夕飯の仕込みを完ぺきに終わらせた。
その日は少しばかり時間に余裕がある気がして
夕飯の時間まで悠々自適に過ごしていた。
そして、いざ夕飯を食べようとテーブルセッティングを済ませて席に着いた。
楽しく美味しく夕飯を食べ、
しめのご飯をよそう為に席を立った瞬間、フリーズしてしまった。
ご飯を炊いた記憶がないのだ。
しまった!ご飯を炊き忘れている!
私には、まあまあの確率で起こるシチュエーション。
このような「うっかり」がよくあるのだ。
私の母は私の友人たちに、このような事をよく言っていた。
「うちの子の事、信じちゃだめよ。結構、うっかりしてるわよ」と。
娘からしてみれば、余計なお世話だ。
しかし、あながち間違いでもないから反論も出来ずにいた。
今思い返しても、少々歯痒い思い出だ。
大人になった今でも、時々、このような事をやらかしてしまう。
その日はご飯の炊き忘れ。
だけれども、このような時に焦ってもしょうがない。
「(さて、どうしよう)」
次の瞬間、私の体は半ば勝手に土鍋を手にしていた。
土鍋でご飯を炊けば早いし、何より美味しいのだ。
土鍋のふたを開けた瞬間、ふわーっと香る白米の甘い香りと
おこげの芳ばしい香りがキッチンに広がります。
杓文字を通すと、ふっくらもっちり感が杓文字から伝わってきます。
ごはん粒もつやつやと輝いています。
ひと口頬張れば、えも言われぬ満足感があなたを包みこむ事でしょう。
土鍋ご飯と聞くと大変で手間がかかりそうだ、
というイメージを抱きがちですが炊き方は簡単です。
【土鍋ご飯の炊き方】
※私が使っているお鍋は、鍋料理ようの土鍋です。
※本来はお米を洗った後20~30分ほど吸水させるのですが、
私のようにご飯の炊き忘れと言う緊急事態発生時は、
お水の量をほんの少し多めに入れて即、火にかけています。
ただ、初めて土鍋ご飯にチャレンジされる方は、
基本で炊いてみてから自分流に調整してくださいね。
クックパッドで1位になっている土鍋ご飯の炊き方はこちらから。
何度か炊くうちに、自分好みの水加減、火加減が定まると思います。
ただ一つだけ、欠点があるんです。
それは、保温機能が付いてないということ。
さっと炊いたら熱々のうちに美味しくいただいてしまいましょう。
私はご飯を炊き忘れたその日、
少し多めのご飯を炊いておこげも作って、
全てのご飯を「塩おむすび」にして美味しくいただきました。
美味しいおむすびを食べられるのなら、
ご飯の炊き忘れもたまにはいいものです。
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