幸せのレシピ集

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マーガリンとバターの違いをご存知?トランス脂肪酸が私たちの体に及ぼす影響とは?

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今日は疲れていたのか、なんとなくジャンキーな物を身体が欲した。

普段はあまり口にしないタイプの、チョコレートでコーティングされたクッキーへ手が伸びる。

マンダリンが香る紅茶を味わいながら食べたクッキーの箱を眺める。

原材料に記載されていたのは“ショートニング”の文字。

あぁ……やっぱり。

私の心に湧いたのは、ちょっとした“罪悪感”である。

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マーガリンとバターは似たような食材として認識されているのですが、選ぶ時に注意が必要だと言われている食材でもあります。

今回はマーガリンなどに含まれている“トランス脂肪酸”のお話しです。

ご興味ありましたら、ちらりとのぞいていってくださいませ。

マーガリンは、トランス脂肪酸という油を原料にしています。

ファットスプレッドやショートニングもマーガリン同様にトランス脂肪酸を原料にしており、パンやケーキ、揚げ物などに含まれている事が多いもの。

このトランス脂肪酸は少々厄介な成分で、私たちの体にとって食品からとる必要がないと考えられているのです。

まず、トランス脂肪酸がどのようなものなのかと言いますと、トランス脂肪酸は、水素添加によって生成されています。

自然界にはない不自然な形で作られているため、私たちの体内では分解されにくく、蓄積されやすい事が分かっています。

また、悪玉コレステロールを増やす事でも知られています。

私たちは体内で油を作る事ができません。

しかし、油は細胞膜を作る素になっているのである程度必要なものなのです。

ですから、私たちが口にした油は、自分の体の細胞膜の素として使われています。

 

トランス脂肪酸は自然界にはない不自然な油なので、これを摂取しすぎてしまうと、私たちの細胞は当然、トランス脂肪酸を細胞膜の材料として取り込みます。

その結果、弱い細胞膜が出来上がり、様々なトラブルを起こしてしまうのです。

このトラブルというのは、一般的に言われている成人病の原因であったり、免疫力の低下であったり、心臓疾患や発がんのリスクを高める事などです。

他にも私たちの体にとって良くない影響が確認されています。

マーガリンは植物性を謳っているものも多くヘルシーなイメージを抱きやすいのですが、ヘルシーではあるものの、科学的見解ではバターよりもマーガリンの方が体に悪影響を及ぼす事が証明されてもいるのです。

では、どうして日本ではトランス脂肪酸(マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング)が使われているの?と思いますよね。

これは、多くの日本人のトランス脂肪酸摂取量は、WHOが推奨する総エネルギー比1%未満を下回っているので、通常の食生活では健康への影響は小さいという食品安全委員会の見解があるからなのだとか。

安心できるとはいえ、便利になっている私たちの生活では気づかないうちに摂取量が増えている可能性もあります。

体から排出されるものであればいいのでしょうけれど、蓄積されやすい特徴がありますので、10年後、20年後の事を考えると、出来る限り摂取しない選択をするのも手、ではないかと思うのです。

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このようなお話しをしている私ですが、冒頭の通り、今日はつい、ショートニングが入ったクッキーに手が伸びました。

そして、思いっきり美味しくいただきました。

このような日もあるのですが、少し意識して食品成分に目を通すと、ここにも?これにも?と驚かされる事があります。

私自身は意識しすぎて身動きが取れなくなるのは窮屈すぎるので

全く口にしない、と決めているわけではありません。

それでも、体の反応は正直だと自分の体を通して感じてもいます。

だから不要なものだと感じたら頻繁に摂取する事は控えて、体も自分も安心して喜べるものを、楽しく選んでいくようにしています。

しっかりと知った上で、納得できるものその都度を選んで口にしていきたいものです。

健やかでいるための、何かしらのきっかけやヒントにしていただけましたら幸いです。

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