幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

クリスマスプレゼントとサンタクロース事情から思うこと。

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先日、クリスマスプレゼントを子どもに贈ることを止めるご家庭が増えているという調査結果があることを、とある記事で目にした。

全国で一斉に調査されたものではないため、参加した方々の人数や地域、環境によって結果の出方に多少の違いはあるように思うけれど、

その調査結果では、クリスマスプレゼントを子どもに贈ることを止めるご家庭の数は年々増えており、小学校6年生になると全体の1/3ほどの数という結果なのだとか。

贈る、贈らないは、各ご家庭の判断だろうから、特段、気にするようなことでもないのだけれど、

そこには、子どもがサンタクロースの存在を信じているか否か、ということも少なからず関係しているようだった。

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私は子どもの頃から夜型タイプだったため随分と早い段階で、枕元にプレゼントを置きに来るのが両親であることを知っていたように思う。

だけれども、そのことを知っていると悟られてはいけないという子どもなりの気遣いで、一生懸命寝たふりをしていた記憶もある。

もう記憶が消えかけているのだけれど、あれは確か、まだ周りの友達がサンタクロースの話で盛り上がっている幼き頃のことだったと思う。

私の母親は、サンタクロースの正体をあっさりと明かし、まだ信じている子もいるから、自分からサンタクロースの正体を語ってはいけないと釘をさした。

今思えば、私の寝たふりに気付いた上での種明かしだったようにも思う。

正直、そこにショックはなく、知っていることを悟られてはいけないという、自分に課したミッションから解き放たれた瞬間であるのと同時に、新たなミッションを得た瞬間でもあった。

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そのような事を思い返しながら、親がサンタクロースと化して贈るクリスマスプレゼント事情の記事を読んでいたのだけれど、

いつまでサンタクロースの代理をするのか、いつ本当のことを打ち明けるのか、プレゼントを渡すか否か、大人は大人で様々なことを考えさせられる時季でもあるのかもしれない。

そのようなことを感じたものだから、小さなお子さんがいらっしゃる知人、友人にクリスマス事情を尋ねてみると、

小学生になる前か、小学生になった年には、プレゼントはサンタさん(サンタクロース)からではなく、

親からの贈り物であることを予め話してあるというご家庭が多い印象を受けた。

中には、子どもがサンタクロースに何をお願いするのかを、あの手この手で聞き出す手間が省かれてラクになった反面、

クリスマスの朝に、サンタクロースが自宅に来てくれたと興奮気味に語る姿を懐かしく思ったりもするという話もあった。

クリスマスの中にも、目には見えない大人の階段が潜んでいるけれど、

プレゼントを「贈る、贈らない」「もらう、もらわない」に関係なく、そこに笑顔があれば良いなと思う記事であった。

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/