先日、体の至る所に点在している「ツボ」に関するお話を聴く機会がありました。
その中に、太り方から体内環境を知るコツというものがありましたので、
今回は、その見分け方と自分の体内環境に合わせたツボのお話を少し、と思っております。
薄着になり冬の間に溜め込んでしまったお肉を落としたい方や、
ご自分の体内環境や弱っている機能を知りたい方は、
ちらり、覘いていってくださいませ。
【自分のタイプを確認】
まず、自分太り方の特徴から体内環境や弱っている機能を把握してみましょうか。
下記の【A】と【B】の項目を自分に照らし合わせて、どちらに多く当てはまるか確認してください。
【A】
脚が浮腫んでいる、浮腫みやすい、スッキリしない。
どちらかと言えば、下半身にお肉が付きやすく下半身太り。
お腹がポコッと出ている。
【B】
部分的というよりは、体全体にお肉が付いていて全体的に太っていると思う。
健康診断などで内臓脂肪を指摘された。
体脂肪率が平均より多い。
【タイプ別の特徴を確認】
【Aタイプの方】
加齢や運動不足などによって筋肉が落ち、基礎代謝が下がることで、
摂取エネルギーを効率よく代謝できずに体に溜め込むことで太ることもありますが、
その奥には、腎臓や膀胱などの「水分代謝」にかかわる器官が機能低下しており、
「水分太り」になっている可能性も考えられるのだそう。
健康のためにお水を飲んでも、思うようにお水の効果が現れず浮腫むような感覚がある方も
水分を代謝する器官がお疲れ気かもしれません。
まずは、お疲れ気味である器官がしっかりと働くよう、ツボを押してみませんか。
【Bタイプの方】
Bタイプの方もAタイプの方と同じように、
加齢や運動不足などによって筋肉が落ち、基礎代謝が下がることで、
摂取エネルギーを効率よく代謝できずに体に溜め込むことで太ることもありますが、
この度合いが少々高いことが考えられるのだそう。
体の至る所に血の巡りがスムースでない箇所があることで基礎代謝が落ちますので、
部分的に太るのではなく、全体的にお肉がつくような太り方になることが多いのだそう。
このタイプの方は、血の巡りをスムースにして代謝を上げることを意識することが、
体形をスリムにするポイントになります。
血の巡りを改善する方法は他にも色々とお話させていただいておりますが、
代謝を上げるツボを押すという視点でのケアも体形をスリムにすることに有効です。
【それぞれに合ったツボをチェック!】
【Aタイプの方に必要なツボはここ】
1:まずは、体の中にある余分な水分を外で出すためのツボ、その名も「水分(すいぶん)」を痛気持ちいいくらい刺激します。ツボの位置は、おへそから1cmほど上の辺りです。
この場所に両手の人差し指を押し当てながら、前屈みになったり、軽く腰を反らすように後屈したりしながら、刺激します。後屈は腰を痛めないように注意します。回数を重ねる度にツボの位置が指先にピタッと合うようになってくるので、気持ちよい場所を探すようなイメージで行ってみてください。
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2:次に体の中にある水分調節を促す「渇点(かってん)」というツボを押します。ツボの位置は、耳の穴の顔側、こめかみ側と言った方が分かりやすいでしょうか。この部分にある軟骨の上部に少し窪んだ場所があるので、そこを指先で刺激します。
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3:水分を出して調節したら、最後に腎臓の働きを高めて自律神経の働きを整え、代謝を上げるツボ、「湧泉(ゆうせん)」を刺激します。ツボの位置は、足裏の中央にある土踏まずの少し上辺りです。足の指を曲げますと薄っすら凹む部分があるかと思いますので、そこに親指を押し当てて、ゆっくり、じっくり、押します。
この1から3までのツボを押して、お疲れ気味の器官を癒しながら
スリムボディーのベースを作ってみてはいかがでしょうか。
【Bタイプの方のツボはここ】
Bタイプの方は、血の巡りをスムースにして代謝を上げることがポイントです。まずは、手軽に刺激することができる手にある「養老(ようろう)」というツボを刺激して代謝を活発に。ツボの位置は、手の甲の小指側手首に向かって撫でおろしていくと、手首の部分に骨が突き出た場所があります。その骨の下、自分側辺りです。ここに指をあてて、手首を軽く左右に揺らしたり上下に動かしたりしてツボを刺激します。
他にも「血海(けっかい)」というツボも血の巡りをスムースにするのだそう。ツボの位置は、ひざの内側から指3本分くらい上、ひざの内側から2、3cm上の辺りです。
手首のツボは電車の移動中に、ひざの内側はバスタイムに、少しずつ刺激してみてはいかがでしょうか。
今回は、「ツボ」のお話でしたけれど、
痩せたいとひと口に言っても、それぞれの体内環境によって適した方法があります。
世の中に溢れている情報の中から自分に合うものを選びとるコツとして、
自分の現状を知るきっかけにしていただけましたら幸いです。
ここへ足を運んでくださる皆さん、足跡を残してくださる皆さん、
いつもありがとうございます。
今日も皆さんが健やかでありますように☆彡