洗い物を済ませたら化粧水を手に染み込ませてからハンドクリームを塗るのが私の癖。
いきなりハンドクリームを塗ってしまっては水分不足のような気がして、
お顔と同じように水分を補給してから蓋をする。
その日もキッチンでそのような事をしながら、
そろそろまな板を新調したいな、と思っておりました。
皆さんは、どのようなまな板を使われていますか?
プラスティック製のまな板、木製のまな板、ゴム製のまな板などありますが、
プラスティック製や木製が主流でしょうか。
毎日、私たちが口にする食材を扱うまな板です。
梅雨の時期だけではなく暑いこの時期の菌の繁殖にも気を使っている方、
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、どこのご家庭にも1枚はある「まな板」の使い方や、お手入れなどを
この機会に、私と一緒にチェックしてみませんか?
よく、まな板はお野菜などの熱を加えずに食べる食材用と
お肉やお魚など加熱が必要な食材用の2枚を用意した方が良いなどと言いますよね。
欲を言えば食材のカテゴリーごとに4、5枚とも。
ですが、一般家庭でまな板ばかり何枚も用意するのは色々と億劫だと思いませんか?
ですから、使い方やお手入れのポイントをしっかり押さえて、
少ない枚数でも安心して使えるようにしてしまいましょう。
【まずは、一番気になる洗い方チェック!】
とにかくこまめに、洗剤とお水を使ってしっかりと洗いましょう。
この時に、汚れをしっかり落としたくてお湯を使うことがある方は要注意です。
お肉やお魚など、たんぱく質を豊富に含む食材を切った後に
お湯をかけてしまうと、たんぱく質が固まって汚れが落ちなくなってしまうのです。
例えば、沸騰したお湯の中にお肉やお魚をトポンと投入すると
身がきゅーっと引き締まって固くなってしまいますよね。
それと同じ状態がまな板の表面で起こっているとイメージしてみてくださいね。
ですから、プラスティック製のまな板も、木製のまな板も、
洗剤をしっかりと泡立ててお水もたっぷり使って洗います。
その後は泡と汚れを、再びたっぷりのお水で洗い流しましょうね。
木製まな板の一部が黒ずんできた場合、
その部分の洗剤が落ちていなかったというサインですよ。
お顔と同じように洗剤はしっかりと洗い流しましょう。
洗い流した後は風通しの良いところで、
しっかりと自然乾燥させてから所定の位置へ収納しましょう。
乾ききっていないまま収納してしまうと菌を増殖させてしまいますので、
木製のまな板は表面が乾いても注意してくださいませ。
【消毒の確認もしておきましょう】
除菌や殺菌もできる食器用洗剤を使って洗いながら除菌や殺菌をしたり、
プラスティック製のまな板であれば、塩素系漂白剤を利用方法がありますよね。
木製のまな板の場合や、塩素系漂白剤を使用したくない方は、
熱湯をかけて消毒する他に、
粗塩を表面に振りかけてタワシでゴシゴシ水洗いする方法もあります。
これをしますと、包丁による切り傷の中の消毒もできます。
このように、使用後のお手入れをしっかりとすることで、
まな板を安心して使うことができるのですが、
使う際のポイントも押さえておきましょう。
【使う時のポイントもチェック!】
きっと皆さん既に習慣化していて
無意識のうちに行っていることだと思うのですが、
乾燥したまな板の上にドンッと食材を置くのはダメですよ。
これは、プラスティック製のまな板も木製のまな板も同じで、
表面を水で濡らして軽く水気をふき取ってから使います。
どうして濡らしてから使うのか、再確認しておきましょう。
プラスティック製のまな板は抗菌コートが施されているものが多いかと思うのですが、
水に濡らすことで抗菌効果を発揮します。
使用前には軽く水で濡らして表面の水分を拭ってから使うことで、
匂い移りも抑えます。
そして、木製のまな板は濡らすことで木の表面に薄い水の膜が張られます。
この膜が食材そのものの水分を吸い込みにくくさせますし、
食材の匂いも水分同様、木に染み込みにくくなりますので、
プラスティック製と同じように使用前には軽く水で濡らし、
表面の水分を拭ってから使いましょう。
習慣化していることは、どうしてそのような事をしているのか
いつの間にか記憶が曖昧になってしまうことってありませんか?
時々、こうして確認してみると気持ちが入り直すこともあるのではないでしょうか。
今宵は、ネット越しではありますが、
皆でまな板をいつもよりも少し丁寧にゴシゴシ洗ってみませんか?