日本でも少しずつ見かけられるようになってきた“クリスマス・クラッカー”。
今回は、クリスマス・クラッカーのお話を少し、と思っております。
ご興味ありましたら、ちらりと覘いていってくださいませ。
このクリスマス・クラッカー、
イギリスのクリスマスパーティーには欠かすことができないパーティーアイテムのひとつです。
どのようなものなのかと言いますと、
小さなプレゼントが素敵な包装紙でラッピングしてあるのですが、
そのラッピングは、キャンディーが包まれているようなキャンディースタイルで両端はリボンで結んであります。
大きさはディナープレートの上に乗せられるくらいのものが主流で、
パーティーが始まる前は、お皿の上にナプキンと一緒に置いてあります。
パーティーの際に使う、紐を引くとパンッと音がなる火薬入りのクラッカーがありますが、
このクリスマス・クラッカーの中にも少量の火薬が入っています。
クリスマス当日は、乾杯を済ませると、隣に座った人と一緒にクリスマス・クラッカーの端を掴んで引っ張り合います。
パンッという音と共に紙吹雪と小さなプレゼントが出てきてパーティーに花が咲くのです。
音が鳴るクラッカーが定番ではあるのですが、
中身のプレゼントなどによって火薬が入っていないものも多々あるので、
これは、パーティー参加者の顔ぶれや趣向などによって選び分けします。
そして、気になるクリスマス・クラッカーに入っているプレゼントですが、
気の利いたひと言やクイズが書かれた紙やパーティー帽、手品グッズやトランプ、サイコロ、
といったパーティー中に皆で楽しめるようなものがスタンダードなのですが、
アクセサリーチャーム、お酒、ハンカチ、ヘアアクセサリー、コスメ、文房具と幅広いプレゼントが入っています。
以前、クリスマスハンパーのお話をさせていただいたのですが、
ハンパーのような扱い方をする場合もあります。
イギリスではクリスマスシーズンになると、クリスマスハンパー同様に
クリスマス・クラッカーもお店に並び始めます。
クリスマス・クラッカーの中身はお値段によって変わりますが、
リーズナブルなものからクリスマスギフトを兼ねるようなものまであり、
スーパー、ドラッグストア、百貨店、コスメブランドなどで購入することができます。
イギリスでは、このように市販のものを購入することが多いのですが、
小分けになっているようなお菓子やキャンディー、ちょっとしたプレゼントなどを
こだわって選んだ包装紙とリボンを使ってキャンディーのようなラッピングし、
ハーフメイドのクリスマス・クラッカーを作って楽しむこともあります。
その中の一つに、当たりのお菓子を入れて楽しんでみたり、
大人ばかりのパーティーであれば、飲みすぎ、食べ過ぎケアのドリンクをクラッカーにしたり、
大人も子どもも楽しめるクラッカーです。
ご家族で、お友達とのパーティーで、おもてなしに、
クリスマス・クラッカーを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
今日も穏やかな1日でありますように☆彡
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