先日、遠方に住んでいる友人と話をしていると不意に「踵を床に付けた状態でしゃがめる?」と言うのである。
しゃがめると思うと答えながら、スマホ片手にその場にしゃがみこみ、「しゃがめる、しゃがめる、しゃがめた」と早口で答え直した。
美容や健康を兼ねたセルフストレッチを行っている方は多いけれど、足首にまで意識が向いている方は意外と少ないのだとか。
私は時折お世話になっている経絡アロマセラピストの方から、耳にタコができるのではないだろうかと思うくらい、足首のストレッチも忘れずにと何度も言っていただいたおかげで、足首をクルクルと回すことが習慣化しており、友人からのお題を難なくクリアすることができたのだけれど、
足首の硬さ、柔らかさは、踵を床に付けた状態のまましゃがむことができるか否かによって判断することができるのである。
踵を床に付けた状態のまましゃがむことのできなかった方は、足首が硬くなっているサイン。
足首が硬くなった状態のまま放置すると怪我をしやすくなるだけでなく、骨盤の動きが悪くなり、血の巡りが悪くなることから体が浮腫んだり、冷えやすくなったり、代謝が落ちたりすることで、太りやすく痩せにくくなるというような不調を招きやすくなると言われている。
美容視点だけでなく、血の巡りや代謝は健やかさの土台にも繋がっているため、美容と健康の土台作りのためにも、こまめに足首ケアをしてみてはいかがでしょうか。
自分に合った足首ストレッチを加えるのが一番良いのですが、まずは床(椅子)に座って片方の足首を、もう片方の太ももの上に乗せた状態で足を掴んで足首を回す簡単ケアから。
右回しで足首をほぐしたら必ず左回しも行ってから、もう片方の足首も同じようにクルクルと。
この時、回数をこなそうとして回すよりも「片足1分間」というように、無理のない範囲内の時間の中で、ゆっくりと丁寧に、自分の体が心地良いペースで行うのが良いそうだ。
女性は浮腫みを取り除こうと、ふくらはぎを中心にマッサージすることがあるけれど、
足首をクルクルと回すと、ふくらはぎとすね部分の筋肉も同時に刺激することができるため、
一石二鳥以上を簡単に狙うことができる「足首回し」を浮腫み取りをセルフケアに加えても損はないように思う。
自宅時間が増えたことによる運動不足で足首が硬くなっている方もいらっしゃるかと思うので、この機会に、踵を床に付けた状態のまましゃがめるか否か、確認してみてはいかがでしょう。
そして、硬くなった足首をクルクル回しながら、足首も自粛疲れも一緒に柔らかくほぐしてみてくださいませ。
日々を健やかに過ごすための、何かしらのヒントやキッカケにしていただけましたら幸いです。
画像をお借りしています:https://jp.pinterest.com/