幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

春を前に、内祝いの意味とお作法をセルフチェック。

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ご祝儀袋を探しに行った。

自宅に数枚のストックがあったのだけれど、どれも贈る相手のイメージに合わないように感じたものだから、しっくりとくるものを探し求めてふらり旅、である。

今回は、カジュアルな場で渡すことになるため、基本のお作法は抑えつつ、多少の遊び心を添えることにした。

このようなときに感じる、ワクワクと胸躍る感覚は、ひと足先に幸せのお福分けをいただいているようにも思う。

今年の春は、いくつかの御祝いごとの知らせをいただいていることもあり、素敵なご祝儀袋を数枚、購入した。

以前働いていた仕事場に、外国人の方がいた。

勉強熱心で流暢な日本語を話す方だったこともあり、コミュニケーションは全て日本語だった。

あるとき、職場の方をお祝いに際して、職場メンバーを代表して贈り物とご祝儀袋を購入しに二人で出かけたことがあったのだけれど、そこで、日本の御祝いの風習について尋ねられたのだ。

それは、日本ではお祝いをする際にお金を贈る風習があるけれど、後に「内祝い」と言ってお返しをいただくことがある。

このお金が行き交う風習そのものも理解し難いのだけれど、お祝いのお返しなのに「お返しです」「あの時のお礼です」とは言わず、「内祝い」というのはどうしてだ?というものだった。

同時の私は、「そのように呼ばれるものだもの、昔から」と思ったけれど、その場で不完全な回答をし、不足しているところは改めて答えることにした。

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日本では、御祝いを贈ってくださった相手に対して、そのお礼としてお返しをするけれど、これを「内祝い」と呼んでおり、お礼をお渡しする際には、熨斗や口頭で内祝いだと伝えることがお作法とされている。

内祝いというものは、頂いた御祝いのお返しなので、頂戴したお祝いに対しての「お返しです」とうっかり言ってしまっても間違いではないように思うけれど、

この「内祝い」には、頂戴したお祝いに対しての「ありがとうございます」という感謝の気持ちの他に、「私に祝い事があったので御福分けします」という「幸せの御福分け」の意味も含まれているので、「お返し」とは言わず、記さず、「内祝い」と伝え、記すものだと言われている。

また、相手から内祝いを辞退する申し出があったとしても、何かしらを贈ることがお作法である。

とは言え、辞退の申し出を完全に無視して「内祝い」を贈ったのでは、贈る側の自己満足で、相手に余計な気を遣わせてしまうことも考えられるため、

このようなときは折を見て、「美味しそうなお菓子を見つけたから」、「帰省したときのお土産です」といった形で、感謝の気持ちとお福分けをすると良いと言われている。

他にも、相手側が忌中であったり喪中であったりする場合も「内祝い」の扱い方に躊躇してしまうけれど、贈ることそのものはタブーではないので、このようなときには「内祝い」の言葉は控えて「御礼」と伝え、記すことで双方の心配りが落ち着くべきところに落ち着くように思う。

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春は何かと御祝いごとが増える時季ですので、そのようなシチュエーションに身を置く機会がありました折には、今回の何かしらを思い出して参考にしていただけましたら幸いです。

画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/