突然ですが、皆さんの天使の羽はほぐれていますか?
天使の羽というのは肩甲骨のことで、肩甲骨周りをしっかりとほぐしておくと、体にとっても自分にとっても嬉しいことへと繋がります。
肩甲骨周りのお話には度々触れておりますのでこちらでは割愛して、今回は小胸筋(しょうきょうきん)と呼ばれる、胸にある縁の下の力持ち筋肉のお話でもと思っております。
※肩甲骨周りのお話にも触れておきたい・再確認したいという方は、下記リンクの関連記事からどうぞ。
少し前のことなのですが、ボディメンテナンスをお願いしている先で、この小胸筋(しょうきょうきん)をグッと押されたのですが、
もう、それはそれは仰け反るほどに痛かったものだから、思わず「それは骨です、折れます」と子どものような言い訳をしてしまったのです。
骨であるわけがないので、容赦なくグリグリと小胸筋(しょうきょうきん)メンテナンスは続いたのですが、小胸筋(しょうきょうきん)は肩甲骨に繋がっているため、
この筋肉が硬くなると、肩甲骨を通じて背中側の筋肉を吊り上げるような状態で緊張させ、呼吸を浅くし、肩コリや背中コリを招くのだそう。
肩や背中、肩甲骨周りや腕の付け根辺りが硬くなっていると、余計なお肉が付きやすくなってしまうと言われていますので、
本格的な薄着になる前に、余計なお肉やコリを取り除くためのメンテナンス方法を確認してみませんか。
ワタクシ柊希の脳内整理も兼ねておりますが、よろしければ一緒に小胸筋(しょうきょうきん)チェックをしていただければと思います。
【小胸筋って、どこにあるの?】
小胸筋(しょうきょうきん)は、ワキの近くにある胸のインナーマッスルで、下の画像の黄色い円で囲んだ辺りです。
この筋肉は肩甲骨と肋骨を繋いでいるだけでなく、私たちの呼吸がスムースに行われるよう働いてくれているといいます。
小さいけれど、あれやこれやと重要な任務を遂行中です。
場所を確認して、小胸筋(しょうきょうきん)をグリグリとまわすようにして押してみてください。
痛さや違和感を感じたり、手を離したあとにマッサージ感が残っているようであれば、小胸筋(しょうきょうきん)が固くなっています。
【小胸筋が固くなる原因は?】
例えば、重い荷物を持つことが多かったり、猫背や巻き肩といった姿勢が定着してしまっていたり、スマートフォンやパソコン画面を覗き込む時間が多いということなどが、小胸筋(しょうきょうきん)を固くしてしまう原因のようです。
【小胸筋が固くなるとどうなるの?】
冒頭でも触れたのですが、小胸筋(しょうきょうきん)は肩甲骨と肋骨を繋いでいるので、
この筋肉が猫背や巻き肩のような状態の姿勢によって固まってしまうと、肩甲骨の筋肉が自然と引っ張り上げられて吊るされたような状態になります。
そして、この状態でキープされ続けるので呼吸が浅くなり、血流も滞り、肩コリ、背中コリ、浮腫み、背中や腕周りに余計なお肉が付く、痩せにくい体質になるといったことが万年化します。
【小胸筋をほぐすには?】
色々なストレッチ方法があるようなのですが、私が教えていただいたのはイスに座ったままでもできる腕まわし。
まずは、左手を右の小胸筋(しょうきょうきん)に当てて軽く押した状態で右腕を斜め45度方向へピーンと伸ばします。
指先をひっぱられているようなイメージで伸ばすだけでもワキや小胸筋(しょうきょうきん)付近がポカポカしてくるかと。
ポカポカを感じられたら、そのままの状態をキープしたまま、背泳ぎをするときのようなイメージで腕をゆっくりと後ろに回します。
勢いよく回したり、弾みをつけて回すと筋肉が驚いてしまうので、ゆっくりと丁寧に筋肉を傷めないように10回ほど回し、逆も同じ様に回します。
この後、肩をぐーっと天井方向へと持ち上げてストンと落とすようにすると、肩の可動域が広くなっているのを感じられるかと。
動き自体は簡単ですし、誰もが一度は行ったことがある動きなのですが、
丁寧に動かしてみると、固くなっていたことに気付かれるのではないでしょうか。
小さな筋肉なのですが、日々頑張ってくれている、縁の下の力持ちパーツです。
日々を健やかに、アクティブに、そしてスタイルアップも期待して労わって下さいませ。
小胸筋(しょうきょうきん)は肩甲骨と繋がっているので、片方をほぐしただけでは心許ないため、一番良いのは、小胸筋(しょうきょうきん)と肩甲骨付近の両方の筋肉をほぐすこと。
余裕がある方は、天使の羽をほぐすストレッチとセットでいかがでしょう。
何かしらのヒントやきっかけにしていただけましたら幸いです。
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