消毒液を使う度に、手肌がピーンと張っていくような感覚に慣れつつあることに気が付いた。
この話題には触れたばかりだけれど、先日は、水分を補給してから手持ちのハンドクリームを使うという「工程」に着目したもの。
今回は、その工程に「油分補給」という視点もプラスしてみてみては?というお話を少し。
ハンドクリームとひと口に言っても、サッパリしたものからオイリーなものまであるけれど、ジェルタイプのさっぱりしたものを好んでいた方の中には、そろそろハンドクリームを使っても乾燥が全く和らがないと感じている方もいらっしゃるのではないだろうか。
私もどちらかと言えば、軽い着け心地のクリームやジェルタイプのような水分補給寄りのものが好みなのだけれど、今使用しているものが使い終わったら油分補給タイプにシフトしようと思っているところである。
と言いうのも、手洗いや消毒液などを続けることで手肌が乾燥して荒れる仕組みには、手肌に必要な菌まで死滅させてしまうことで手肌のバリア機能が低下し、肌が荒れるというものの他に、手洗いや消毒をする度に手肌の油分が取り除かれて乾燥し、肌が荒れるというものがある。
消毒する回数を減らしたり、消毒液の濃度を下げることで和らぐこともあるけれど、今の世の中の状況を思えば、それはナンセンス。
それならば、必要以上に取り除いてしまった油分はハンドクリームで補って肌のバランスを取れば良いように思う。
ハンドクリームを選ぶ際のポイントは、シアバターやオリーブオイルなどの、肌に油分を補うことができるオイルが配合されているものから選ぶこと。
このような油分を使っているハンドクリームは、油分の配合率が高くなると価格も上がる傾向にあるので、お肌の状態や好みなどを考慮して、油分の配合率を段階的に上げていくような選び方をするのも手である。
そうそう、油分と聞いてワセリンなどを思い浮かべる方もいらっしゃるかと。
私も過去に、肌の油分は、リーズナブルで入手しやすいワセリンで補えばいいのでは?と、当時お世話になっていた皮膚科医に尋ねたことがある。
しかし、返ってきた答えは、ワセリンは、シアバターやオリーブオイルのように油分が肌の奥に浸透していくようなタイプではなく、肌の表面に膜を張って刺激から肌を守り、現状を維持してくれるようなことを得意としているタイプだというものだった。
だから、肌そのものの機能を健やかに整えることを目的とするならば、シアバターやオリーブオイルなどの油分が配合されているものを是非。
先日、ビルの入り口に置いてある消毒液を使ってすぐにハンドクリームを手に塗っていた方がいらっしゃったのだけれど、
消毒液が残った状態(手が濡れている状態)でハンドクリームを使ってしまうと、消毒が中途半端になってしまうことがあると言われておりますので、消毒液が乾いてからハンドクリームを塗るということもお忘れなく。
久しぶりに連絡を取り合った友人が、ジェルタイプのハンドクリームの効きが悪くなったように感じるとメッセージ越しにこぼしたこともあり、今回は、このような話題をシェアさせていただきました。
手肌の荒れや乾燥を防ぐことよりも、ウイルス対策の方が重要だと思いますので、まずはしっかりと手洗い、うがい、消毒を。
その後は、自分の気分を上げるためにも、気持ちにゆとりを持つためにも、お気に入りのハンドクリームでリフレッシュしてみてはいかがでしょう。
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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