラワーゼリーケーキの講師を目指す方も多いようだ。
もとはペルー発祥のスイーツで、
結婚式や誕生日などハレの日に楽しむケーキとしての位置づけのようなのだけれども、
SNSの影響もあってなのか、
今では世界中にフラワーゼリーケーキを各々の視点で楽しむ方が増えているようだ。
注射器は、化粧品を移し替える時に使うようなものでも
十分に対応できるようなのだけれども、ブームが来ている表れなのか、
様々な花びらや葉っぱの形をした注射器の先端セットのようなものも
リーズナブルに手に入れることができる。
私の目に留まったフラワーゼリー道具セットは、
この先端部分のバリエーションが多いものだった。
芸術の秋であり、食欲の秋でもあるこの時季、
あなたのセンスを解き放って、
美味しくいただけるフラワーゼリーアートなどいかがでしょうか。
※実際に目で見てみたいと言う方は、こちらの映像をどうぞ。
音が出ますので閲覧環境にご注意くださいませ。