先日、知人とのやり取りの中で、ダイエットサプリメントに関する話題があがった。
どこどこのあれが効く、効くらしい、といった類の話ではなく、
ダイエットサプリメントと一口に言っても、国内外でその傾向は異なるという話だ。
これだけ、流通システムが発達していると、国外サプリメントを入手することも可能だけれど、
自分の体質やウエイトオーバーになっている傾向をよく知らないまま、
「効くらしい」「国外ものの方が成分が濃い」と言った曖昧な触れ込みのみで購入し、
結果、「やはり、この手のものは効かない」と感じる人が後を絶たない現状がある。
中には、とてもよく効いたと言う方もいらっしゃるけれど、
それは、本人の体質や体に必要なものが外国のそれに合っていたとうことなのだろうと思う。
運動が苦手な方や運動をする時間を思うように取ることができない方は、食事を意識することが多くなる。
例えば、カロリー制限であったり、すっかり世の中に定着した糖質制限もメジャーなダイエット法のひとつだ。
しかし、その道の専門家である方々の話を聴いていると、
日本人の場合は、食事制限を主軸にしたダイエットをする方が多いけれど、
欧米人に比べて筋肉が少ない日本人が食事を制限をすると、
更に筋肉が落ち、代謝が落ち、
ダイエット中は確かにスリムになることがでるかもしれないけれど、
ちょっと気を緩めて甘いものを食べたり、食事の量を普段の量に戻しただけでリバウンドするスパイラルに陥り易いという。
これでは、いつまでたってもダイエットのゴールテープは見えてこない。
一方、同じようにダイエットを試みている欧米人はというと、
もともと筋肉がしっかりとあるということが分かっているからだろう。
運動を主軸にしたダイエットをする方が多いそうなのだけれども、
普段の食事量や摂取カロリーが、適量と言われる量を大幅に超えている傾向にあるため、
日本人のリバウンドとは少々異なる仕組みでリバウンドするという。
もちろん、欧米人と日本人というだけの分け方では、ザックリすぎるのだけれども、
大きな枠で捉えたとき、それぞれの体質や特徴にあった成分が調合されているダイエットサプリメントであることを理解し、
必要に応じて取り入れることができれば、確かにウエイトコントロールの助けになるのだと思う。
日本製のダイエットサプリメントにも、人によって効く、効かない等があるけれど、
筋肉量や代謝具合、運動を併用して筋肉を付けていきながら服用するのか、
運動なしで服用するのか、ライフスタイルによる癖などによって違いが現れるということだ。
この辺りが、ダイエットサプリメントの口コミ欄にある賛否両論の理由だろうと思う。
食事制限や糖質制限を主軸にしてウエイトコントロールをする際のコツのひとつに、
代謝を落とさないということを挙げる専門家が多い。
そのためには、体に必要な栄養素がしっかりと行き渡るように、
何も制限することなく、しっかりと食べる日を設けることが大切だと言う。
糖質制限を徹底する方がいらっしゃるけれど、ここにも落とし穴がある。
糖質が不足してしまうと、脂肪を思うように代謝することができなくなるため、
痩せてきたといって成果を噛み締めている裏側で、体の代謝力を落としていたりもするのだ。
だから、甘いもの(糖質)を摂取するときには、ちょっとしたコツがある。
一度に食べて血糖値を急上昇させてしまわぬよう、
数時間の間を空けて2回に分けて口にするという方法。
また、このときに、可能であれば糖質と一緒にタンパク質を含む食材を口にすると、
摂取した糖質は筋肉へと集まり、日常生活で使われるエネルギーに作り変えられ、脂肪にならないというのだ。
どのような糖質を口にするのかによって、合わせるタンパク質は変わってくるけれど、
大掛かりなダイエットをしていないときでも少し意識してみると、
体調や体のラインに少しずつ変化が表れてくるように思う。
制限し続けなくてはいけないダイエットの時代も、スリムであれば良いという時代も終わっていて、
今は、美容も健康もダイエットも同時に欲張る時代ですね。
このお話には続きがあるのですが、それはまたの機会に……。
頭の中にある“ダイエットとはこういうものだ”という思い込みを少しずつ書き換えて、
細胞まるごと、ぷるんっと艶やかに、健やかにいたいものです。
何かしらのヒントやきっかけにしていただけましたら幸いです。
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