ライフスタイルが不規則な私は、寝る時間も起きる時間も日々バラバラである。
慣れてしまえばバラバラであることが、一種の規則のようなものでもあり、
そこに不満や不便といったものを感じたことはないのだけれど、
ひとつだけ、困っていることがあるのだ。
それは、何か楽しい予定が入ったときに起こる。
明日は楽しい予定のために早起きをしなくてはいけないから今夜は早めに就寝しておこう、
と思うのだけれども、遠足前夜の子どものようにテンションが上がってしまうのか、
なかなか眠ることができないのだ。
お肌のコンディションだって、朝から上々で過ごしたいではないか。
大人レディーたるもの、色々とあるのだ。
その心の声が私の体には届いていないのか、このような時に限って上手く眠ることができない。
これが、私のちょっとした困りごとだ。
このようなことを、私の体内やライフスタイルを把握してくれている、
その道のプロに話したことがある。
もちろん、この状態を何とかして欲しいといった無茶ぶりをした訳ではなく、雑談として話したのだ。
すると、お味噌汁でトリプトファンを使ってみたら?と返ってきた。
以前、『寝付けない理由は何かしら?ぐっすり眠るためにできる事は何かしら?(後編)|体内から寝付きを良くしてみませんか? - 幸せのレシピ集』こちらのタイトルのもと、
寝付きを良くするためにトリプトファンが必要となる仕組みには触れているため、ここでは割愛させていただきますが、
朝のお味噌汁は、口にしてから12時間から15時間ほどで眠りを誘うメラトニンに変化するのだそう。
朝食にトリプトファンを含んだ食品を摂ることが、寝つきを良くするコツのひとつだということも、
大豆製品はトリプトファンを含む食品のひとつであることも知ってはいたのだけれど、
数ある食品やメニューの中から、どうして“お味噌汁”を指定するのかと聞いてみた。
すると、固形状の食品を口にするよりも、飲み物として仕上がっているお味噌汁を摂る方が、
単純に体への吸収は早く、吸収率も高いため、効率が良いように思うとのこと。
確かに……。
そう納得した私は、楽しい予定の前日の朝は、和食だろうが洋食だろうがお味噌汁を添えている。
プラシーボ効果だろうかと思ったこともあるのだけれど、
お味噌汁を朝食時に摂ったときと、夕食時に摂ったときでは寝付きに違いが出るため、
人の体は不思議で正直なものだと思っている。
「お味噌汁は朝の毒消し」と言われていることにも何度か触れているけれど、
これは、お味噌汁には、がんを予防にしたり、胃の粘膜を守ったり、
コレステロールを抑えて高血圧や動脈硬化を予防したり、
体の中から放射性物質を除いてくれる働きがあると言われているから。
睡眠から健康まで、お味噌汁は、なかなか心強いメニューである。
楽しい予定、大切な予定を控えていて、しっかりと睡眠をとっておきたい日の朝には、
お味噌汁のチカラを借りて、夜の睡眠に備えてみてはいかがでしょうか。
※トリプトファンは大豆以外からも摂ることができます。大豆アレルギーの方は、大豆以外をチェックしてみてはいかがでしょうか。下記の過去記事で、その他の食材もご紹介しています。
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