薄着の季節になるとデトックスに関する話題が増え、巷では○○クレンズといったワードの商品も多数目にするようになりますね。
多くの方が期待している効果はダイエットなのだと思うのですが、高価な商品を試したけれど、思うような効果は感じられなかったという声もよく耳にします。
今回お話しさせていただこうと思っているのは、身近な食材を使って行う「梅湯流し」と呼ばれている昔からあるデトックス法です。
腸内をお掃除することで、宿便と言われるもの一掃したり、便秘を解消したり、肌荒れやアトピーを緩和したり、疲れた胃腸を回復させたりといった嬉しい変化が起こり、結果として、ぽっこりお腹の改善やダイエットにも繋がると言われております。
本来は、2日半の断食明けの回復食として使われているものです。
私は、本来の断食は専門家の指導のもと行った方が良いと思っておりますので、正式な「断食を行う梅湯流し」をしたい、という方は、専門家のお話をきちんと聞いたうえで行って下さいませ。
今回は、初心者向けの梅湯流しの簡易バージョンをご紹介します。
まずは、トイレに何度も行くことになるかと思いますので、自宅でゆっくりと過ごすことが出来る日に行うのが良いと思います。
朝食と昼食は飲みものだけにするか軽めの食事にし、夕方頃から梅湯流しを始めるのですが、梅湯流しの際に口にする大根と梅のスープを夕方までに作っておきます。
※大根と梅のスープを飲む前は胃腸に食べ物が無い方がデトックス効果は高いと感じています。
これは、初心者向けの梅湯流しの簡易バージョンで使用する食材は大根と梅干です。
【大根と梅のスープ】
【1】きれいに洗った皮のままの大根をおでんにするようなイメージで輪切りにします。
【2】大きなお鍋に大根を入れ、お水をたっぷり2リットルと注ぎます。
【3】大根が軟らかくなるまで、しっかりと煮込みます。大根が煮込まれて大根のエキスが煮汁にしみ出したら、潰した梅干しを5個ほど入れて数分煮込みます。
大根と梅のスープが完成したら、ラーメン鉢1杯分くらいの煮汁を飲みます。
この時点でお腹がキュルキュルしてきてトイレへ行く方もいらっしゃるようですが、私の場合は、もう一杯ほど煮汁を飲みます。
二杯目は、大根と梅干も一緒に食べます。
この大根スープは、梅干しに含まれているクエン酸が洗剤のような役割をし、大根に含まれている食物繊維がスポンジのような役割をして、腸の中をお掃除しながら腸内の老廃物を外へ出してくれる仕組みのスープです。
一般的には2、3時間ほどすると排泄が始まると言われているようなのですが、私は、大根スープを飲んだ後に、お腹を手のひらでマッサージするので、感覚としてはもう少し早いと感じていますので、ここは個人差があるのだと思います。
腸内デトックスですので、しばらく、トイレに籠ることになるかとは思いますが、市販されているような下剤を飲んでいるわけではなく、お野菜の効果を上手に使ったものですので、体への不自然な負担はないかと思います。
今のところ、私自身は腹痛に苦しむようなことはありません。
簡易バージョンの梅湯流しを行った翌日は、味の濃い物や油ものは出来るだけ避けてヘルシーなメニューを意識すると、身体が随分と軽くなったように感じられるかと思います。
残った大根は、下茹でした状態ですので、サラダにしたり、生姜醤油でいただいたり、スープに入れたり、時短食材として使い切ってくださいませ。
私は、不規則な生活によってアレルギー反応が出やすくなってしまったときや、
外食や遅い時間の食事が続いてしまった時、年末年始などのカロリーオーバーが続いた後など
年に3、4回ほど、腸内デトックスとウエイトコントロールに利用しています。
様々な所で見聞きするものですし、アレンジなども沢山ありますので、
既にご存知だった方もいらっしゃるかとは思いますが、
お薬に頼らない体内メンテナンスの知識として、あなたの知識ボックスに忍ばせておき、
必要な時に引き出せるようにしておいてはいかがでしょうか。
※最後にもう一度。今回ご紹介させていただいた梅湯流しは、初心者向けのものを更に簡易バージョンとしてアレンジしているものです。本格的な断食を伴う梅湯流しは、専門家のお話を聞いた上で行うことをおすすめ致します。
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