私は思考が止まらなくなる癖がある。
一度思考の大海原へ船が出てしまうと、
その船が我が港に戻ってくるまでに時間がかかるのだ。
世の中には答えが出ないことだって山ほどある。
答えが出ないことだと分かっているのに、
つい、自分なりの答えを見つけたくて船を出す、少々困った癖だ。
だけれども、そんな自分の癖に不意に助けられたりすることもあって、
そんな私も私らしくて、まぁいいか。と思っている。
ただ、その日は創作作業に若干の支障をきたし始めたため
リフレッシュも兼ねて月見酒をすることにした。
小さめのワイングラスを手にベランダのガーデンチェアに腰かけた。
空を見上げると雲が次第に薄れ、
薄い雲のベール越しにまあるいオレンジ色の月が顔を出した。
「あ、虹」
夜空からの虹の贈り物も受け取って
頭の中の思考の靄も一緒に取り除かれていくような心地よい時間。
皆さんは月夜にも虹がかかることをご存知ですか?
きっと、虹だと思わずに眺めている場合もあるので、
画像でご紹介させていただきますね。
この月の周りに浮き上がっている色、
これが月にかかる虹です。
昼間に見える虹は、
日本人の見え方と、世界各国での見え方には違いがあります。
日本では、虹の色は7色というのが常識ですが、
アメリカやイギリスでは虹の色は6色といわれていて、藍色を認識しません。
ドイツではさらに橙色もなく5色となり、
ロシアでは赤、藍、紫色がなく4色なのだそうです。
もともと虹は連続して変化した色の帯ですから、
はっきりとした色の境目があるわけではありません。
これを何色ととらえるのかは、その国の文化によって違いが出てきます。
また、色の名前を知らなければ、色を識別することもできません。
日本人は、日々の生活の中で植物やお着物などの色として馴染み深い藍色を、
虹の色として認識できるのでアメリカやイギリスで6色と言われている虹を
7色と感じることができるのだそうです。
日本人の持っている色を感知するセンスです。
そして、虹は本来2つ出ているのをご存知ですか?
見えている虹の外側に、もう一つ薄い虹がかかっているのですが、
様々な条件によって見えたり、見えなかったりします。
稀に2つの虹が見えることがあるのですが、
その稀さゆえ、これはダブルレインボーと呼ばれています。
虹を目にしたときは、
宝探し感覚でもう一つの虹を探してみてはいかがでしょうか?
そして、満月の夜は月にかかる虹が見られるチャンスです。
虹にも様々な種類がありますが、
中でも二つの虹がかかるダブルレインボーは、
別名「願いの叶う虹」と呼ばれています。
虹は「思いの架け橋」「吉兆のしるし」などとも言われていますので、
虹を見たら天に願い(思い)を届けてみるのもいいかもしれません。
画像出典:https://jp.pinterest.com/
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