フラワーセラピーのタイトルの元、少しずつ簡単にではありますが、
それぞれのお花が持っている効果などを色々なお話も交えつつご紹介させていただいています。
度々足を運んでくださっている方々は、
フラワーセラピー目線、カラーセラピー目線、陰陽道目線、花言葉目線、
お花が持っている歴史や伝説なども交えつつ、
自由な組み合わせでお花を楽しめるようになられているのではないでしょうか。
もちろん、一番大切なことはお花を自分の感性で自由に感じること。
そこに、ちょっとしたスパイスを投入して
より自分らしく日常を幅広く楽しんでいただくキッカケになればと思っております。
さて、今回のお花は、「ダリア」です。
青い空と夏の空気が似合う情熱的なお花ですが、
花言葉は良い意味合いのものと悪い意味合いにもとれるもの、
相反する花言葉を持っている不思議なお花でもあります。
どうして、このような事になっているのか、
中世ヨーロッパのエピソードも覗き見されてみませんか?
今回はフラワーセラピーとしての効果、効能の他に、
ダリアが持つエピソードも一緒にご紹介いたします。
お好きなお飲み物を片手に、のんびりとダリアが持つエピソードをお楽しみ下さいませ。
【ダリアの花言葉に相反するものがあるのはどうして?】
ダリアの花言葉には、「感謝」「華麗」「優雅」「威厳」「栄華」「豊かな愛情」といった
良い意味合いのものと、
「裏切り」「移り気」「不安定」といった
悪いことを連想させるような意味合いのものが存在しています。
これはダリアが中世のフランス革命の時期に上流階級層の間で流行した花であることから
「華麗・優雅・栄華」といった花言葉がついたという説があります。
一方で、この時期の中世ヨーロッパはフランス革命の後で情勢が不安定だったこともあり
同時に「不安定」という花言葉も生まれたようです。
この時期の有名な人物と言えば皇帝ナポレオンなのですが、
彼の奥様、ジョセフィーヌは上流階級層で誰よりもダリアの花を愛していたのだそう。
そのことが分かるこのようなエピソードが残っています。
皇帝ナポレオンの奥様、ジョセフィーヌは、
当時まだ珍しいお花だったダリアを大切に育て
美しい花を咲かせていました。
そのことを貴婦人方に披露したいがために頻繁にパーティーを開いていたのだそう。
もちろん、珍しくて素敵なダリアですもの。
貴婦人方も欲しくなりジョセフィーヌに譲って欲しいとお願いするのです。
しかし、ジョセフィーヌは誰にも譲らず独り占めをして楽しんでおりました。
案の定、貴婦人方は面白くないため
ジョセフィーヌ宅の庭師を丸め込みダリアの球根を盗ませたのだとか。
昼ドラのような世界は中世にも存在していたようです。
球根を手に入れた貴婦人方は各々の自宅できれいなダリアの花を咲かせはじめます。
そのことを知ったジョセフィーヌは庭師を解雇し、
庭師に手をまわした貴族を追放しました。
そして、あれほどダリアを愛し大切にしていたジョセフィーヌですが、
至る所でダリアを目にするようになるとダリアへの興味を示さなくなったのだそうです。
このようなエピソードから「裏切り」「移り気」といった花言葉が生まれたようです。
時々、ダリアのように真逆の意味の花言葉を持つお花がありますよね。
それは、あなたの知らない世界への扉がそこに在る、という印なのかもしれません。
【ダリアが持つセラピー効果は?】
フラワーセラピーというのは、お花を愛でたり飾って楽しむことで
お花が私たちの心身に与える好影響のことで日本語では花療法とも呼ばれています。
そして、ダリアには血流を良くして疲れをとる効果があると言われています。
疲れが溜まりやすいこの時期のお助けフラワーでもありますね。
ダリアには様々な色がありますので、
その日の気分でカラーセラピー効果や陰陽道もトッピングしやすいお花です。
例えば、血圧が低い時や気分が落ち込んでいる時、不安を感じている時などは
陰陽道の視点から陽を意味する暖色系のダリアを選ばれると
気分を和らげてくれると言われています。
様々な視点からお花と触れ合ってみてくださいませ。
今日もあなたに何かささやかなイイことがありますように☆彡
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