先日、寝相と体調の関係、寝相から見る深層心理についてお話させていただいたのですが、
私たちの無意識の中には自分自身ですら知らない、気づいていない自分が隠れていたりします。
その様なもの中のひとつに「筆跡」があります。
この「筆跡」も、その人の素質を表していたり、その時々の気持ちを表していたりします。
私はオン・オフを問わず書道に触れる機会があるのですが、その時々の気持ちが、それはそれは顕著に文字に現れます。
きれいに書こう、このようなイメージで書こう、そのような意識が働いている時は、いわゆる自分の普段の字が姿を現しますが、
無意識であればあるほど、ハッとさせられます。
よくテレビや雑誌で筆跡診断などという企画があります。
これは筆跡から性格や深層心理を導き出す、グラフォロジーと呼ばれる学問なのです。
欧米ではグラフォロジーの歴史は長く、講座を設けている大学もあり、
筆跡診断士として活躍されている方が多くいらっしゃいます。
この筆跡診断士になるには国家資格が必要で、この資格は弁護士や医師資格に匹敵するほどです。
皆さんは最近、ご自分で書かれた文字をじっくりと見る機会はありましたか?
今回は少しだけ、筆跡診断の世界を覗いてみませんか?
筆跡による性格診断を行うには、とても多くのチェックポイントがあります。
ですから、筆跡診断を1つ、2つ見ただけで、性格の判定を下すのは難しいく決めつけるものではありません。
今回はとても簡単なチェックポイントなので、最近の自分の傾向として見たり、
そのような自分も居るのだな、というような見方で楽しまれるといいと思います。
また、文字を書くということは深層心理に繋がっていますので、
なりたい自分の要素を自分の文字へ取り入れる事で、自分を変えていくことができる、とも言われています。
たかが文字、されど文字。
文字って、ちょっと面白いと思いませんか?
【1、診断してみましょう】
まずは、紙に「口」という文字を書いてください。
【2、ポイントごとにチェック】
筆圧、大きさ、形をチェックします。
◇筆圧
筆圧が一定して強い場合は、真面目で神経質なことが多いです。逆に筆圧が弱い場合は、社交的で、感情に流れやすい傾向があるようです。
◇大きさ
字が大きい場合は、外向的、自信家、積極的なタイプの人。小さい場合は、慎重、繊細なタイプ。
◇形
直線的で角張った字の人は、真面目で慎重な人が多く、丸みおびている場合は、感受性豊かで、ユーモアセンスが長けていることが多い。
更に詳しく見てみると、
画像左上のA型
接筆をきちんとつけ転折を四角に書くA型の人は、小学校で教わった書き方を今でも大事に守っていて崩さない人。ルールに忠実な真面目さん。
画像右上B型
接筆をつけ転折を丸く書くB型の人は、自分の考え方を守っていてやや固いけれど、
行動はけっこう大胆。すこしわがままな傾向もあり。
画像左下C型
接筆をあけ転折を四角に書くC型の人は、考え方はさばけていてこだわらないけれど、
行動はルールを大事にして羽目を外しません。
画像右下D型
接筆をあけ転折を丸く書くD型の人は、そんなにきっちりと書かなくてもよいと、
適度に省略する要領の良さがあります。つまり、変化対応力があり細かいことにこだわらない融通人間さん。
文字は、あなたの無意識を乗せて、「書く」という行動を記したもの。
上手、下手、丁寧、雑、そのような視点以外にも、無意識の自分を知ってみるという視点も持っています。
手書きをする機会も減りつつありますが、敢えてペンを握ってみるのも悪くないのかもしれません。
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