一月生まれの誕生石に続きまして、
今回は二月生まれの誕生石・アメジストについてご紹介します。
アメジスト(紫水晶)には熱を加えると黄色や緑色に変わる性質がありますが、
一般的に知られている色は、日本では最も高貴な色とされている紫色ではないでしょうか。
そして、日本だけではなく世界中で、古から多くの人々に愛されて続けている石のひとつです。
アメジストが持っている力として伝えられてきたことに、
真実の愛を守りぬく石、ストレスによって疲れた心を癒してくれる石、
気持ちを落ち着かせて、穏やかな安らぎを与えてくれる石、魔除けの石、などがあります。
このような言い伝えを見ていると、アメジストは、手にした人の日常が心穏やかでいられるよう見守ってくれる、
お守りのような存在として愛されてきているようです。
アメジストの中を覗き込むと、深くて濃い、透明度のあるワインのような色をしています。
他にも透き通るようなお水に赤ワインを垂らして、
そのワインの色が溶け広がった姿を封じこめたような、淡いラベンダー色のアメジストもあり、
良くお酒と一緒に連想されることがあるのですが、お酒にまつわるローマ神話も残っています。
ローマ神話でアメジストは美しい少女で、月の女神の女官とされています。
時を同じくして、バッカスというお酒の神様がいました。
ある時、上司に叱られ、その憂さ晴らしのお酒に酔ったバッカスは、何をどう考えたらそうなるのか、
バッケーと呼ばれる彼の信者(家来のようなもの)たちと一緒に、今から最初に出会った人を猛獣に襲わせることにしたのです。
そこを運悪く通りかかってしまったのが、アメジストという名の女性だったのです。
酔っ払いバッカスが猛獣をアメジストにけしかけたその時、
この悪だくみに気が付いた月の女神はアメジストを救うために、彼女を白い水晶に変えたのです。
その後、酔いから覚めたバッカスは、自分の罪を猛省し水晶にぶどう酒を注ぎました。
すると、白い水晶は、ぶどう酒を吸い込んで透明な紫色に変わり、
多くの人々を魅了する紫色のアメジストになったといわれています。
バッカスの猛省を見て、その場に居合わせたバッケー達も酔いからさめました。
しかし、時すでに遅し。
美しいアメジストは戻ってきません。
やんちゃだった神、バッカスとバッケー達は、この出来事をきっかけに心を入れ替えて
ぶどう酒作りを頑張るようになりました。
それからは、バッカスの行く場所はお酒と豊穣の実りがあると、
多くの人々を喜ばせるようになったのだそうです。
ちなみに、バッカスは赤い布を巻いている方。
私はスーパーで「バッカス」というチョコレートを見かける度に
この神話を思い出して神様の経緯も色々だ、と思うのです。
ローマ神話、ギリシャ神話によってお話しの内容が少し異なる部分もあります。
アメジストが石になってしまう事にはかわりないのですが、
アメジストがバッカスから愛されていた話もあります。
このような神話から、アメシストは真実の愛を守りぬく石ともいわれています。
ここへ足を運んでくださっている二月生まれのレディの皆さん、お誕生日おめでとうございます。
本当のあなたらしさを忘れずに新しい一年を過ごしてくださいね。
たくさんのキラキラしたHappy&Smileがあなたに降り注ぎますように☆彡
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