季節の変わり目ということもあり、ボディーメンテナンスをすることにした。
女性は常に、複数のことを同時進行で処理し続けている。
これは女性が生きていく上で必要だったことから備わった性質、特性のひとつなのだから、
存分に発揮し、活用すれば良いと思っている。
だけれども、その性質、特性を限界無く発揮し続けられる保証はどこにもない。
それなのに、女性はつい、自分のことを後回しにしてしまい、
いつの間にか、自分も周りも、限界無く動き続けられると思い違いをしていたりするのだ。
そのような話を、お世話になっている経絡アロマセラピストの方と話していたのだけれど、
彼女が春は女性の肩こりが増える季節だと言っていた。
本人たちの感覚は麻痺していることが多く、その状況に気が付いていないことが多いけれど、
セラピストとして体に触れると、その違いをはっきりと感じ取ることができるという。
今回は、どうして春になると女性の肩こりが悪化するのか、増えるのか、
そのようなお話を少し、と思っております。
3月、4月と言えば、既に気持ちは「春」真っ只中ですが、
実際の気温はと言えば、寒暖差が大きく、冬と春の狭間を振り子が揺れるような時季。
だけれども、風も陽射しも雨さえも、冬とは明らかに異なる「春」らしいものに変化するため、
ダウンやウールコートを手に取る気分ではないと感じる女性がほとんどで、
少しだけ頑張って春の装い(薄着)をしてしまいます。
人の体は、気持ちとはタイムラグがあるため、
この時季の春の装い(薄着)にはついていくことが出来ず、
私たちは、冬の時季以上に体を芯から冷やしてしまっているのです。
この状態は、血の巡りを滞らせ、体にストレスを感じさせ、
肩こりを引き起こしたり、悪化させるキッカケになります。
また、この時季は、自分自身が身を置く環境が変化したり、
そのような環境の変化に身を置く家族を気にかけたりと、精神的なストレスを感じていたりもします。
このような精神状態は、体にストレスを感じさせ、知らぬ間に神経を過敏にし、
血の巡りが滞らせた結果、肩こりを引き起こすキッカケとなります。
女性の場合、この2つの原因が合わさることも多いため、
春になると肩こりになったり、肩こりが悪化したり、
この症状が進行して頭痛などに発展することもよくあることなのだそう。
原因が分かったとはいえ、避けられない原因であることも。
そのようなときには、症状をできるだけ防いだり、緩和することを意識してみませんか。
【1】春の装い(薄着)をするときには見えないインナーでしっかりと防寒対策をとる。
インナーは何でもいい、年中同じ素材のものを使っている、という声を時々耳にするのですが、
インナーを充実させますと、楽しめるファッションの幅もグンと広がります。
ボディーケアとファッションの両立という点から、
お手持ちのインナーを見直してみても良いかもしれません。
【2】ポイントを押さえて温める。
身体全体の血の巡りを効率よく改善するためには脳の癖を使うと良いのだそう。
特に首や腰、背中、お腹といった部分を温めますと、
脳が手先、足先まで血を巡らせようとするため、まずは、このポイントを意識すると良いようです。
外出先には首周りが冷えないようにストールを持参したり、
カイロを貼る場合もポケットに入れて手先を温めるのではなく、
腰や背中、お腹を温める方が体全体を温められるということです。
以前触れたことがあるペットボトル温灸もおすすめです。
【3】毎日の日課にすると良いこと。
精神的なストレスは、その日のうちにできるだけ解消し、溜め込まないことが一番です。
このような状態から引き起こされる血の巡りの滞りは、
リラックスする時間を確保したり、普段よりも湯船でしっかりと体を温めたり、
ストレスで消費されやすいビタミンを多めに摂取したり、といったことからも緩和すると言います。
難しいことではないけれど、これくらいならしなくても大丈夫と思いがちなことでもあります。
意識しないよりは、意識した方が、きっと体は喜びます。
楽しいお花見イベントですが、風が冷たいことも多いものです。
本来ならばダウンやニットを着込んでいきたいけれど、そういう訳にもいきませんものね。
温かい飲み物やカイロ、ストールなども携帯しておき、
帰宅後は温かい湯船で体を芯から温めて下さいませ。
今回は肩こりのお話ではありますが、
体全体の血の巡りを意識して冷えない体を維持することは、ダイエットにも繋がります。
薄着になる季節は何かと気になるもの。
女性の皆さん、効果、効能は欲張ってまいりましょうぞ☆彡
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