今年の夏もスポーツドリンクのお世話になっている。
水分補給であればお水でも十分なのだけれど、この時季は知らぬ間に体に必要な塩分やミネラルまでもが汗と一緒に体の外へ出て行ってしまうため、
必要なものを手っ取り早く一度で補ってしまおうというズボラ視点からのチョイスである。
必要以上に塩分やミネラルが体内から出てしまえば、熱中症になったり、体内の水分バランスが崩れて体が浮腫んだり、これほど暑い夏だというのに体の芯が冷えたりするのだ。
食事内容を気にすることも大切だけれども、その日失ったもののある程度の量を、その日の内に補給できれば、何かと体への負担も少ないように思う。
どれくらいの塩分やミネラルが失われたのか目安になるのが自分の汗。
もし、汗で体がベタつくと感じている方や汗のニオイが気になる方は、必要以上に塩分やミネラルが汗と一緒に体の外で出てしまっている疑いがある。
汗がベタついてしまう原因には幾つかあるのだけれど、その中には、体内の塩分とミネラルが汗と一緒に体の外へ出てしまい、これらが蒸発せずに皮膚の表面に付着しているからベタつくというものや、
汗腺機能が、運動不足や長時間のエアコン利用によって正常に働かず、汗がベタつくというものがある。
中には、これくらいのベタつきであれば我慢できるから気にしない、という方もいらっしゃるかもしれないけれど、このベタ付きは少々厄介で、雑菌を繁殖させニオイの原因を生んでしまうのだ。
一般的に良い汗と言われる汗には、不要なものが含まれていないため、汗をかいたとしてもベタつかないし、気にするほどのニオイはしないと言われている。
だから、失ったものは水分と共に効率よく補って、汗腺機能がしっかりと働くように適度な運動や、湯船にしっかりと浸かる入浴法などでボディメンテナンスを。
このような仕組みを理解しておけば、あとはその時々の状況に合う対処法や自分に合う続けられる方法、覚えやすい方法を選び取るだけ。
溢れかえるほどの情報がある今のような時代は、そのような視点の切り替えスイッチを持っていれば、少しラクになるように思う。
汗のお話のおさらいはこの辺にして……。
※詳細までセルフチェックしておきたい方は、関連記事リンクの『あなたの汗が知らせてくれている体内環境の様子とは?』をどうぞ。
このような理由から、今年の夏もスポーツドリンクに頼っていたのだけれど、さすがに飽きてきたこともあり、何気に嬉しい栄養素をたっぷり含んでいる紅茶を水出しで淹れることに。
方法は簡単。
信頼できる茶葉メーカーのティーバックか茶葉を準備し、
ペットボトルか蓋が付いたウォーターサーバー、グラスなどに浸して、冷蔵庫内で、好みの濃さになるまで置くだけ。
私は濃い目に淹れたいため、1リットルの水に対してティーバッグであれば7袋、茶葉であれば大さじ3杯ほどを茶こしパックに入れている。
この時に、スライスレモン(皮ごと使う場合は無農薬のものを)や、少量のカットフルーツなどを漬け込むと、香り豊かなフルーツティーが出来上がる。
紅茶は、あの渋みによって好みが分かれるところだけれど、紅茶が苦手だという方も水出し紅茶であれば飲むことができるという方が多い。
あの渋み成分はタンニンやカフェインで、これらは熱湯で淹れると一気にお湯の中に溶け出てしまうけれど、水出しでゆっくりと淹れると溶け出しにくいそうだ。
そして、この水出し紅茶の嬉しいポイントは、ビタミンやミネラル、ポリフェノールが含まれている点。
夏の汗と共に失われる成分を補いながら、浮腫みの予防や改善、脂肪燃焼の手助けに殺菌作用まで期待できるため、
スポーツドリンクや麦茶に飽きてきたという方は、カロリーを気にせずに必要な栄養を摂取できる水出し紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
晩夏とは言え、暑さはもうしばらく続きますので、美味しく気分転換してまいりましょうね。
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